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ブックマーク / xtech.nikkei.com (102)

  • 水平分業の世界で日本企業が競争力を上げるには---プロセス型製品編

    前回のコラムでは,デジタル家電の産業構造がモジュラー化/水平分業化/コモディティー化していく中で,日企業がどのようにしたら競争力を上げられるかについて考えてみた。そのポイントは,米Intel社のモデルを日流にアレンジすることのようだ。 その成功例として三洋電機のDVD用の光ヘッド・ビジネスについてとりあげた。同社は光ヘッドの高度な技術ノウハウをブラックボックス化したプラットフォームを構築し,それを中国などのアジア企業に広く提供することで高いシェアを獲得することに成功した。完成品と基幹部品の両方を手掛けることの多い統合型の日企業が,その強みを生かして基幹部品に軸足を置くことで競争力が上がるという一つの成功パターンである。 続いて稿では,サプライチェーンのレイヤーを上流にさかのぼって,プロセス型の産業構造を持つ基幹部品やさらに上流の基幹部材そのものが水平分業化する状況について,どうした

    水平分業の世界で日本企業が競争力を上げるには---プロセス型製品編
  • 第1回 SOAが変える常識

    ERP(統合基幹業務システム)パッケージが「パッケージ」でなくなる日が訪れるかもしれない。ERPパッケージ世界第1位の独SAPや、第2位の米オラクルが、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づいて「サービス化」されたERPパッケージを提供しつつあるからだ。 その好例が、SAPが08年にも中堅企業向けERPパッケージの新製品として提供する「A1S(開発コード名)」である。 A1Sはあらかじめサービス化を徹底したERPパッケージである。 受注、発注、請求といった業務の単位で、システムに必要な機能を「サービス」として提供する。利用者からみれば、会計、販売、購買といった機能のかたまりである「モジュール」は存在しない。 SOAに基づいているので、個々のサービスは、Webサービスを介して連携できる。利用者は、サービスを組み合わせるだけで、自社の業務に最適なアプリケーションを作ることが可能だ。ERPパ

    第1回 SOAが変える常識
    tatu001s
    tatu001s 2007/09/05
  • テレビ録画界の“憲法改正”!? 「コピー10」で録画ライフはこう変わる

    i.LINKムーブは魅力半減、アナログコピーは回数制限なし!? 総務省の諮問機関である情報通信審議会は、コピーワンス見直しの答申をとりまとめて、8月2日に総務省に提出した。これがいわゆる「コピー10」である(「コピー9回+ムーブ1回」で「コピー9」などとも呼ばれているが、この特集では「ムーブ1回」も含めてコピー10と仮称することにしよう)。 コピー10は“テレビ録画界の憲法改正”とも言え、録画ライフに大きな変化をもたらすと予想される。待望の緩和策であるだけに、録画機のユーザーとしては期待と不安が交錯した心持ちだと思う。このため、ネットなどで多くの議論が交わされているが、放送規格に関わる内容であるためその実像は意外に知られておらず、事実に基づいた議論がされていないのが実情だろう。 そこで賛否の判断の前に、まずコピー10では「何ができて、何ができない」のか? 録画ライフはどう変わるのかをQ&A

    テレビ録画界の“憲法改正”!? 「コピー10」で録画ライフはこう変わる
  • 基本料半額 --- 携帯3キャリアの新たな料金施策を検証【前編】

    番号ポータビリティ(MNP)の開始以降、携帯電話各社が投入する端末は飛躍的に増加し、新しいサービスも次々と生まれてきた。だが、あまり手がつけられていない施策が唯一存在した。それが「料金」だ。 携帯電話の基料・通話料に関しては、確かに3番手であるソフトバンクが、スーパーボーナス、ホワイトプランといった施策を次々と打ち出している。だが、NTTドコモとKDDIの2社は、これまで料金に関して積極的に動く姿勢を見せなかった。しかし唯一料金施策を行ったソフトバンクが、5、6、7月と3カ月連続で純増シェアトップを記録するなど好調であることから、他の2社も料金施策に腰を入れ始めたようだ。 6月から7月にかけて各社から次々と打ち出された料金施策だが、これによってどんなときにお得になるのか、契約形態はどうなるのか、ソフトバンクのホワイトプランと比べるとどうなのかなど、何かと気になっている人も多いはず。そこ

    基本料半額 --- 携帯3キャリアの新たな料金施策を検証【前編】
    tatu001s
    tatu001s 2007/08/24
  • あなたは「まともな線表」が引けますか?

    7月11日夜,銀座で筆者のビジネスユニット(NTTデータの事業単位)主催のパーティを開いた。会社で5月の創立記念日に業績表彰を受賞したので,お祝いとふだんお世話になっているパートナー企業の方への御礼をするためだ。来賓として6月にNTTデータ代表取締役常務からNTT代表取締役副社長(CTO,CIO)になられた宇治則孝さんにご参加いただいた。宇治さんには7年間にわたってお世話になり,トップセールスや難しい問題への対応で幾度も助けていただいた。パーティの冒頭で宇治さんへの御礼とお祝いを申し上げた。 このようなパーティは今回が2004年,2006年に続いて3回目だった。2004年には約100人,昨年と今年は約60人の方を招待した。表彰には賞金がついているのだが,それを一晩ですべてパーティに使ってしまうのだ。思い出のために記念品を作ろう,などという発想はまったくない。招待するお客様の数は賞の大きさに

    あなたは「まともな線表」が引けますか?
    tatu001s
    tatu001s 2007/08/02
  • 「SI業界の悪習,人月と訣別する」---スターロジックが1タスク8万円の“明朗会計”システム構築を開始

    「1タスクあたり8万円の明瞭な価格体系でシステムを構築する。そして要件はユーザーが決める」(スターロジック 代表取締役兼CEO羽生章洋氏)---システムインテグレータのスターロジックは7月19日に開催した同社初の単独イベント「Starlogic Conference 2007」で新しいSIメニューを発表した。同社が考案した要件定義ツール「マジカ!」やアプリケーション自動生成ツールを組み合わせることで,定額かつ低額のシステム構築を実現するという。「人月はSI業界の問題の根源。もう二度と人月商売はしない」(羽生氏)。 エンドユーザーが自分で要件を書けるようにするツール 「マジカ!」は同社が考案し公開している,エンドユーザーが業務プロセスを自分で書き出せるカード型のツールである(関連記事「仕事の流れをマンガ風にまとめよう」,スターロジックが業務分析ツールの新版「マジカ!」をお披露目)。人物が仕事

    「SI業界の悪習,人月と訣別する」---スターロジックが1タスク8万円の“明朗会計”システム構築を開始
  • 仕事の本質を忘れたベンダーとSE

    企業のIT導入に関わる人々は多い。それらの人々が各々来の任務を的確に消化することが,IT導入を成功に導くことにつながる。もし彼らが来の任務を忠実にこなさなければ,IT導入は迷走する。しかも,IT導入に関わる任務の内容は進化する。彼らが,進化する任務をいち早く察知した上で的確に消化しなければ,システム迷走は混迷を深める。 このテーマについて,ユーザーの立場から考えてみよう。その方が,見方が厳しくなる。まずITベンダーに所属するSEを取り上げよう。もちろん,SEの元締めであるITベンダーも考察の対象になる。 なお,ここではテーマの性格上,あえてSEの長所には触れず,ユーザーから見たSEの問題点に焦点を合わせていることをご承知願いたい。さらに,ユーザー企業および情報システム部門の責任については,次の機会に取り上げるつもりなので,ユーザーの一方的な言い分と思わずに,耳を傾けてもらいたい。 シス

    仕事の本質を忘れたベンダーとSE
    tatu001s
    tatu001s 2007/07/25
    SE
  • Part6 .NETで,データベース・プログラムはこう作るTableAdapterクラスがカギを握る

    Part6 .NETで,データベース・プログラムはこう作る TableAdapterクラスがカギを握る Visual Studio(VS)2005では,.NETプログラミングのベースとなる .NET Frameworkのバージョンが2.0となり,データベース・アクセス機能であるADO .NETも,1.1から2.0へと機能拡張しています。これによって,データベース・アプリケーションの開発スタイルがどう変わるのかが気になる方は多いでしょう。実用的なアプリケーションを作るのにデータベース・プログラミングは欠かせませんが,米Microsoftはこれまでに何度もデータベースのアクセス手法を変更しており,多くの開発者が様々な影響を受けてきたからです。 そこでここでは,実際にデータベース・アプリケーションを作成しながら,VS 2005のデータベース関連の新機能を解説したいと思います。開発には,マイクロソ

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  • 【WIRELESS JAPAN】ソフィアモバイル,“てんこ盛り”PHSスマートフォン「nani」を初披露

    ソフィアモバイルは,7月18日から東京・江東区の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催されている「ワイヤレスジャパン2007」の会場で,7月11日に発表したばかりのPHSスマートフォン「nani」(ナニ)を一般向けに初披露した(写真1)。 naniは,ウィルコムの超小型通信モジュール「W-SIM」に対応したスマートフォン(関連記事)。無線LAN機能とワンセグ・チューナーも内蔵しており,PHSによる音声通信やデータ通信だけでなく,無線LANによるデータ通信やワンセグ視聴が可能な“てんこ盛り”スマートフォンだ。ブースに数台のnaniの実機を用意しており,それを来場者は自由に手に取って試用できる。 ただし展示してあるnaniは「まだ試作段階のもの」(説明員)。PHS通話では,背面のスピーカーからしか音声が聞こえず,PHSを使ったデータ通信も未対応。しかも会場の無線LANの電波環境が劣悪なため,

    【WIRELESS JAPAN】ソフィアモバイル,“てんこ盛り”PHSスマートフォン「nani」を初披露
    tatu001s
    tatu001s 2007/07/24
    スマートフォン
  • ヨドバシカメラの売り場責任者が明かす、薄型テレビ「お客の買い筋・お店の売り筋」【後編】

    前編に続き、液晶テレビの買い方について「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」の4階テレビ売り場ビジュアルチームソリューションプロフェッショナルの村山幸太郎サブマネージャーの話をベースにまとめてみよう。今回は、手頃な価格で手に入る「30V型以下」の薄型テレビの“買い筋・売れ筋”だ。(鈴木 桂水=フリーライター) ■ 地デジは当たり前、小型でも人気が高い「AQUOS」 まず売れ筋ランキングを見ると、どれもワイド画面&地デジチューナー搭載機になっている。小型テレビも地デジ搭載が当たり前の時代に突入しているようだ。サイズは20V型から26V型まで、多様なサイズの製品がランクインしている。 しかし、ここでも人気が高いのはシャープの「AQUOSシリーズ」。特にLC-20D10、LC-26D10などのDシリーズは、フレームカラーをブラック系、ホワイト系、レッド系の3色から選べるのがポイントだ。 注

    ヨドバシカメラの売り場責任者が明かす、薄型テレビ「お客の買い筋・お店の売り筋」【後編】
    tatu001s
    tatu001s 2007/07/24
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  • ヨドバシカメラの売り場責任者が明かす、薄型テレビ「お客の買い筋・お店の売り筋」【前編】

    いよいよ夏のボーナスが到来!「あれも買いたい、これも買いたい」と物欲をふくらませ、今すぐにでもお店へ駆けつけたい人も多いだろう。しかし、ちょっと待っていただきたい。店頭にはズラリと商品が並んでいるが、毎度のことながらそこから自分に最適な1台を選ぶのは至難の業だ。買い物で成功を収めるには、シッカリとした“ビジョン”を持って挑まねばならない。 そこでコラムでは、いま旬のAV機器の買い方をプロの目を通してご紹介。売れ筋商品をガイドするのは、販売のプロである大手量販店のフロアマネージャーだ。 今回はお手頃価格の製品がそろってきた、大型薄型テレビの買い方をご紹介しよう。話を伺ったのは、「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」4階テレビ売り場の村山幸太郎サブマネージャーだ。早速、売れ筋分析の開始だ!(鈴木 桂水=フリーライター) ■ 予算を抑えた?低価格商品が人気トップ まず売れ筋ランキングを見

    ヨドバシカメラの売り場責任者が明かす、薄型テレビ「お客の買い筋・お店の売り筋」【前編】
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    tatu001s 2007/07/24
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  • 「日本発 W-CDMA」の挫折 第2回:世界市場で蚊帳の外,日本携帯電話メーカーの失われた10年:ITpro

    近年,世界の携帯電話産業は我が世の春を謳歌(おうか)するように高い成長をみせてきた。アジアを中心とする新興国市場の拡大と先進国市場の買い替え需要により,携帯電話市場は活気があふれている。ノキアやモトローラ,サムスン電子などをはじめ,世界のビッグ・プレーヤー達は激しい市場競争を繰り広げている。 しかし,こと日の携帯電話メーカーに関しては縮小均衡に走る姿ばかりが目に付く。一体,世界では何が起こり,日メーカーはどこを目指そうとしているのだろうか?第2回の今回は,携帯電話業界の方にはすでに周知の話かもしれないが,これまでの携帯電話市場の歴史を簡単に振り返りたい。 携帯電話=グローバリゼーションの象徴 図1 世界の携帯電話市場の成長 日市場が飽和状態であるのに対し,世界市場は高い伸びを示している。出典:ガートナー データクエストおよびJEITAの調査結果。 [画像のクリックで拡大表示] 世界の

    「日本発 W-CDMA」の挫折 第2回:世界市場で蚊帳の外,日本携帯電話メーカーの失われた10年:ITpro
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    tatu001s 2007/07/12
  • 2007年,Web2.0とEnterpriseの「融合」を読む(3)

    2007年,Web2.0とEnterpriseの「融合」を読む(3) 企業システムの実装は「2.0」でもっと楽になる 前回はプラットフォームの基盤技術,規格の話題について動向を見ました。今回は「超短納期,低コストの企業情報システム」という市場ニーズを踏まえて,今年,盛り上がりそうな具体的な実装方法について触れます。 私が1年半前から唱道してきました「Web2.0 for Enterprise」は,「チープ革命」を前提にした,低コスト,短納期,短寿命,高機能・多機能の情報システム開発というのが基的な考え方です。 多機能という言葉を言い換えると,利用頻度の低い業務(業務の「ロングテール」部分)を支援する機能までカバーする,となります。従来,開発コストに見合うパフォーマンスが上げられなかった業務のIT支援を実現しようというわけですから,劇的なコストダウンが必須です。これは,eコマースにおけるロ

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    tatu001s 2007/07/10
  • Part1 128ビットのアドレス,表記と構造を押さえる

    最初のPart1では,IPv6とはなにか,IPv6アドレスの扱い方,IPv6パケットの構造,IPv6アドレスの構造,アドレス自動設定のしくみといった,IPv6の基的な技術知識を習得しよう。 IPv6は着々と近づいてきている。対応製品やサービスが登場し,今すぐにでも使えるようになった。ある日突然IPv6ネットにつなぐことになっても大丈夫なように,IPv6を学んでおこう。 最初のPart1では,IPv6の基的な技術知識を習得しよう。次のPart2は,パソコンでIPv6を動かすのに最低限必要な設定などを見ていく。ここまでわかれば,車でいえば仮免許に合格している段階といえる。将来,IPv6の導入を検討したり,実際に使う必要が出てきたときに,少しの練習で実用レベルに到達できるようになるはずだ。 IPv6とはなにかを理解する アドレス不足から生まれたプロトコル インターネットを支えているのはIP(

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    tatu001s 2007/06/28
    IPv6
  • まつもとゆきひろ×結城浩,Rubyを語る - 特別対談:ITpro

    結城浩 (ゆうき ひろし) JavaPerlなどの書籍でおなじみの著者。 最新刊は「数学ガール」。 このイラストは結城浩さん書き下ろしのもの。 http://www.hyuki.com/ 日経ソフトウエア2007年8月号,特集のテーマはプログラミング言語のRubyです。「Ruby大作戦」と題した特集の中で,Ruby作者のまつもとゆきひろ氏と,JavaPerlの書籍や誌連載の執筆,Web上での活動で著名な結城浩氏の対談を設けました。以下は,日経ソフトウエア2007年8月号に掲載した対談の全内容です。ぜひお楽しみください。なお,この対談では,お二人のファンで日経ソフトウエア特集「Ruby大作戦」のPart5にも寄稿いただいた松岡浩平氏にも同席していただきました。この対談でRubyに興味を持たれた方は,ぜひ日経ソフトウエア2007年8月号をお読みください。 はじめてのRuby ――結城さ

    まつもとゆきひろ×結城浩,Rubyを語る - 特別対談:ITpro
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    tatu001s 2007/06/27
  • 第2回 ホワイトカラー?ブルーカラー?肉体労働嫌いにSEは務まらない

    「こんな仕事,もう我慢できない!これじゃ,ホワイトカラーじゃなくて,ブルーカラーじゃないか」。周囲の人間に聞こえるような大声で,B君が吐き捨てるように言った。 銀行の情報システム部門で,基幹系システムの保守業務を担当していた筆者らは,システム障害の多発で徹夜が続き,疲労の極限に達していた。疲れがたまるとモチベーションは下がる。当然,気も立ってくる。そんな状況でB君のボヤキが飛び出した。 実際,我々の有り様は悲惨だった。数日間も家に帰っていないため,スーツはヨレヨレ,ワイシャツの襟は真っ黒,髪の毛はボサボサ。おまけに季節は真夏ときている。エアコンが入っているとはいえ,経費削減の折,夜間になるとエアコンが省エネ運転になるので,室温はかなり上がる。 ふと見ると,ランニングシャツとパンツ1枚で仕事をしている者がいる。積み上げた段ボール箱の上で,アクロバットのような体勢で仮眠している者もいる。目覚め

    第2回 ホワイトカラー?ブルーカラー?肉体労働嫌いにSEは務まらない
  • 第10回 麻雀の役を判定する:ITpro

    図1に示す(1)から(3)までの麻雀(マージャン)の手牌があります。「あがり牌」はすべて山からツモったものとし,リーチはかけていません。またドラやハイテイ*1なども関係ないものとします。これらの役を判定して,親の場合の点数を計算するプログラムを作ってください。 「ややこしや~ややこしや~」というのは野村萬斎ですが,思わずそううなってしまうことがプログラミングをしているとよくあります。今回の麻雀の役判定は,考えれば考えていくほどややこしく,そうしたものの代表と言えるでしょう。排他処理や優先順位が複雑にからんでいて一筋縄ではいきません。 今回はややこしい組み合わせを解決する方法を考えてみます。麻雀になじみのない方も,ちょっとしたパズル気分で試してみてください。 麻雀の役を考える 麻雀を知らない方のためにルールをおおざっぱに説明しておきましょう*2。麻雀の牌には,大きく分けて「萬子(マンズ)」「

    第10回 麻雀の役を判定する:ITpro
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    tatu001s 2007/06/05
  • 対策遅らせるHTMLエンコーディングの「神話」

    クロスサイト・スクリプティングという言葉は元々,WebアプリケーションのHTMLエンコード漏れなどを利用することによって第三者にJavaScriptを実行させる手法を指す。広義では,HTMLのエンコードによる画面改変などを含むこともある。 前回述べたように,クロスサイト・スクリプティングのぜい弱性はWebアプリケーションに見付かるぜい弱性の半分以上を占める。数年前から指摘されているにもかかわらず,一向になくならない。その理由として,クロスサイト・スクリプティング対策あるいはHTMLエンコード注1)に対する「神話」があり,正しい対策の普及を遅らせているように思う。その「神話」の数々について説明しよう。 注1)実体参照(entity reference)というのが正式だが,あまり普及していない用語なので,HTMLエンコードという用語を用いる 「すべからくHTMLエンコードすべし」が鉄則 HTM

    対策遅らせるHTMLエンコーディングの「神話」
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    tatu001s 2007/04/12
  • 日本のソフトウエア産業、衰退の真因

    ソフトウエア・エンジニアリングのリーダーの一人、エド・ヨードンは1992年に、『Decline and Fall of the American Programmer 』を著し、米国のソフトウエア産業の衰退と挫折を警告した。このを出す少し前まで、彼は「この国が危ない(A Nation at Risk)」というタイトルで講演行脚をしており、同書はそれをまとめたものである。 このの中で、ヨードンは日をソフトウエア開発における優等生の一人として挙げ、インドの飛躍を予見している。が書かれた時点では、インドのIT産業はまだ黎明(れいめい)期にあったが、彼の予想通り、現在は英語圏で質の高いソフトウエア開発力が得られる国として、欧米から頼られる存在になり、IT立国を目指す他のアジア諸国からお手と見なされるまでになった。 「この国が危ない」というヨードンの警告に触発されたのか、米国上院の「米国の

    日本のソフトウエア産業、衰退の真因
  • 見逃しているかもしれない! SQL Serverの細かな変更点

    SQL Server 2005のリリース以来,SQL Serverの情報を掲載している技術サイトの数は急増した。MicrosoftSQL Server開発チームのメンバーたちは自身のブログを持っており,SQL Serverの操作やベスト・プラクティスに関して,ほとんど知られていないような詳細まで紹介している。 だが多くの情報が公開されているにもかかわらず,SQL Serverに加えられた一部の変更点は非常に微細なものであるため,見逃されている可能性がある。自分がSQL Serverの挙動に関して知っていると思っていることが実際にはもはや通用しない,という事実に気づいていない人もいるかもしれないのだ。 今回はそういう三つの誤解について,率直に紹介してみようと思う。 誤解1:デッドロックの被害者になるのは避けられない 筆者が驚いたSQL Server 2005の変更点の一つに,改善されたデッ

    見逃しているかもしれない! SQL Serverの細かな変更点
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    tatu001s 2007/03/06