経済産業省は製鉄工程で二酸化炭素(CO2)の排出量を5割以上減らせる「水素還元製鉄」への開発支援額を4500億円に倍増すると発表した。実用化時期も当初計画の2040年代半ばから5年程度前倒しする。国内産業で最も多くCO2を出す鉄鋼業界の脱炭素化を後押しする。経産省が15日の審議会で方針を示した。計画を前倒しし、40年までに水素還元製鉄の実用化を目指す。日本製鉄やJFEスチール、神戸製鋼所などの
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経済産業省は製鉄工程で二酸化炭素(CO2)の排出量を5割以上減らせる「水素還元製鉄」への開発支援額を4500億円に倍増すると発表した。実用化時期も当初計画の2040年代半ばから5年程度前倒しする。国内産業で最も多くCO2を出す鉄鋼業界の脱炭素化を後押しする。経産省が15日の審議会で方針を示した。計画を前倒しし、40年までに水素還元製鉄の実用化を目指す。日本製鉄やJFEスチール、神戸製鋼所などの
三菱重工業は、燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)の燃料となる水素を補給する水素ステーション向け90MPa級超高圧液体水素昇圧ポンプ(注1)の長期耐久試験において累積250時間の運転を達成しました。本試験は、水素燃料供給の世界的大手である米国ファーストエレメント・フュエル社(FirstElement Fuel, Inc.、本社:カリフォルニア州、以下、FEF社)と共同実施しているもので、カリフォルニア州リバモアにあるFEF社の水素供給施設(注2)で来年まで継続する予定です。 本試験では、液体水素昇圧ポンプの起動・停止運転を約300回にわたって実施し、燃料電池バス1,100台分(注3)に相当する約30トンの液体水素を昇圧しました。分解点検の結果、消耗品を含む各種部品の健全性や耐久性を確認できました。また、本試験で使用された水素は実際にFCVの燃料に利用され、CO2排出
パナソニックホールディングス(HD)は電気を使わない水素生成装置の研究を始めた。メソ結晶という規則正しい結晶構造の金属酸化物を塗布することで、太陽光を照射するだけで光触媒作用により水を分解して水素を生成可能。水素エネルギー活用までに、水素生成に電力を使ってしまう課題の解消が期待できる。今後、結晶構造の制御方法確立や装置の大型化に取り組み、2030年に試作機の提供を目指す。 メソ結晶は直径数百ナノ(ナノは10億分の1)―数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の結晶性の超微細粒子が規則正しく高密度に集積した粒子の集合体。表面積が大きくなるため特性が向上し、光触媒作用の効率化が期待できる。 金属酸化物のメソ結晶溶液を塗布した基板を装置表面の光の当たりやすい場所に取り付け、光触媒作用による水分解を行う。現在、超小型の実験機で基本的な作用を実証済み。今後は効率よく安定的な生成ができる結晶構造
ホーム > News&Topics一覧 > プレスリリース:太陽光水素生成と電池発電を繰り返せるヨウ化水素(HI)サイクル ―カーボンニュートラル実現に必要なグリーン水素を高効率生成― 発表のポイント 〇 カーボンニュートラル実現の鍵といわれるグリーン水素[1]の新しい製造方法を開発した 〇 高効率グリーン水素生成を単層カーボンナノチューブ[2]がアシスト 〇 水素製造の副生成物による電池発電を行うと再び水素製造が可能になる新しい仕組みを実現 概要 本学大学院工学研究科 工学専攻(生命・応用化学領域)の石井陽祐准教授と川崎晋司教授は太陽光水素生成と電池発電を繰り返し行うことができる新しいエネルギーサイクルを開発しました。水素生成の対になる酸化反応にヨウ化物イオンの酸化を利用することで必要なエネルギーを小さくして高効率グリーン水素生成を実現し(図の上部)、また、この水素生成の副生成物として生
川崎重工業は、大型商用車ベースの燃料電池自動車(FCHDV)向けに大流量で水素充填が可能な水素ステーションを実現するための技術を開発する。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業/水素ステーションの低コスト化・高度化に係る技術開発」に、川崎重工が提案した大容量高圧ガスブースター式水素圧縮機の技術開発が採択されたもの。 積載量や航続距離の問題からバッテリーEV化が困難な大型商用車は、脱炭素化に向けてFCHDVが有望視されている。ただ、FCHDVには大流量での水素充填が可能な大規模ステーションが必要。これを実現するには、水素ステーションを構成する機器・装置の大容量化、コストダウン、安定稼働が課題で、ステーションの性能を決める重要な装置として水素圧縮機がある。
2023年09月15日 産業労働局 江東区新砂の都有地において燃料電池バス・トラックに対応した 水素ステーションを整備・運営する事業者を決定しました 東京都は、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向けた取組として、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化を目指しています。 なかでも、大型で走行距離が長い商用車両での水素活用は運輸部門の脱炭素化と水素利用の拡大のために非常に重要であり、都は燃料電池バス・トラック等の大型商用車両の導入に不可欠な水素ステーションの整備拡大を推進しています。 江東区新砂における都有地を活用して、燃料電池バス・トラックに対応した水素ステーションを整備・運営する事業者を公募していましたが、このたび、事業実施者を決定しましたのでお知らせいたします。 記 1 事業内容 都有地において、燃料電池バス・トラックに対応した水素ステーションを整備・運営する。 燃料電
ナニコレー!! 水素×バッテリー×バイオディーゼル! 選べるエネルギー 日本初となる“水素とバイオディーゼルを燃料とする旅客船”がついに進水です。2023年9月13日、商船三井テクノトレードが出資するMOTENA-Sea社が発注し、広島の本瓦造船で建造している同船の命名・進水式が行われ、「HANARIA」と命名されました。 拡大画像 HANARIAのイメージ(画像:MOTENA-Sea)。 この船は水素燃料電池、リチウムイオンバッテリー、バイオディーゼル燃料のいずれかから推進エネルギーを選択して航行できる旅客船だそう。化石燃料を使用した船と比較して、二酸化炭素排出量を53~100%削減できるといいます。全長は約33m、全幅約10m、喫水約1.4m、航海速力は約10.5ノット(約19km/h)とのこと。 船形としては小型の双胴船で、本体は飛行機のような卵型の前面形状です。イメージ図によると2
国際海運の次世代燃料の主流は何になるのか。アンモニアや液化水素、グリーンメタノールなどが候補に上がる中、国内各社は全方向に対応できる準備を進める。次世代燃料の決定はエンジンや船体などの技術開発だけでなく、寄港する各国のエネルギー政策が深く関係する。とても複雑で本命を決めづらいのだ。国内海運各社の取り組みを追う。 「新エネルギー(次世代燃料)船の導入と新エネ供給網の構築。この分野で劣後すると国際競争から脱落してしまう」。日本船主協会の森重俊也理事長はこう危機感を語る。船舶は他の輸送手段に比べ輸送距離や荷物ごとの温室効果ガス(GHG)排出量は少ないが、外航海運全体では世界の2―3%のGHGを排出している。外資系の荷主企業などは輸送時の排出ゼロを目指しており、対応しなければいずれ顧客から選ばれなくなる。 7月には国際海事機関(IMO)が国際海運の目標を引き上げ、2050年ごろにGHG排出量実質ゼ
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構は、「競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業/総合調査研究」に係る公募を実施し、ご提案いただいた4件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。 1.件名 競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業/総合調査研究 2.事業概要 水素社会の実現に向けては、様々な需要に対応する水素サプライチェーンを構築することが極めて重要であり、そのためには、更なる技術革新を通じた水素コストの低減を図るとともに、新たな技術や用途での実装に際して、安全性を検証しつつ、規制等の整備及び合理化を図ることを目的として、以下の調査を実施する。 (1)国内水素パイプライン構築に向けたグランドデザイン検討調査 国内外の水素パイプライン事例、パイプライン材、水素漏えい検知、保守保安手法等の調査を行い、安全確保を大前提に、経済性に
英ヘッジファンド、アルゴノート・キャピタル・パートナーズの創設者、バリー・ノリス最高投資責任者(CIO)は、水素は予見できる将来にもうけたい投資家にとって損な賭けだと述べた。 ノリス氏はインタビューで水素について、「残念ながら、完全に時間の無駄だ」と指摘。「多くのこれらの企業のビジネスモデルがうまくいくかどうか懐疑的」であることが、水素関連でショート(空売り)ポジションを取り、株価下落に賭けている理由だと説明した。ショートポジションの対象企業については詳述を避けた。 これは環境保全技術を巡って物議を醸す分野への新たな批判と言えるものだ。水素は温室効果ガス排出量削減のためのパズルの重要なピースであるのか、過大評価され誇張された幻惑なのか、質問される人によって見方が異なる。今のところ、水素を熱心に支持する人々でさえ数歩引き下がらざるを得ず、米インフレ抑制法(IRA)に盛り込まれた補助金の利用方
【ドバイAFP=時事】数十年にわたり化石燃料に依存してきたペルシャ湾岸諸国。経済構造の転換と、気候変動に伴う影響の緩和を一気に図ろうとする中、着目しているのが「グリーン水素」だ。≪写真はサウジアラビアの首都リヤド近郊ウヤイナにある太陽光発電研究所≫ グリーン水素は、再生可能エネルギーを使って水を電気分解することによって生成される。温室効果ガスを排出せず、潜在的な用途も幅広い。高い利益が見込めると同時に環境への負荷も低減できるため、各種の課題の解決につながると考えられている。 しかし、現在、グリーン水素が水素全体の生産量占める割合は1%にも満たず、商業レベルで普及するまでのハードルは高い。また、再生可能エネルギー源を拡充させる必要があり、それには何年もかかる可能性がある。 それでも湾岸諸国は、石油収入が減少する中、エネルギー市場のキープレーヤーであり続けるための鍵はグリーン水素にあり、とみて
米石油大手シェブロンは9月12日、再生可能エネルギーで製造した水素の世界最大の貯蔵施設を建設するプロジェクト「ACESデルタ」の過半数株式を取得したと発表した。写真は同社のロゴ。2022年12月、ベネズエラのカラカスで撮影(2023年 ロイター/Gaby Oraa) [ヒューストン 12日 ロイター] - 米石油大手シェブロン(CVX.N), opens new tabは12日、再生可能エネルギーで製造した水素の世界最大の貯蔵施設を建設するプロジェクト「ACESデルタ」の過半数株式を取得したと発表した。金額などは公表されていない。 ACESデルタは、三菱重工グループの米国現地法人である三菱パワーアメリカと、米マグナム・デベロップメントの合弁事業で、米ユタ州に施設を建設する。シェブロンはプライベートエクイティー企業のハディントン・ベンチャーズから株式を購入した。
トヨタ自動車の北米事業体トヨタ・モーター・ノース・アメリカ(TMNA、本社:テキサス州プレイノ)と、燃料電池発電事業を手がけるフューエル・セル・エナジー(本社:コネチカット州)は9月7日、米国カリフォルニア州ロングビーチ港の物流拠点トヨタロジスティクスサービスで、グリーン水素をオンサイトで生成する施設「Tri-Gen(トライジェン)」が完成したと発表した。 Tri-Genは、2.3メガワット(MW、注1)の発電が可能な燃料電池発電所と水素ステーションを併設しており、畜産場の家畜排せつ物や余剰食品などの廃棄物系バイオマスから水素を取り出し、燃料電池を用いて発電することで、再生可能エネルギーから水素、電気、水の3つの物質を生成する。 発電して得た電気は物流オペレーションに利用するとともに、1日当たり約1.2トン(注2)の水素を生産し、同社の燃料電池車(FCEV)「MIRAI」への供給分として使
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