マット安川 ゲストに評論家・石平さんを迎え、勃発から25周年を迎えた天安門事件の回顧や、最新の中国情勢や日本外交への提言まで、詳しくお聞きしました。 石 平(せき・へい)氏 評論家。中国四川省生まれ、北京大学哲学科卒。1988年に来日し、神戸大学大学院終了後、民間研究機関に勤務。『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)刊行以来、日中問題・中国問題を中心に評論活動を続けている。2007年末、日本国籍に帰化。(撮影:前田せいめい、以下同) 石平 この数年の流れとして、国内の反日勢力が徐々に弱体化していると思います。日本国民がいろいろな問題意識に目覚めたということでしょう。昔のような、国防を語ればすなわち右翼というような雰囲気がなくなってきました。 安倍(晋三)政権ができてから、例えば特定秘密保護法案が出てきて、多くのマスコミがそれを批判しましたが法案は成立しました。それによって安倍政権
野村不動産、三井不動産レジデンシャルの「ザ・レジデンス三田」です。もう全戸完売しています。 桜田通り側からの眺めです。 敷地は三田国際ビルディングと三田高校の南側です。最寄駅は都営大江戸線赤羽橋駅です。 赤羽小学校前からの眺めです。 鉄筋が見えています。PCではなくて場所打ち? 西側の道路からの眺めです。 今年11月の完成予定まであと5ヵ月で完成しますか? <過去記事> ザ・レジデンス三田2014年1月の工事状況 (2014/02/04) ザ・レジデンス三田 (シャトー三田マンション建替事業) (2013/08/12) シャトー三田マンション建替事業 <参考> 名称 ザ・レジデンス三田 (シャトー三田マンション建替事業) 所在地 港区三田2丁目34番2他(地番) 建物概要 敷地面積: 3,717.26㎡ 主要用途: 共同住宅(総戸数約252戸、内分譲戸数175戸) 建築面積: 1,412
藤井浩人美濃加茂市長が、市議時代に業者から30万円を受け取った収賄の容疑で逮捕・勾留されている事件について、昨日午前、名古屋地裁で勾留理由開示公判が行われた。裁判官から、勾留理由を開示し、被疑者、弁護人が意見陳述を行う手続きだ。 この事件での警察、検察、裁判所の判断は、多くの面で疑問だらけだが、まさに、その「極め付け」と言うべきなのが、勾留決定をした裁判官が、勾留理由として「逃亡のおそれ」を認めていることだ。 選挙で美濃加茂市民の支持を得て市長に就任し、一貫して潔白を訴えている現職の市長が、市民を見捨てて逃亡すると言うのか?あまりに非常識な、美濃加茂市民に対しても非礼極まりない判断をした裁判官はどういう人物なのか。 法服をまとい、六法全書を手に現れた裁判官は、度の強い眼鏡をかけ、見るからに「ひ弱な秀才タイプ」。それが、今年1月に任官したばかりの森判事補だった。 森裁判官は、被疑者の人定質問
タイラー・コーエン 「道徳的な教訓を伝える物語は子供たちから正直な振る舞いを引き出せるか?」(2014年7月4日) ●Tyler Cowen, “Can classic moral stories promote honesty in children?”(Marginal Revolution, July 4, 2014) 長年にわたって論争が続いている話題の一つについて、次のような最新の研究結果が報告されている。 ●Kang Lee et al., “Can classic moral stories promote honesty in children?”, Psychological Science, forthcoming <要約> 嘘をつくと、どういう結果が待っているか。正直でいることがいかに有徳な振る舞いなのか。そのことを子供たちに教え諭すために、道徳的な教訓を伝える物語を
●Tyler Cowen, “Don’t miss the gorilla”(Marginal Revolution, February 13, 2004) 2つのチームが入り乱れながらバスケットボールをパスし合っている様子を収めたビデオを視聴しているものと想像してもらいたい。動画の長さは1分間。それぞれのチームは3人一組。一方のチーム(白チーム)は全員が白いシャツを着ており、もう一方のチーム(黒チーム)は全員が黒いシャツを着用している。それぞれのチームにはバスケットボールが一つずつ渡されており、狭い部屋の中で互いに入り乱れながら同じチームのメンバー目掛けてバスケットボールをパスし合っている。さて、ビデオを視聴しているあなたには、一つの課題をこなしてもらいたいと思う。白チームのメンバーの間でバスケットボールがパスし合われた回数を数えてもらいたいのだ。複数の人間がゴチャゴチャと入り乱れている
Paul Krugman, “The Trouble With Dynasties,” Krugman & Co., July 4, 2014. [“Sympathy for the Trustafarians,” June 24, 2014.] 世襲富豪の問題:マンキュー論説の批判 by ポール・クルーグマン SMIRNOV/The New York Times Syndicate グレッグ・マンキューが『ニューヨークタイムズ』で相続財産を擁護してる件について,「コメントしてよ」と大勢の人に頼まれてる.奇妙な文章だね.世襲資本制に関する現実のいろんな懸念から妙に切り離されてる.ともあれ,ここではマンキュー氏の分析にある主な問題点2つにしぼって議論しよう――1つは純粋に経済学的な問題点,もう1つは政治経済が絡んだ問題点だ. さて,経済学の方から:マンキュー氏の主張によると,代々にわたって財
ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です) 昨日、明治大学国際日本学部で講義しました。東アジア論の講座だったのですが、東アジア以外のテーマとの要請でしたので、現在の国際紛争の最新潮流である「イスラム過激派」の動向を主題に、「ロシア・ファクター」の話を少し絡めて解説しました。 また、これも先方様のご希望により、後半は学生さんたちも関心があるという集団的自衛権の話。 学生さんに聞いてみたところ、賛成・反対・それ以外、とそれぞれいらっしゃいますね。 集団的自衛権の問題は、たしかに話題になっていることを感じます。昨日も新宿駅を歩いていたら、後ろの若者がこの話を熱心にしていました。 私自身はこの問題では過去に本を書いたこともありますし、もちろんそれなりの持論はありますが、こうした場で持論を押
今話題の集団安全保障と集団防衛と集団的自衛権をそれぞれ短く説明してみます。この3つの用語は細かすぎてなかなか違いが分かりにくいものですが、入門編的にできるだけ平たく書いてみます。ちなみに、日本における内閣法制局の解釈や国内議論については本稿ではとりあげません。 はじめに、集団安全保障と集団防衛/集団的自衛権のざっくりとしたイメージを視覚化してみました。 <集団安全保障イメージ> <集団防衛/集団的自衛権イメージ> このイメージをもとに、細かすぎない程度に見ていきたいと思います。 集団安全保障とは、グループ内の不特定の構成国に向けられた内向きの協力体制のことです。グループを形成する際に敵を想定するものではありません。そして、グループとは具体的には国際連合のことを指します。 では、国際連合では集団安全保障をどのように位置づけているのでしょうか? まず、武力行使の濫用(らんよう)は国連憲章でも厳
エイベックスの本社ビルは、クリスマスの時の、ライトアップが好きでした。 今年から暫く、見れなくなるのですね・・ エイベックスグループHD/本社ビル建替(東京都港区)/14年10月から解体 [2013年11月8日4面] エイベックス・グループ・ホールディングスは7日、東京・南青山の本社ビルを建て替えると発表した。 新しい本社ビルは、現本社ビルを取り壊し、その跡地に建設する計画で、S一部SRC造地下2階地上18階建て延べ2万7825平方メートルの規模を想定している。総事業費は現本社ビルの解体費を含め約143億円を見込む。設計・施工者は未定。14年10月から解体工事に着手し、17年9月の竣工を目指す。 計画地は港区南青山3の1の30(敷地面積5088平方メートル)。現本社ビルは地下3階地上8階建ての規模で、80年に竣工した。同社は、本社の老朽化が進み、業務量の増加でオフィスが手狭な状態が続いてい
安倍内閣の解釈改憲への抗議声明 2014年7月2日 立憲デモクラシーの会 安倍内閣が7月1日、閣議決定によって憲法9条の政府解釈を変更し、集団的自衛権の行使を可能にする方針を示したことは、憲法の枠内における政治という立憲主義を根底から否定する行為である。これは、一内閣が独断で事実上の憲法改正を行おうとするに等しく、国民主権と民主政治に対する根本的な挑戦でもある。 私たちは先に、以下のような論点を示した(6月9日)。 1 解釈改憲は憲法に基づく政治という近代国家の立憲主義を否定する。 2 首相が示した集団的自衛権を必要とする事例等は、軍事常識上ありえない「机上の空論」であり、強硬策がかえって危険を高めることを無視している。 3 「必要最小限度」の集団的自衛権の行使は不可能である。 4 東アジアで求められているのは、緊張の緩和である。 このたびの閣議決定は、以上の論点に照らし、とうてい容認でき
『憲法の空語を充たすために』というリーフレットを来月出版する(かもがわ出版)。その「まえがき」をさきほど送稿したので、どういう本かご理解いただくためにここに採録。 みなさん、こんにちは。内田樹です。 このリーフレットは2014年5月3日の憲法記念日に神戸市で行われた兵庫県憲法会議主催の集会で行った講演に加筆したものです。 この講演のあと、予想通り、安倍晋三政権は7月1日の閣議決定によって歴代政権が維持してきた「集団的自衛権は行使しない」という方針を転換し、海外派兵への道を開きました。日本の平和主義を放棄するという歴史的決断を首相個人の私的諮問機関からの答申を受けて、自公両党の与党協議による調停だけで下したのです。 国のかたちの根幹にかかわる政策の変更に立法府がまったく関与していない、つまり国民の意思が徴されないという異常な事態にもかかわらず、国民の側からはつよい拒否反応は見られません。讀賣
いつも朝日新聞デジタルをご利用いただきましてありがとうございます。 朝日新聞デジタルでは、以下のページについて配信を終了させていただきます。 配信終了後は、これまでに配信した記事もご覧いただくことができなくなります。 【配信を終了するページ】 ■ロイターニュース 2023年2月26日(日)配信終了 ・経済 https://www.asahi.com/business/reuters/ ・国際 https://www.asahi.com/international/reuters/ ・芸能 https://www.asahi.com/culture/reuters/ ・マーケット・サマリー(東京、NY、欧州) https://www.asahi.com/business/stock/market-summary/ ■東洋経済兜町特捜班 2023年3月26日(日)配信終了 https://ww
セルロースナノファイバーは、鋼鉄の5分の1の軽さで、その7〜8倍の強度を有する幅4〜20nm(ナノメートル)のナノ繊維である(図1)。 線熱膨張はガラスの50分の1。石英ガラスに匹敵する。こう書くと極めて特殊な繊維のように思われるが、この地球上に1兆8000億トンあると言われている木質バイオマス資源の約半分を占める、とても身近な素材である。 木材や竹といった植物の細胞はセルロースナノファイバーが鉄筋となりリグニンがコンクリートの役割を果たしている。そのコンクリートを取り除いて、細胞一つひとつに解したものが、コピー紙の原料となるパルプである。 我が国では、年間2000万トン近い紙用パルプが流通しているが、それらはすべてセルロースナノファイバーの集合体である。 電子顕微鏡の開発によってナノの世界を見ることができるようになると、植物細胞壁が均一な結晶性のナノ繊維でできていることが知られるようにな
7月5日、サッカーの元ブラジル代表FWロナウド氏は、W杯ブラジル大会でブラジル代表FWネイマール(中央)を腰椎の骨折に追いやったコロンビアのフアン・スニガ(右)の行為は悪質だったとし、危険なプレーに対する厳しい制裁が必要との認識を示した。フォルタレザで4日撮影(2014年 ロイター/Marcelo Del Pozo) [リオデジャネイロ 5日 ロイター] - サッカーの元ブラジル代表FWロナウド氏は5日、2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会準々決勝で、ブラジル代表FWネイマールを腰椎の骨折に追いやったコロンビアのフアン・スニガの行為は悪質だったとし、危険なプレーに対する厳しい制裁が必要との認識を示した。 ロナウド氏はこの日、国際サッカー連盟(FIFA)のブリーフィングに出席。元ドイツ主将ローター・マテウス、元イタリアDFファビオ・カンナバロ両氏も同席し、8日の準決勝、ブラジル─ドイ
ここにまで原子力発電を推進したい人たちの手が伸びているとは考えたくない。 しかし、もしそうだとしたら米国の手先となって日本の国力を下げるお先棒を担がされていたことを知るべきだろう。 日本には豊かな森林資源があることはJBpressで再三ご紹介してきたが、この記事は次世代の非常に有望な新素材の分野でもその資源が大活躍する可能性があることを示唆している。 世の中で常識と呼ばれるものほど危ういものはないが、日本には資源がない、という常識もそろそろ疑ってかかるべきなのかもしれない。 2位は安全保障の「リムパックで特等席を与えられた自衛隊『いせ』」。 中国と韓国は相変わらず日本への不当な非難を続けているが、米国にすれば日米関係を揺さぶるこのような行動はそろそろ危険水域に入ったと考えられる。 リムパックで特等席を与えられたことはその証左の1つと言えるだろう。 ほかの記事、例えば4位の「時限爆弾抱えた経
Jul5 ドイツ在住の学生ハッカー、米NSAに監視されていた模様 カテゴリ:NewsEurope & Russia 複数のドイツ・メディアが報じたところによると、アメリカ国家安全保障局(NSA)は、ネット上での匿名化ツールとして知られる「トーア(Tor)」の利用者を標的とした情報監視活動において、ドイツ在住の学生ハッカーを監視下に置いていたことが明らかになったという。 「トーア(Tor)」とは、世界中のサーバーを無作為に経由し、通信記録を暗号化することによって、インターネット利用者の匿名性を高めるためのものである。以前、本ブログで紹介したように、トーア利用者を狙った情報監視活動は、元アメリカ中央情報局(CIA)スタッフ、エドワード・スノーデン(Edward J. Snowden)氏のリークによって、NSAと英政府通信本部(GCHQ)が共同でシステムを攻撃し、利用者の個人情報を収集しようとし
Jul6 シマンテック社、エネルギー企業を狙ったハッカー集団「ドラゴンフライ」に関する報告書を発表 カテゴリ:ReportsUS & Canada このほど、アメリカのコンピューター・セキュリティー会社、シマンテック(Symantec)は、主に欧米諸国のエネルギー企業を標的としたサイバー攻撃を仕掛けるハッカー集団の存在を明らかにした報告書を発表した。 今回、発表した報告書では、問題のハッカー集団を「ドラゴンフライ(Dragonfly)」と名付けており、多種多様な経路を通じて、様々な不正プログラムを駆使しながら攻撃を仕掛けてくるという。 主な標的になっているのは、発電所、大手電力会社、石油パイプライン会社、エネルギー業界向けの産業機器メーカーなどで、その大半は、アメリカ、スペイン、フランス、イタリア、ドイツ、トルコ、ポーランドに所在する企業と指摘されている。 攻撃が開始された時期については必
さて、昨日、ジャムザワールドにて 法解釈ってこういう作業なんですよ、ということを 「犬立ち入り禁止」看板における 子犬とドーベルマンの例で話したわけですが、 リスナーの方から、 分かりにくいというお叱りを頂きましたので、 ちょっと補足。 ここに日本国憲法公園という公園がありまして、 こんな看板が出ておりました。 「公園の中に『乗り物』を入れてはいけません」 1 必要最小限度の自転車 さて、この看板ですが、 ある日、公園管理事務所の下に、スナフキンがやってきて 「自転車で公園に入ってもいいかい?」 と聞きました。 公園管理事務所では喧々諤々の議論になりました。 「この看板は、あらゆる『乗り物』をダメだ と言っており、自転車も当然ダメだ」 そう解釈する人もいました。 しかし、ある人が、こう言いました。 「この公園の中には、 『自転車練習場』があるし、そこに行くまでの 『自転車練習場への自転車専
そんなわけで、閣議決定の日を迎えたわけですが、 やはり、憲法論が大事かと思われます。 昨日、チキさんのラジオで、 秋元司衆議院議員(自民党) 小西洋之参議院議員(民主党)とご一緒させていただきました。 秋元先生、小西先生、ありがとうございました。 ポッドキャストはこちら。 時間のない方は38分から41分くらいの3分がハイライトです! 議論のポイントは、以下の諸点。 1 憲法9条は? そもそも、集団的自衛権の行使(でしか根拠付けられない)武力行使は、 憲法9条に違反しないのか? (個別的自衛権の行使は、日本領域内の平和と安全を守る 日本政府の義務などから説明できるだろうが、 他国の自衛援助行為だと、これは9条がかなりキツい) 2 行政権の範囲か? 憲法65条・73条 また、そうした武力行使が仮に9条に違反しないとして、 それは、「行政権」(65条)の範囲なのだろうか? 行政権の範囲を具体化し
最近、「必要最小限度」という言葉がはやっているわけですが、 この言葉は、それ自体はからっぽなのに、どうも変だなあという気がします。 最近話題になっている政治課題についても、 「これに賛成ですか?」と聞くと かなり多めに反対がでるが、 「必要最小限度のそれに賛成ですか?」と聞くと 賛成者が多く出る、ということのようで、 これは結構不思議な事態です。 例えば 「侵略戦争についてどう思いますか?」という質問に、 反対です、と答える人が 「必要最小限度の侵略戦争についてどう思いますか?」 と問われた瞬間 賛成です、と答えるというのは、かなり奇妙ですよね。 そういう人は、 「必要最小限度の殺人」も「必要最小限度の強盗」も、 何も疑問に思わず賛成してしまいそうで、なんだかなあという感じがします。 世論調査をするときは、 「何のための」必要最小限度か、が大事なわけで、 「正当防衛のための」必要最小限度の
ご無沙汰しております。 いろいろあって、しばらく更新できませんでした。 私も呼びかけ人としてお手伝いしております 立憲デモクラシーの会の公開講演会が開催されます。 第一部は、三谷太一郎先生ということで、 まさにマスターヨーダが、ついに立ち上がった的な歴史的講演会です。 (この場合、アナキンは誰で、皇帝は誰なのか という問題はあるわけですが・・・。) 第二部では、前田哲男氏の講演もあります。 私は、憲法学の観点からコメントをすることになっております。 <集団的自衛権を問う—— 立憲主義と安全保障の観点から> 7月4日(金) 午後6時~8時(5時半開場予定) 会場: 学習院大学西5号館B1教室(JR目白駅) (入場無料。先着順。予約は受け付けていません) 第1部 基調講演:三谷太一郎(日本学士院会員・東京大学名誉教授・政治史) 「なぜ日本に立憲主義が導入されたのか:その歴史的起源についての考察
この記事についていくつかご質問をいただいたので、少しコメントしたいと思います。 青森の女性カップルが婚姻届、市は憲法根拠に不受理(Web東奥) 憲法24条を不受理の理由とするのは、いささかおかしな話で、 不受理にするなら、 「民法が想定していない」 「民法における婚姻とは異性間の共同生活契約だ」的な 理由をつけるべきだったと思われます。 憲法24条は、男女が婚姻する場合に、 男性の一方的意思のみでは結婚できないこと、 親族会の同意等は不要であることを確認したもの、と理解されています。 したがって、憲法24条は同性婚については何も述べていないというのが通説的な理解で、 たいていの教科書・コンメンタール類でも、同性婚禁止条項だという解説はありません。 *注 また、憲法24条は同性間で「婚姻」は成り立たないと理解 (憲法24条に言う「婚姻」が同性間で成り立つというのは文言上厳しい理解)しても、
日本との拉致関連の協議や日本海へのミサイル発射などで、北朝鮮の動きがまた一段と国際的注視を集めている。そんな中、米国の国家安全保障会議(NSC)や中央情報局(CIA)で北朝鮮問題に専門に取り組んできた気鋭の専門家が、米国や日本は、金正恩政権を崩壊させることこそ政策目標とすべきだという大胆な提言を発表した。関係各国が連帯して北朝鮮への制裁を強化すれば、金政権の崩壊も十分に可能だという。 この提案を論文の形で発表したのはコロンビア大学東アジア研究所の上級研究員、スー・ミ・テリー氏であ。同氏は、2001年から2008年までCIAで上級アナリストとして北朝鮮の政治や経済の動向を追い、その後、国家安全保障会議(NSC)に移り、アジア担当部長としてブッシュ、オバマ両政権の北朝鮮政策形成に関わった。国家情報会議(NIC)の東アジア担当副部長を務めた経験もある。 テリー氏は外交専門誌の「フォーリン・アフェ
マット安川 来日した“テキサス親父”ことトニー・マラーノさんと、トニーさんの新刊を監修した評論家・西村幸祐さんをお迎えして、日米関係やアジア情勢など、広くお話をうかがいました。 西村 幸祐(にしむら・こうゆう)氏(右) ジャーナリスト、作家。音楽雑誌編集などを経て、主にスポーツをテーマに作家、ジャーナリストとしての活動を開始。『幻の黄金時代 オンリーイエスタデイ'80s』(祥伝社刊)など著書多数。 トニー・マラーノ氏(左) 「テキサス親父」のニックネームで知られる米国の作家・評論家。動画サイトや新聞、雑誌での評論・執筆活動中。近著に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』(青林堂)。 (撮影:前田せいめい、以下同) 西村 トニーさんはもともと日本のことに特に関心を持たない、ごく一般的な米国人だったんです。ところが、シー・シェパードのやっていること(反捕鯨活動)はおかしいんじゃないか
消えぬ地政学的宿命 1914年6月28日、サラエボの市庁舎を出てオープンカーに乗り込もうとする、暗殺直前のオーストリア・ハンガリー帝国の皇位継承者フランツ・フェルディナント大公(右から4人目)とソフィー夫人(左隣)【AFP=時事】 ◇東西のせめぎ合い続く東欧 1914年6月28日、東欧バルカン半島の一角、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで凶弾が放たれた。オーストリア・ハンガリー帝国の皇太子夫妻がセルビア人民族主義者に暗殺されたのだ。この事件を引き金に、1カ月後の7月28日、第1次世界大戦が勃発した。人類が初めて経験する地球規模の国家総力戦だった。 サラエボ事件から100年。第1次、第2次大戦の発火点となり冷戦終結後も凄惨(せいさん)な民族紛争の舞台となった東欧が、今なお不安定な地域であることは、ウクライナ危機によって再び示された。東西のパワーがせめぎ合う東欧の地政学的宿命は消えていない。
1914年6月28日、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで、当時のボスニアを領有していたオーストリア・ハンガリー二重帝国の皇太子が暗殺され、第1次世界大戦が勃発するきっかけとなった「サラエボ事件」が起きてから、28日で100年が経過した。 暗殺実行犯のセルビア人青年が、市内を流れるミリャツカ川ぞいの通りを走っていた専用車に向かって銃弾を放った「ラテン橋」たもとの現場には、朝から観光客を中心に多くの人が訪れた。人々は、1千万人ともいう犠牲を出した歴史の原点に見入っていた。 現在のボスニア・ヘルツェゴビナの首都でオーストリア皇太子が暗殺され、第1次世界大戦勃発の引き金となった「サラエボ事件」から28日で100年を迎えた。暗殺犯はテロリストなのか英雄なのか、隣国セルビアとの間で1990年代の紛争ともからんで論争が蒸し返されるなど、和解がなお進まない現状が際だつ一日となった。 第1次大戦は、毒
サラエボ事件の現場にある博物館。暗殺されたオーストリア・ハンガリー帝国皇太子(右)と実行犯のセルビア系成年の肖像の間には「20世紀はこの街角から始まった」と記されている(宮下日出男撮影) 「私たちは自らの意思でロシアに加わった。欧米が対露制裁を科す理由が分からない」。ロシアが3月に併合したウクライナ南部クリミア自治共和国(人口約200万人)の首都シンフェロポリ。こう話す市内の旅行会社社長、ポリャンスカヤさんは今、ロシア「国内」からの観光客誘致に躍起だ。 クリミア経済の主軸である観光業は今夏、欧州や従来8割を占めていたウクライナからの客を失い、大打撃を受けている。それでも彼女は「ロシアに編入できたことの喜びと希望がある」と強気だ。 「クリミアの選択はロシアとの統合」「クリミア住民はロシアとともに」-。市内の至る所にこうした大きな看板が掲げられ、ロシア編入に伴う“熱狂”の余韻が残る。 ロシアは
『第一次世界大戦と日本』(講談社現代新書)を書くことになったきっかけをさかのぼると、2011年のフランス・アルザスでの不思議な体験にたどり着く。 宮崎駿監督の『ハウルの動く城』に出てくる町は夢のなかのようなフィクションではない。実在する。山の向こうはドイツとの国境に近いフランス東部アルザス地方の町コルマールがモデルである。 コルマールからアルザスワインのブドウ畑を横目に、車で20分ほどのところにアルザス・欧州日本学研究所がある。これは夢かと錯覚する。フランス人スタッフが流暢な日本語を話している。「ボンジュール」とあいさつすると、「こんにちは」と返される。2011年から毎年9月初旬、夢のなかのようなこの研究所を訪れている。 欧州の若手日本研究者とのワークショップは楽しかった。最初の年、大正時代の政党の財政政策(!)を研究しているイタリア人研究者に「なぜ日本なのか、中国の方がいいのではないか?
バスケ女子日本代表の野口さくら(新潟北区出身)パリ五輪メンバー入りへ「強み見せる」、Wリーグで活躍誓う
Until the Great East Japan Earthquake, social media didn't have much purchase on Japanese social life. But disasters are transformative, and in a country where the mass media is cautious about its role vis-a-vis the authorities, social media came into its own after the tsunami and meltdown. People wanted to know what was going on, and newspapers and TV weren't supplying them with information as qu
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