アテネ→ドイツのカッセルで開催中の「ドクメンタ14」。5年に一度、通常はドイツで行われるこの国際現代美術展に、デジタルクリエイターのナカヤマン。がアテネに訪れた。先のヴェネチア・ビエンナーレ(Part1, Part2)に続き、彼がギリシャで見たアートの光景とは。 2017年は10年に一度のアート・イヤーと言われている。2年に1回開催の「ヴェネチア・ビエンナーレ(Venice Biennale)、5年に1回の「ドクメンタ(documenta)」、10年に1回の「ミュンスター・彫刻プロジェクト(Skulptur Projekte Muenster)」が重複開催されるからだ。この旅では過去2回に渡ってヴェネチア・ビエンナーレの記事を寄稿したが、今回はアテネで開催中の「ドクメンタ14(documenta14)」に関して書かせていただく。 まずは「ドクメンタ」について簡単に説明する。ドクメンタは5年
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