湘南地域の海の家の一部が「クラブ化」している問題を受け、神奈川県逗子市の平井竜一市長は7日、記者会見し、逗子海水浴場の運営ルールを定めた条例を改正し、海の家での音楽演奏の禁止を検討する考えを明らかにした。 同海水浴場では7月14日に男性2人が死傷する殺人事件が発生するなど治安対策が急務となっており、「家族で楽しめるビーチに戻すのが目的」と述べた。 市は7日、逗子署や県などと、逗子海水浴場の安全対策を話し合う協議会の初会合を開催。音楽を演奏したり、流したりすることを禁止する条例改正や、営業時間の短縮を検討することで合意した。 同海水浴場では今夏、43店の海の家が出店、うち8店は防音設備を備え、音楽イベントを開くことができる。市は殺人事件を受けて7月25日、海の家でつくる逗子海岸営業協同組合にクラブイベントの自粛を要請。8月3日には音楽イベントの全面自粛も要請したが、その後もクラブイベントを行