初期ひょうきん族の見どころの一つは、現在では決して見ることができない、ビートたけしと島田紳助のカラミである。 1981年当時、たけしは34歳で、紳助はまだ25歳の若さ。 実に9歳もの年齢差があるけれど、たけしが25歳で浅草のストリップ劇場に流れ着いたのに対して、紳助は高校卒業後すぐに弟子入りしたので、芸人としてのキャリアは2年ほどしか違わない。 とにかくこの二人、噛み合わないこと甚だしい。どちらも、自らシュートを打ちたがるタイプ。相手にパスを回すふりをして、平然と潰しにかかる。 今となっては超レアなカラミであるのは確かなので、何回かに分けて紹介していきます。 「ひょうきん族」が正式スタートする前の、5回目の特番より。「いじわるコンビ」として登場するのは2回目。 二人は漫才がまだ「万歳」と呼ばれていた時代の、太夫・才蔵の扮装で登場。 たけし:(鼓をポンポンと叩きまくり)ホッ! さあ参りましょ