印刷 クレーンでつり上げられ、宙に浮いたSL=8日午前3時25分、熊谷市大麻生、川崎卓哉撮影炭水車の上部に引っかかった機関室の屋根のひさしをバーナーで焼き切る作業員=8日午前2時28分、熊谷市大麻生投光器で照らしながら、巨大なクレーンを使って復旧作業は夜通し続いた=8日午前1時54分、熊谷市大麻生 脱線した秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」を線路に戻す復旧作業が7日深夜から、熊谷市大麻生の広瀬川原熊谷工場の事故現場で行われた。作業は夜明けまで続き、作業が終わったのは始発電車が通過する約10分前だった。 作業には、各地のSLの点検や修理を手がけるJR大宮総合車両センターの作業員らも駆けつけた。約70トンの機関車と、石炭や水を運ぶ約30トンの炭水車の連結部を切り離し、大型クレーン車2台でつり上げ、レール上に戻した。 秩父鉄道によると、先頭の車輪が敷石にめり込んでいたが、外見では大きな損