アメリカ海兵隊の幹部は、西太平洋地域に2000人規模の即応部隊を海軍の揚陸艦とともに追加で展開させ、この海域での活動を強化する方針を明らかにし、海洋進出の動きを強める中国をけん制するねらいもあるとみられます。 西太平洋地域では、これまで、沖縄に駐留する「海兵遠征部隊」が長崎に配備されている海軍の揚陸艦に乗り込んで地域全体に展開してきましたが、ウィスラー中将は、沖縄に駐留する「海兵遠征部隊」は、今後、北東アジアを中心に活動し、新たに投入する部隊はアジアの南側を中心に活動していく見通しだと説明しました。 新たに投入する「海兵遠征部隊」についてウィスラー中将は、アメリカ本国から派遣するのか日本に駐留する海兵隊で構成するのかなどの詳細は検討中だとしています。 アメリカは、アジア太平洋地域を重視する戦略の一環として2012年から海兵隊をオーストラリア北部に駐留させていて、アジアの南側の海域でも海兵隊