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ブックマーク / lullymiura.hatenadiary.jp (6)

  • 国政選挙論点シリーズ(1)-少子化対策のキモ「官民格差」に踏み込めるか - 山猫日記

    国会の会期末が近づき、7月の参議院選挙に向けて主要政党の候補者が出揃いつつあります。永田町界隈の関心は、サミットで出される玉虫色の宣言を一つの方便として、消費増税の延期を発表し、国民に信を問うために衆議院を解散する衆参同日選挙のシナリオです。まあ、解散カードは効力が最大化される瞬間に切られるのでしょう。いずれにせよ、今後数年の日政治の方向性を決める国政選挙が迫っていることは間違いありませんから、山日記では重要と思われる論点について改めて綴っていこうと思います。 あらかじめ断っておきますが、論点シリーズといっても、各党が公約やマニフェストに掲げている政策の字面を紹介することが目的ではありません。公約集に「作文」を乗せることは誰でもできることであり、ありていに言えば信用に値しません。特定の政策課題がどのような歴史的文脈の中に存在し、それぞれの政党の中でどのように位置づけられてきたかを構造的

    国政選挙論点シリーズ(1)-少子化対策のキモ「官民格差」に踏み込めるか - 山猫日記
    tatsuh
    tatsuh 2016/05/23
    国会の会期末が近づき、7月の参議院選挙に向けて主要政党の候補者が出揃いつつあります。永田町界隈の関心は、サミットで出される玉虫色の宣言を一つの方便として、消費増税の延期を発表し、国民に信を問うために衆
  • トランプ現象解題ースーパーチューズデー決戦前夜 - 山猫日記

    決戦前夜 米国大統領選は決戦を迎えようとしています。これまで、民主・共和両党の候補者を決めるために4つの州で予備選挙が行われました。民主党はヒラリー・クリントン候補、共和党はドナルド・トランプ候補がそれぞれ3勝しています。現地時間の3月1日(火)は、これまでで最大の13州において投票が行われるスーパー・チューズデーです。大いに盛り上がってきた大統領選も前半最大の山場を迎えます。成り行きによっては両党の候補者が決定的となる可能性があります。 トランプ氏については日のメディアでも大きな関心をもって報じられてきました。ところが、トランプ現象に対する理解は表面的なものに留まっています。同氏の傍若無人な振る舞いや暴言の数々が取り上げられることはあっても、有識者のほとんどは「困ったものです」というのみでした。ポピュリズムや排外主義という言葉をあてがって批判することはあっても、その質と向き合おうとす

    トランプ現象解題ースーパーチューズデー決戦前夜 - 山猫日記
    tatsuh
    tatsuh 2016/03/02
    決戦前夜 米国大統領選は決戦を迎えようとしています。これまで、民主・共和両党の候補者を決めるために4つの州で予備選挙が行われました。民主党はヒラリー・クリントン候補、共和党はドナルド・トランプ候補がそれ
  • パリ同時多発テロを受けて - 山猫日記

    悲劇とは我々の姿を映す鏡 パリの同時多発テロから数日が過ぎ、ようやく事態の全体像が見えてきました。当初の混乱の中では、首謀者が誰であったかも、全員が拘束されたのかもはっきりせず、追加的な攻撃の恐怖も持続していました。フランス当局は、ISの犯行であった旨を断定し、ISの側からも犯行声明が出されました。フランス軍は、有志連合との協力の下にシリアにおけるISの主要拠点への空爆に踏み切っています。 テロとは、何よりも恐怖を作り出し、我々の日常生活を破壊することを目的とする行為です。世界有数の都市であり、文化の拠点において狙われたのは、人々が友人とのおしゃべりを楽しむカフェでした。音楽を楽しむ劇場であり、スポーツを観戦するスタジアムでした。テロによる破壊の目的は、現代社会における自由で文化的なライフスタイルそのものでした。 市民の姿が消え、重武装の兵士と救急隊員だけが行きかう戒厳令の街並みは、戦場を

    パリ同時多発テロを受けて - 山猫日記
    tatsuh
    tatsuh 2015/12/05
    悲劇とは我々の姿を映す鏡 パリの同時多発テロから数日が過ぎ、ようやく事態の全体像が見えてきました。当初の混乱の中では、首謀者が誰であったかも、全員が拘束されたのかもはっきりせず、追加的な攻撃の恐怖も持
  • 大阪W選挙の結果を受けて - 山猫日記

    ポピュリズムの勝利 大阪の府知事選、市長選は、おおさか維新の会の二候補の圧勝でした。多くのメディアが強調した低投票率の下での圧勝ですから、大阪維新の会に対する根強い支持があると解釈すべきでしょう。維新からすれば、5月の住民投票に敗れ、創業者の橋下氏が出馬しない中での選挙戦でした。直前には、「維新の党」残存組との泥沼の分裂騒動を起こしており、日政治の常識からすれば勝利のシナリオは考えにくいはずでした。事前の報道を詳しく追っていなかった方にとっては意外な結果だったかもしれません。 住民投票の僅差での否決から、今回のW選挙勝利まで党勢を盛り返した維新政治の強さの源泉は何だったのか。8年前に橋下氏を大阪府知事に押し上げた反エリート主義や反官僚主義なのか、これまで進めてきた反既得権の改革の成果なのか、日では珍しく自助・自立の発想に則った地方自治の発想なのか。ピンポイントに特定することは難しいです

    大阪W選挙の結果を受けて - 山猫日記
    tatsuh
    tatsuh 2015/12/05
    ポピュリズムの勝利 大阪の府知事選、市長選は、おおさか維新の会の二候補の圧勝でした。多くのメディアが強調した低投票率の下での圧勝ですから、大阪維新の会に対する根強い支持があると解釈すべきでしょう。維新
  • 維新分裂と安保法制をつなぐもの - 山猫日記

    政治が動いています。安保法制をめぐる議論がいよいよ佳境に入り、参議院での採決の日取りも取りざたされ、野党提出の対案の審議や60日ルールの適用をめぐる鞘当てが活発化しています。国会内で少数の立場にある野党勢力は、国民世論を喚起すべく、街頭で、マスコミで、批判を強めています。先般行われた反対デモは、これまでで一番の盛り上がりを見せたそうです。そんな中、野党第二党の維新の分裂の動きが表面化しました。維新の非大阪系の面々は民主との連携を強めたいようです。そこで、日は、安保法制と野党再編について考えたいと思います。両者を読み解く鍵が、日政治において20年来言われ続けている「普通の国」という概念です。 自民党への最も質的な対抗勢力 維新の分裂の方から見ていきましょう。まず、維新内部の対立自体は新しい現象ではありません。国政政党としての維新は、結党の折から維新運動の源流である大阪系、旧みんなの

    維新分裂と安保法制をつなぐもの - 山猫日記
    tatsuh
    tatsuh 2015/09/20
    ブログ更新しました。維新分裂と安保法制をつなぐもの - 山猫日記 …
  • 安保法制ーー何が選択されたのか - 山猫日記

    安保法案が参議院で可決され、成立しました。戦後の安全保障政策にとって大きな転換の日であり、日政治全体にとって大きな転換の日であったのだと思います。国会内で見られた歌舞伎的な物理的抵抗も、国会外で繰り広げられた現代日にしては粘り強いデモの存在も、今日という日が歴史に記憶されることを示唆しています。ただ、何故に記憶されるに値するのかということについて、コンセンサスはありません。それは、我々が何を選択したのかを問うことだからです。私は大きく三つのことがあるのではないかと思っています。 安保論議の作法の変化 安保法制の議論の中でもっとも盛り上がったのは憲法論でした。国会において憲法学者が違憲との陳述を行って以降、潮目が変わりました。安全保障論議として始まった議論は、法律論に傾斜していきました。 私は、安保論議を法律論に押し込めて語ることで、問題の質が見失われてしまうと思っています。戦後日

    安保法制ーー何が選択されたのか - 山猫日記
    tatsuh
    tatsuh 2015/09/20
    安保法制ーー何が選択されたのか - 山猫日記 今日未明の法案成立を受けてブログを更新しました。 …
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