フリーエージェント(FA)権の行使期間に入った31日、ヤクルト・雄平外野手(32)が権利を行使せずに残留することを決断し、球団に意思を伝えた。 雄平が来季もヤクルトの一員として戦うことを表明した。これまでに球団と2度の交渉を行い、この日、戸田球場で行った秋季練習後、残留の意向を球団に伝えた。 「残ることが一番だと、ずっと思っていた。来年もヤクルトのために頑張りたい」 プロ14年目、野手転向7年目だった今季は、7月に左側腹部筋挫傷で離脱した影響で規定打席には到達しなかったが、108試合で打率・296、7本塁打、55打点をマーク。主軸として攻守に貢献した。 9月に出場選手登録が8年に達し、国内FA権の資格取得条件を満たした。球団が国内FA権を持つ中日・平田の獲得調査を進めるなど、外野手の編成に流動的な部分があったことから「一生に一度の権利。よく考えたい」と熟考を重ねてきた。球団からの残留要請を