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ブックマーク / blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance (23)

  • オススメ本:『南シナ海 中国海洋覇権の野望』 : 海国防衛ジャーナル

    日は、ロバート・カプランの『南シナ海 中国海洋覇権の野望』をご紹介します。表題通り、尖閣諸島がある東シナ海とならび、いやそれ以上に熱い舞台となっている南シナ海がテーマになっています。 南シナ海は、中国、フィリピン、ベトナム、台湾、マレーシア、ブルネイが領有権を主張し合う複雑な海です。スプラトリー (南沙) 諸島とパラセル (西沙) 諸島といった小島や環礁をめぐって、各国の主張は入り乱れています。 (南シナ海で各国が領有を主張する範囲) とりわけ、ベトナムとフィリピンが中国と激しくぶつかりあっており、すでに死傷者が出る事態にまでエスカレートしています。 書は、“カプランらしい”アプローチで、南シナ海問題を分析したものです。“らしい”というのは、彼のよく用いる、世界観を形づくる歴史や地理を背景に、各国の軍事力・経済力を織り交ぜながら現状を分析し、将来を展望していく手法です。結果として、読み

    オススメ本:『南シナ海 中国海洋覇権の野望』 : 海国防衛ジャーナル
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    tatsuh 2014/10/31
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  • オススメ本:『大国政治の悲劇 改訂版』 : 海国防衛ジャーナル

    ジョン・J・ミアシャイマーの『大国政治の悲劇 改訂版』が出版されました。2001年に発表された原著は大変話題になり、2007年に邦訳版『大国政治の悲劇 米中は必ず衝突する!』が出た時もその刺激的な内容で議論を呼びました。 オフェンシブ・リアリズム(攻撃的現実主義)の観点から国際政治を分析した内容は、善悪などの道徳観を排除した冷徹なもので、国際政治の現実をありありと描き出したものです。分厚いではありますが、注釈なども含めてリアリズムを学ぶ上で教科書的な良著です。その一部は、当ブログでも紹介させていただきました。 【過去記事】 オフェンシブ・リアリズムから見る戦略論 今回の2014年改訂版は、中国の台頭を受けて加筆されたものです。実際、中国は2009~2010年に大規模な建艦期を迎え、その後の軍事力、とりわけ海軍力の発展は目覚ましいものがあります。この現状と未来をミアシャイマーはどう見ている

    オススメ本:『大国政治の悲劇 改訂版』 : 海国防衛ジャーナル
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    tatsuh 2014/10/27
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  • 北朝鮮が弾道ミサイル発射可能な潜水艦を開発?との報道 : 海国防衛ジャーナル

    北朝鮮が弾道ミサイル発射のための潜水艦開発をしている、との報道がありました。 弾道ミサイル潜水艦建造か=北朝鮮−米サイト報道(2014/8/27 時事通信) 【ワシントン時事】米保守系ニュースサイト「ワシントン・フリー・ビーコン」は26日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射可能な潜水艦を建造していると米情報当局がみていると報じた。最近になってミサイル発射管を備えた北朝鮮の潜水艦の存在が認められたという。 例の『ワシントン・フリー・ビーコン』です。 元記事はこちら。 North Korea Building Missile Submarine(2014/8/26 ワシントン・フリー・ビーコン) 北朝鮮の弾道ミサイル「ムスダン」はもともと旧ソ連の潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)「R-27(SS-N-6)」をベースに陸上発射型にしたものです。最低限の技術は旧ソ連や中国から獲得している、と言えるかもし

    北朝鮮が弾道ミサイル発射可能な潜水艦を開発?との報道 : 海国防衛ジャーナル
    tatsuh
    tatsuh 2014/08/27
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  • CPGS構想:先進型極超音速兵器(AHW)の2度目の実験は失敗 : 海国防衛ジャーナル

    CPGS(Conventional Prompt Global Strike:通常兵器型即時全地球攻撃)構想というものがあります。CPGSのコンセプトは「地球上のあらゆる場所へ1〜2時間以内に通常戦力による攻撃を行う」というもので、核抑止力の「一部」の代替もしくは通常戦力と核戦力の「隙間」を埋めるものとして期待されています。 CPGSの研究・開発は様々な組織によって数種類のものが存在しました。代表的なものとして、空軍と米国防高等研究計画局(DARPA)が進めている極超音速技術実証機「Falcon HTV-2(Hypersonic Technology Vehicle-2)」やX-51A計画がありましたが、いずれも現在のところひとまず終了してます。 開発継続中のものは、陸軍の「先進型極超音速兵器(Advanced Hypersonic Weapon:AHW)」です。AHWは空軍のCPGS計画

    CPGS構想:先進型極超音速兵器(AHW)の2度目の実験は失敗 : 海国防衛ジャーナル
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    tatsuh 2014/08/26
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  • 問題は何か:中国軍機と米軍機が異常接近 : 海国防衛ジャーナル

    中国海軍のJ-11BHが米海軍のP-8Aポセイドン哨戒機に異常接近をしかけました。 DoD Registers Concern to China for Dangerous Intercept(2014/8/23 国防総省) Here's the China jet buzzing the US. Photo obtained by CNN pic.twitter.com/HzGYAzpLQ8 — Adam Levine (@cnnadam) 2014, 8月 22 (米海軍ジョン・カービィ報道官の会見) 中国機の異常な振る舞い 国防総省の発表によると、8月19日に海南島東方約217kmの国際空域上において、中国海軍のJ-11BH戦闘機が定期飛行中の米海軍P-8A哨戒機に計3回にわたり異常接近したとのことです。 1度目:P-8の下方約15〜30mを通過。2度目:P-8の機首に90度の角度で

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    tatsuh 2014/08/24
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  • 米本土ミサイル防衛:GBIの米東部配備へ環境アセス開始 : 海国防衛ジャーナル

    メモ代わりの更新。 北朝鮮やイランのICBMから米土を守るのはGMD(Ground-based Missile Defense)です。GMDで使用される迎撃ミサイルは、GBI(Ground Based Interceptor)と言い、現在フォートグリーリー基地(アラスカ)に26基とバンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア)へ4基配備されています。2013年3月には、アラスカのGBIを14発増やして計44発にすることが発表されました(過去記事)。 GBIに関しては、東海岸にも発射基地を設置すべきという動きがあります。2013会計年度の国防権限法案の審議において、米下院はGBI発射サイト候補地の調査費1億ドルを承認しました。しかし、軍はその必要性を認めず、当時のデンプシー統合参謀部議長、オライリー・ミサイル防衛局(MDA)長官、ジャコビー北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)司令官らがそろって

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    tatsuh 2014/08/16
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  • 中国の核戦力増強の話は多弾頭(MIRV)化のことだったようです : 海国防衛ジャーナル

    メモ代わりの更新。 先週、中国が核戦力を増強か?という報道がありました。 中国人民解放軍「核弾頭を増加」 文書明記、ミサイル部隊 (2014/8/3 共同通信中国人民解放軍が公式文書で、核戦略の要となる戦略ミサイル部隊の「核弾頭を適切に増加していく」と明記していることが分かった。中国軍筋が3日、明らかにした。中国軍は世界的な核軍縮の流れに逆行して核兵器を増強していると推測されていたが、軍の文書でもこれが裏付けられた。 これはどうやら弾道ミサイルの多弾頭化(MIRV)の話だったようです。中国のMIRVといえば、つい先日DF-41の環境評価に関する文書が環球時報に掲載され、すぐに削除されるという騒ぎがあったばかりです(ワシントン・フリー・ビーコン)。 ワシントン・タイムズ(記者は例のフリー・ビーコンのガーツ氏です)によると、具体的な場所は特定されてないものの、中国東部において7月23日のミ

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    tatsuh 2014/08/11
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  • 中国国防大学の提言:Y-20輸送機を400機そろえろ+民間資産を活用せよ : 海国防衛ジャーナル

    メモ代わりの更新。 中国国防大学が、『中国军民融合发展报告2014』という報告書を発行しました。 国防大学发布《中国军民融合发展报告2014》(2014/7/25 人民日報) そのタイトル通り、軍民統合の理論と実践について取りまとめられています。国防大学の考え方が人民解放軍の偉い人たちにどこまで反映されるかは不明ですが、こうした報告書が公開されることは少なく、重要な参考資料となることは間違いありません。 注目されているのは、「中国はY-20輸送機を最大400機まで調達すべきである」との提言です。報告書では、中・大型輸送機を米国は700機、ロシアは800機、インドは200機保有していることにも触れるなどした上で、4つの提言をしています。 デュアルユース技術に対する投資増。特に輸送・早期警戒/管制・空中給油といった軍事作戦に利用可能な商業用輸送機。民間の輸送アセット(特に海洋アセット)の有効活

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    tatsuh 2014/08/05
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  • 「キノコ雲=核爆発ではない」というおはなし : 海国防衛ジャーナル

    キノコ雲を見て、「あ、原爆だ」と連想する人は多いと思います。核爆発でキノコ雲ができるのは周知のとおりですから、その連想自体に問題はありません。 しかし、キノコ雲ならば核爆発である、と言ってしまうと間違いです。なぜなら、キノコ雲は核爆発がなくても発生するからです。もしも、キノコ雲のあるところ必ず核爆発あり、と勘違いしていたら、シリアやウクライナやガザで立ちのぼるキノコ雲を見て日常的に核兵器が使われているというとんでもない認識にいたるかもしれませんし、デマを信じ込んだり拡散してしまう危険性さえあります。 私の身の回りにも誤解している人が何人かいました。誤解というよりも、キノコ雲→核爆発というイメージはやっぱりありますよね。戦争や武器なんかに関心のない人にとって、キノコ雲→核爆発というイメージを持ち、そこで止まっているのは自然なことです。「キノコ雲=核爆発ではない」ことを理科的に理解できる人は多

    「キノコ雲=核爆発ではない」というおはなし : 海国防衛ジャーナル
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    tatsuh 2014/08/02
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  • 迎撃率90%を誇る「アイアンドーム」は否定論も迎撃済み : 海国防衛ジャーナル

    (アイアンドームの概念イメージ) 現在、イスラエル軍がガザ地区へ軍事作戦を展開中です。ガザ地区からはロケット弾攻撃がやまず、23日だけで98発のロケット弾攻撃がありました。イスラム主義組織ハマスはこの1カ月ほどですでに1,000発を超えるロケット弾をイスラエルに向けて撃っています。 しかし、現時点でハマスのロケット攻撃によるイスラエル側の民間人の死者は1名のみです。1,000発ものロケット弾を撃たれながら、なぜこれほど犠牲が少ないのでしょうか。その立役者が、ロケット弾や迫撃砲弾を迎撃するシステムである「アイアンドーム」です。 高い迎撃率 2006年、レバノンからヒズボラが4,000〜4,500発のロケット弾を発射し、イスラエルの民間人43名が死亡、75名が重傷を負いました。これを契機にアイアンドームの開発が進められ、2011年から配備が始まりました。 アイアンドームは、ロケット弾が発射され

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    tatsuh 2014/07/25
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  • 中国がミッドコースでの弾道ミサイル迎撃実験に成功か : 海国防衛ジャーナル

    23日、中国が弾道ミサイル迎撃実験をしたとの発表がありました。 中国在境内成功进行陆基反导技术试验(中国国防部) 记者从国防部新闻事务局获悉,2014年7月23日,中国在境内进行了一次陆基反导技术试验,试验达到了预期目的。 中国のミサイル防衛実験は、2010年1月と2013年1月に次いで、これで3回目となります(過去記事参照)。 今回の国防部発表は「中国領内で陸上配備型の弾道ミサイル迎撃技術実験を行い、所期の目的を達成した」というとても簡素な発表でした。 一部の中国メディアによると、迎撃実験はミッドコースでの迎撃だったと見られているようです。 国防部:中国在境内成功进行陆基反导技术试验(環球網) 「中国再次在境内进行陆基中段反导拦截技术试验」ということが事実なら、昨年1月の実験と同じようなものだったのかもしれません。環球網の記事内でも「目前,与中国中段反导试验处在同一技术水平线上的相应陆基

    中国がミッドコースでの弾道ミサイル迎撃実験に成功か : 海国防衛ジャーナル
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    tatsuh 2014/07/25
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  • リムパックに“招かれざる客” : 海国防衛ジャーナル

    現在、ハワイの沖合では多国間海上軍事演習「環太平洋合同演習(リムパック)」が実施されています。海上自衛隊からも「きりしま」、「いせ」、P-3Cなどが参加しています。 2年に1度開催される演習ですが、今回、中国が初めて参加することで注目を集めています。招待された中国海軍艦船は、以下の4隻。 052C型/旅洋II型駆逐艦「海口」054A型/江凱II型フリゲート「岳陽」903型/福池型補給艦「千鳥湖」病院船・920型岱山島級「和平方舟」 公式に招待されたのはこの4隻ですが、中国はもう1隻こっそりと(?)派遣していたようです。 China Sends Uninvited Spy Ship to RIMPAC(米海軍研究所(USNI)ニュース) その艦とは、815型/東調(Dongdiao)級情報収集艦「北極星」(艦名は未確定のようです)。周辺の艦船や航空機の電子情報を収集する能力を持っています。

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    tatsuh 2014/07/20
  • 『ドラえもん』で学ぶ安全保障学 : 海国防衛ジャーナル

    『ドラえもん』は、安全保障問題を考える入り口としてなかなか優れた題材です。当ブログでも何度か『ドラえもん』の登場人物を国家に見立てて専門用語を説明させていただきました。 ドラえもんがいない世界でのび太は誰と組むべきかのび太は「勢力」ではなく「脅威」を均衡する ドラえもんとの同盟はのび太の成長にマイナス? さて、札幌琴似工業高の川原茂雄教諭が伊藤絢子弁護士を招いて集団的自衛権を学ぶ授業を行い、その中で『ドラえもん』をメタファーにしたことが話題になっています。 「のび太が武装しても自分を守れるかな」(2014/7/19 朝日新聞) 川原さんと伊藤さんは、「ドラえもん」を例に話を進めた。米国は「ジャイアン」、日は「のび太」。安倍晋三首相は集団的自衛権の行使容認で「日戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなっていく」と胸を張ったが、「のび太が武装して僕は強いといっても、当に自分を守れるかな」と川

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    tatsuh 2014/07/20
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  • 北朝鮮から“米国”へ向かう弾道ミサイルは日本上空を通過します : 海国防衛ジャーナル

    以前、「北朝鮮中国→米土の弾道ミサイルは日上空を通過しません」(2012/4/7)という記事を書きました。主旨は、表題通りです。記事中でも繰り返し「北朝鮮から米“土”へ向かう弾道ミサイルは日上空を通過しない」と説明したつもりです。 しかし、昨今の集団的自衛権の議論の中で、「北朝鮮から“米国”へ向かう弾道ミサイルは日上空を通過しない。安倍政権は無駄なことをしている」という論があり、その証拠として拙ブログの解説図が用いられているケースがあるとのご指摘を頂きました。 「北朝鮮中国→米土の弾道ミサイルは日上空を通過しません」の記事中でも触れてある通り、北朝鮮から“米国”へ向かう弾道ミサイルは日上空を通過します。米“土”へ向かうものは通過しませんが、ハワイやグアムも米国です。北朝鮮がハワイやグアムを狙う場合、日の上空を通過することは該当記事でも触れたのですが、こうした説明がき

    北朝鮮から“米国”へ向かう弾道ミサイルは日本上空を通過します : 海国防衛ジャーナル
  • 細かすぎて伝わらない?集団安全保障と集団防衛と集団的自衛権 : 海国防衛ジャーナル

    今話題の集団安全保障と集団防衛と集団的自衛権をそれぞれ短く説明してみます。この3つの用語は細かすぎてなかなか違いが分かりにくいものですが、入門編的にできるだけ平たく書いてみます。ちなみに、日における内閣法制局の解釈や国内議論については稿ではとりあげません。 はじめに、集団安全保障と集団防衛/集団的自衛権のざっくりとしたイメージを視覚化してみました。 <集団安全保障イメージ> <集団防衛/集団的自衛権イメージ> このイメージをもとに、細かすぎない程度に見ていきたいと思います。 集団安全保障とは、グループ内の不特定の構成国に向けられた内向きの協力体制のことです。グループを形成する際に敵を想定するものではありません。そして、グループとは具体的には国際連合のことを指します。 では、国際連合では集団安全保障をどのように位置づけているのでしょうか? まず、武力行使の濫用(らんよう)は国連憲章でも厳

    細かすぎて伝わらない?集団安全保障と集団防衛と集団的自衛権 : 海国防衛ジャーナル
  • 米海軍史上最長距離での艦対空迎撃実験が成功 : 海国防衛ジャーナル

    【参考記事】NIFC-CA (ニフカ):超音速巡航ミサイルを超水平線で迎撃する構想 SM-6を発射するイージス駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」(米海軍より) USS John Paul Jones Makes History with Live Fire Missile Tests(米海軍) 6月18〜20日、イージス戦闘システム・ベースライン9Cの戦闘システム船艇評価実験(CSSQT:Combat Systems Ship's Qualification Trials)と海軍統合火器管制対空(NIFC-CA:Naval Integrated Fire Control Counter Air)能力実験が南カリフォルニア沖で実施されました。 19日の実験では、統合防空ミサイル防衛(IAMD)艦の「ジョン・ポール・ジョーンズ(DDG53)」が、6発の標的に対してSM-6×4とSM-2×1を

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  • 米本土ミサイル防衛:GMDによる迎撃実験「FTG-06b」が成功 : 海国防衛ジャーナル

    (ミサイル防衛局より) 米土をICBMから防衛するシステムは、GMD(Ground-based Midcourse Defense:地上配備型ミッドコース防衛)です。GMDで使用される迎撃ミサイルは、GBI(Ground Based Interceptor)と言い、現在フォートグリーリー基地(アラスカ)に26基とバンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア)へ4基配備されています。 北朝鮮の弾道ミサイルの長射程化を受け、さらに14発のGBIを2017年までにフォートグリーリーへ追加配備することが2013年3月に決定しました。 GBIには、「CE-I」と「CE-II」の2種類の大気圏外迎撃体(EKV)があります。「CE-I」は2005〜2010年に5回の実験を行っており、そのうち3回が迎撃実験でした。3回の迎撃実験はいずれも成功とされています。その後、「CE-I」は十分な持続可能性を持たないと評

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  • 専守防衛:現代の籠城戦略が成り立つヒミツ : 海国防衛ジャーナル

    今日は「籠城(ろうじょう)」を題材に話をしてみたいと思います。 現在放送中の大河ドラマ『軍師官兵衛』では、上月城、有岡城、三木城、さらには備中高松城などを舞台に数々の籠城戦が展開します。戦国時代だけでなく、建武の新政の頃には楠木正成の名を知らしめた千早城の戦いがあり、西南戦争では熊城に籠った新政府の鎮台が鹿児島士族と戦いました。時代を経ても籠城戦のケースは無くなるどころか、あさま山荘事件で脚光を浴びたり、いまだに強盗が銀行に立て籠もって新聞に籠城の文字が踊ったりしますね。古今東西を問わず、籠城という手法自体は珍しいものではないんです。 籠城して勝てるのか? 戦争であれ外交であれ、戦いの究極目的は「こちらの意志を敵に強要する」ことです*1。敵兵を殺したり、敵部隊を全滅させたりするのは、あくまでも勝利を得るための手段でしかありません。敵兵を1人も傷つけることなく勝つこともあれば、戦場の敵を全

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    tatsuh 2014/06/16
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  • 中国の主要な巡航ミサイル戦力 : 海国防衛ジャーナル

    先日、『National Interest』に掲載された中国の巡航ミサイル記事を紹介したのですが、これは次の著書の概要(executive summary)でした。 Dennis M. Gormley, Andrew S. Erickson, and Jingdong Yuan, [PDF] A Low-Visibility Force Multiplier: Assessing China’s Cruise Missile Ambitions (Washington, D.C.: National Defense University Press, 2014). すでに概要は過去記事に取り上げた通りなので、稿はもう少し細かい巡航ミサイルの性能について。 巡航ミサイルに限らず、中国の軍事情報は諸説入り乱れることが多いので、整理が大変です。後日の整理に役立つように、自分用のメモを兼ねて更新

    中国の主要な巡航ミサイル戦力 : 海国防衛ジャーナル
    tatsuh
    tatsuh 2014/05/17
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  • 専門家による中国の巡航ミサイル分析 : 海国防衛ジャーナル

    中国のミサイル」と聞くと、弾道ミサイルが取り上げられることが多いのですが、陸海空の諸相において巡航ミサイルの質も量も増強されています。『National Interest』に入門編的な記事が寄せられていたのでご紹介。 以下、要約です。これも自分のメモ用に。 China’s Cruise Missiles: Flying Fast Under the Public’s Radar(2014/5/12 National Interest) By Dennis Gormley, Andrew S. Erickson, Jingdong Yuan 中国の巡航ミサイル戦力の数と能力は、地域の安全保障と抑止に大きな影響を与えている。台湾有事はもちろん、各所で係争中の海洋領有権問題においても巡航ミサイルはインパクトがある。にもかかわらず、米軍を含めて巡航ミサイル脅威への対応は驚くほど疎かにされている。

    専門家による中国の巡航ミサイル分析 : 海国防衛ジャーナル
    tatsuh
    tatsuh 2014/05/14
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