桃太郎神社、五色園と並んで浅野祥雲師の作品が鑑賞出来る三大スポットである関ヶ原ウォーランド。 浅野ファンにしてみればこの三ヶ所はいわば三大聖地であり、高野山や伊勢神宮に参るが如く、イスラム教徒がメッカに巡礼するが如く、キリスト教徒がエルサレムに行くが如き必見の地なのである。 まだ訪れていない方はこの地において是非その希代のコンクリ作家の作風を目に焼き付けていただきたい。 コンクリ像にペンキが塗ってあれば浅野作品だ!とか安易に決め付けちゃダメですよ。 浅野師の作品の多くが仏像であると思われるが、ここに置かれているのは勿論戦国武将である。 約一万坪の敷地に実物大の戦国武将のコンクリ像二百数十体が関ヶ原の戦いを再現する、というおよそ人類が遭遇したことのない革命的な展示形態のテーマパークだ。 オープンは昭和39年。もちろんテーマパークなどという言葉も概念もない時代の話である。 正直言