ライバル企業と比べて、IT活用は進んでいるのか--。経営層や利用部門から、こう聞かれたとき、CIO(最高情報責任者)やIT部員は、どう答えるだろうか。 個別の業務システムの機能なら、「全世界の在庫状況が日次で把握できるのは当社だけ」など、比較がしやすい。ところが、技術や製品の目利き力は勝っているか、競合他社を上回るIT投資の成果を得ているのか、経営層や利用部門と密な関係を築いているか、といった点は、そうはいかない。 「物差し」による比較がレベルアップにつながる IT部門の仕事の成果を客観的に提示する「物差し」があれば、他社と比べた強みや弱みを知ることができる。IT部門のレベルアップにもつながるし、経営層や利用部門に成果を客観的に説明するのにも役立つはずだ。 日経コンピュータはこう考え、ユーザー企業のITガバナンスがどの程度のレベルにあるのかを示す「企業のIT力」の算出に挑んだ。ユーザー企業
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