中国国内でNHKの海外向けテレビ放送「ワールドプレミアム」が、日本時間8日夜7時すぎに、8日から始まった中国共産党大会のニュースを伝えたところ、画像と音声が1分余りにわたって中断されました。 放送が中断されたのは、中国国内の貧富の格差や民主活動家に対する抑圧に触れた部分です。 また、日本時間8日午後7時半から放送された「クローズアップ現代」も、党大会がテーマでしたが、番組後半のおよそ15分間の画像と音声が中断され、再開されたのは、番組終了のあいさつのときでした。 党大会を経て、最高指導部が大幅に交代するのを前に、国民が社会の矛盾に関する情報に接することに対し、中国政府が神経をとがらせているものとみられます。