図書館の模型の前で握手する(左から)安藤忠雄氏、吉村洋文大阪市長、山中伸弥氏=19日午前、大阪市役所(前川純一郎撮影)フルスクリーンで見る 閉じる 建築家の安藤忠雄氏が19日、大阪市役所を訪れ、中之島公園(同市北区)内で設計・建設する予定の児童向け図書館を市に寄付することを提案した。子供たちが活字や芸術文化に親しむ機会を増やすため、「大阪の将来を担う子供たちの学びを支える場所にしたい」と話した。 安藤氏は大阪市出身。中之島公園内の市立東洋陶磁美術館に隣接する土地に3階建ての「(仮称)こども本の森 中之島」(延べ床面積約1千平方メートル)を平成31年の夏休みまでに完成させる構想を描く。建築費用や運営費用は安藤氏が呼びかけ人となって民間から寄付を募る。 この日は、構想に賛同する京大iPS細胞研究所所長の山中伸弥氏も同席した。提案を受けた吉村洋文市長は「大阪にとって大きな財産となる。子供たちが未