鉄道総研が、JR西日本のアーバンネットワークを対象にした消費電力予測システムを確立するそうです。単一路線くらいだと、直流電気鉄道のモデルを使ってシミュレーションする技術はほぼ確立しているのですよね。 この記事を見ると、運転操作も反映するようなので、列車位置における電圧降下を反映して列車性能を変えて、きちんと振る舞いを再現するようなシミュレータなのでしょう。ダイヤを固定してしまったら楽に計算できますが、このモデルだと結構な計算量になるでしょうね。それでも、やればできるかな、という感はあります。 これをもとに、運転操作を改善して省エネにする、というのはどこまで効果があるのだろうかと思います。リアルタイムでシミュレーションしながら、最適運転操作を各車両に配信して指示するようなことができるのでしょうか。シミュレーションをできるようにすることと、それをもとに最適値を計算することの間には、さらに大きな