【米ワシントン29日=島袋良太本紙特派員】小野寺五典防衛相とヘーゲル米国防長官は29日午後(日本時間30日未明)、米ワシントン郊外の国防総省で会談し、昨年10月に垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを配備した米軍普天間飛行場に、今年夏に12機を追加配備することを確認し、発表した。同飛行場の名護市辺野古移設や、在沖米海兵隊のグアム移転などの米軍再編計画を着実に進めていくことも表明した。 追加配備するオスプレイは山口県の岩国基地にいったん陸揚げし、普天間に運ぶ。 会談では1997年に改定された日米防衛協力のための指針(ガイドライン)を数年かけて見直すことも確認した。日米間の「防衛協力や役割分担のあり方」を検討する。 尖閣問題についてヘーゲル長官は「領土主権に関しては特定の立場を取らないが、尖閣諸島は日本の施政権下にある。日米安保条約が適用され、現状の変更をめぐる、いかなる力による一方的な行為にも