【北京=矢板明夫】中国人民解放軍は5日、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島周辺で大規模な軍事演習を始めたもようだ。海軍の三大艦隊から複数の艦船が参加し、演習規模としてはこれまでで最大級だという。12日にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が南シナ海をめぐる問題で裁定を示すのを前に、この海域で海軍力を誇示し、主権問題で妥協しない強硬姿勢を内外に示す狙いがあるとみられる。 軍事に詳しい中国人ジャーナリストによると、今回の演習には南シナ海の防衛を担当する南海艦隊以外からも多くの艦船が参加。北海艦隊からは瀋陽、東海艦隊からは寧波などのミサイル駆逐艦も加わる。これらの艦船は7月初め以降に、海南島の三亜港周辺に結集したという。三大艦隊の主力艦を参加させ、南シナ海問題で譲らない姿勢を強調する狙いがうかがえる。 演習について、中国国防省は「年度計画に基づいた定例の演習だ」と中国メディアに説明している。しか
![中国、艦隊主力を集結 南シナ海演習、最大級 「米軍と衝突視野」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2b031f28fe2c97a6bb6d814428aa303eb58be679/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Famd.c.yimg.jp%2Fim_siggEOCasSue0aUJPODVfC6Kkw---x400-y400-q90%2Famd%2F20160706-00000056-san-000-6-view.jpg)