世界銀行は12月のレポートで、エジプトの実質GDP成長率が2022/2023年度(2022年7月~2023年6月)は4.5%となり、2021/2022年度の6.6%から減速すると予測している。世界的な資源価格上昇の影響を受けたガス採掘、都市開発やインフラ整備が進む中で成長する情報通信や建設部門の好調を見込む中、原材料の高騰やサプライチェーンの乱れから製造業は伸び悩む見通しだ。 主要通貨に対してエジプト・ポンド安になっている状況下で、2023年は観光業の復活も期待されている。国外からの観光客は順調に戻ってきており、エジプト中央統計局によると、2022年上半期の国外からの観光客数は前年同期比85%増の490万人となった。 日本を含む外国企業から引き続き注目を集めるのが再エネ・グリーン産業だ。エジプトでは、2022年11月6日から20日まで、国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)
