先週、2割を超える大幅な業績予想の下方修正を発表したHTCの株価が、5日間連続で値下がりを続けてたという。 HTCは23日に、今四半期の売上が前四半期にくらべて約23%の減少となるとする予想を発表。これを受けて、同社の株価は24日、25日の両日、台北市場でストップ安となる6.9%の下落をそれぞれ記録。この結果、同社の株価は5日間で24%下落、また今年4月28日につけたピークの株価に比べて約6割も下落したという。 HTCではこの不振の原因として、売上の約半分を占める米国市場や同20%を占める欧州市場の景気の悪化、ならびにアップル(Apple)やサムスン(Samsung) などとの競合激化を挙げていた。 これに対し、シティグループ(Citigroup)の台北駐在の2人のアナリストは、HTCの業績低迷について「マクロ経済などよりも、他社に比べて見劣りがする同社の製品に依るところが大きい」との見方