“音の良いヘッドホン”と一口に言っても、市場には実にさまざまな選択肢が広がっている。ただ、その候補として名前があがりやすいのが「静電型ヘッドホン」ではないだろうか。 STAX フラグシップイヤースピーカー「SR-X9000」(693,000円/税込)と、真空管/半導体ハイブリッド式専用ドライバー「SRM-T8000」(660,000円/税込) 静電型、あるいはエレクトロスタティック型やコンデンサー型とも呼ばれる方式のヘッドホンは、とても薄い振動膜を2枚の電極板ではさみ、振動膜には常に電圧をかけておく。その状態で電極板に音楽信号を流すと、静電気によって振動膜がふるえ、音を発生させるという仕組みである。 この方式では、非常に薄く軽い振動膜をほぼ全面均一に動かせることから、音の鳴りはじめにも機敏に反応し、微細な音楽信号も忠実に再現できるという長所を持つ。その一方、製造にも高い技術力とノウハウがい
![“静電型ヘッドホン” の最前線、スタックス修理の現場に潜入 (1/2) - PHILE WEB](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/07e6ffdac188790cc3b92c86b8796d34724d7226/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.phileweb.com%2Fnews%2Fogp%2Finterview%2F9%2F6725c5f8310cb3e2c714105919e2db28.jpg)