深夜に大音量の音楽を流して客にダンスをさせる「クラブ」を無許可で営業したとして、警視庁は、東京・渋谷の「青山蜂(あおやまはち)」経営者の後藤寛容疑者(47)=東京都目黒区碑文谷1丁目=ら3人を風俗営業法違反(特定遊興飲食店の無許可営業)の疑いで逮捕し、29日に発表した。3人とも容疑を認めているという。 2016年の同法改正で、店内の明るさが照度10ルクス(上映前の映画館に相当)を超え、午前0~6時に酒類を提供し、音楽を流して客にダンスを踊らせるなどするクラブを「特定遊興飲食店営業」と新たに分類。繁華街などの一部地域でのみ、許可制で営業が可能になった。 保安課によると、同店は禁止地域内にあり、無許可で営業を続けていたという。法改正後、同容疑の適用は全国初という。逮捕容疑は28日午前2時15分ごろ、渋谷区渋谷4丁目のビル内で、特定遊興飲食店営業の許可がないにもかかわらず、客に酒類を提供して音楽