ロジスティクス西日本旅客鉄道(JR西日本)と日本貨物鉄道(JR貨物)は24日、国土交通省の2023年度鉄道技術開発に関する補助金を受け、岡山地区での水素輸送・供給に関する調査検討を実施すると発表した。水素ガスの500分の1の容積で、貯蔵や輸送をしやすいメチルシクロヘキサン(MCH)を活用した水素輸送を検討する。 倉敷市水島から津山市にわたる岡山地区で、水素キャリアとしてのMCH、脱水素後のトルエンの貨物鉄道による輸送に関する調査、複数種の交通機関などに供給する総合水素ステーションの設置・運営に関する調査、水素輸送・供給までの事業モデルの実現性と事業性の評価を行う。 貨物鉄道による輸送に関する調査をJR貨物、総合水素ステーションの設置・運営に関する調査をJR西日本が担う。水島製油所で水素の受け入れ・貯蔵・供給に向けた検討を行ってぉいるENEOSと連携し、事業モデル構築を目指していく。 プロジ