第一章 0で割っても意味がない!――割り算の意味 早速ですが問題です。 問題「リンゴが6個あります。3人に同じ数ずつ分けると1人分は何個になるでしょうか?」 まずリンゴを用意します。 とりあえず1つずつ分けていきます。まだリンゴが余っているので、もうひとつずつ配っていきます。 ちょうどリンゴがなくなりました。これで3人に同じ数ずつ分けたことになります。というわけで、3人に2つずつ分けるとうまくいくと確認できました。このような問題に対し、普通は 6÷3=2 という数式を用い、 6を3で割った答えは2 などと表現することになっています。 この例をもとに考えると、割り算とは「1人あたりの数量を求める操作」、もう少し一般的に言えば「単位量を求める操作」と言うことができます。 さて、ならば「0で割る」ことについて論じるならばどのような問題を設定すればよいでしょうか。 簡単な例として次のものがあります
![「なぜ0で割ってはいけないの?」 数学マニアが中学生にもわかるようにした解説がエレガントすぎると話題に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/56abce47cfc6c0db7cb385f20f7662d50ddc5f62/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Foriginalnews.nico%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F11%2F1541497153033-1.jpg)