「武安」、「馬克太」、「善均」……これ、何を指しているかお分かりでしょうか。答えはそれぞれ「ブリアン」「バクスター」「ゼンキンス」(ジェンキンス)で、すべてジュール・ベルヌ『十五少年漂流記』のキャラクター名です。 1888年に刊行された『十五少年漂流記』は、明治29(1896)年の邦訳『十五少年』(国立国会図書館で公開されています)で、上記のような当て字を用いて登場人物を表記していました。現代から見ると強引に感じられますが、当時の人にはこちらのほうが読みやすかったのでしょう。「読みやすい翻訳」の姿は、時代や状況に応じて変化していくのです。 「武安」から120年以上経った2019年6月6日、学研プラスの児童書シリーズ『10歳までに読みたい世界名作』より、『ナルニア国物語 ライオンと魔女』(原作/C.S.ルイス、編訳/那須田淳、絵/佐々木メエ、監修/横山洋子)『十五少年漂流記』(原作/ジュール
全長225mの歩道橋一体型駅舎、デンマーク首都圏のハブに デンマークの首都コペンハーゲンから南西に約35km行った場所に、人口6万余りのKøge(ケーエ)市がある。市の北部で2019年6月、ケーエ北駅がオープンした。歩道橋と駐車および駐輪場で構成したユニークな駅舎だ。全長は約225m。高速鉄道と首都圏近郊鉄道、高速道路をまたぐ形で建つ。 2020.03.13 「金ピカ市庁舎」は移転の象徴、街の資産である鉄鉱石を表現 市庁舎の国際コンペが2012年に行われ、56組のエントリーからデンマークに本拠地を置くHenning Larsen Architectsの案が選ばれ14年に工事が始まった。5年ぶりに現地を訪れ、CRYSTALと呼ばれる新市庁舎に入った。 2020.02.20 突き出したバルコニーが無数に並ぶ、藤本壮介氏設計の集合住宅 フランス南部の地中海に面するリゾート地、モンペリエで「l’A
聖学院大学 聖学院大学が6月22日に高校生ビブリオバトル・ワークショップを開催 -- 当日飛び入り参加、見学も可能 大学ニュース / イベント / 高大連携 / 学生の活動 / 地域貢献 2019.06.19 10:00 聖学院大学(埼玉県上尾市/学長:清水正之)は6月22日(土)に高校生を対象とした「ビブリオバトル・ワークショップ」を開催。高大接続の観点から、大学生がファシリテーターとして参加し、高校生と一緒にアクティブラーニング(参加型学習)によるワークショップ形式で行います。今年で4年目となるこの取り組みは、ビブリオバトルを通して、高校生同士あるいは高校生と大学生が交流を深め、知見を広げる良い機会となっており、回を重ねるごとに参加者が増えています。2019年度は22名(9校)の参加を予定。 埼玉県は「彩の国高校生ビブリオバトル」や「図書館と県民のつどい埼玉」など、中高生のビブリオバト
広島県廿日市市は、筏津地区公共施設再編整備事業基本計画を公表した。同地区の公共施設老朽化に伴うリニューアルに向け、市場性調査などを踏まえた施設規模や導入機能などを盛り込んでいる。事業方式は、原則としてDBO(設計・建設・運営)の導入を検討。事業主体については民間事業者によるSPC(特別目的会社)設立を期待するとしている。事業者選定スケジュールは、月内に実施方針を公表し、9月議会で債務負担行為を設定、10月上旬にも公募型プロポーザルを公告する見通しだ。 同地区は、体育館、市民センター、図書館などの大野地域の公共施設の中心的役割を担っているが、施設の老朽化が進み、耐震性への懸念もあり再編整備することにしている。整備基本コンセプトは「安全安心で子育てに優しい子どもたちを応援する居場所の創出」「すべての世代の健康増進に向けた拠点づくり」。 整備する施設は、既存図書館改修および新増築により構成され、
図書館の現場では、本を手放す「除籍」が常に行われているが、除籍後の再利用や処分については研究調査は多くない。「本を生かそう、保存し活用しつづけよう。そのために知恵を出し合おう」と取り組む東京多摩地域のNPO「共同保存図書館・多摩」理事長の座間直壮さん(74)と、事務局長の堀渡・白百合女子大教授(67)に、除籍の実際について話を聞いた。 東京は23区と、その西にある多摩地域などで構成されている。多摩地域には30の自治体があり、2人はそれぞれ調布市と国分寺市の市立図書館長を務めた経験者。 NPOは、多摩デポジットライブラリー(愛称・多摩デポ)とも呼ばれ、目指すのは、複数の図書館が除籍した資料を共同で保管し、利用し合える資料保存センターの実現だ。会員は約130人。ブックレットの刊行や講座などさまざまなことに取り組む。 図書館が本を除籍する際、その本を必要としている別の図書館を探し出す仲介も行って
宇都宮市は18日、7月の改正健康増進法の一部施行に合わせて、市独自の基準を設けて市有施設での受動喫煙防止対策を強化すると発表した。7月の一部施行の対象になっていなかった市有の図書館でも同月から敷地内禁煙にするなどの対策をとる。 改正法は望まない受動喫煙の防止を図るため、昨年7月に成立した。今年7月以降、受動喫煙の影響が大きい20歳未満の人や病気の患者、妊婦らが利用する学校や病院、行政機関が屋内全面禁煙。また来年4月以降は多くの人が利用する飲食店や事務所、鉄道、ホテルのロビーなどが原則として屋内禁煙となる。 改正法では来年4月の原則屋内禁煙の対象だった市の図書館や青少年活動センター、総合福祉センターについて、「子供や妊婦が使用する」として今年7月から敷地内禁煙にする。また、来年4月の全面施行で規制される市の美術館や体育館も今年7月に前倒しで屋内禁煙とし、屋外に喫煙場所を設置する。 7月の一部
聖学院中学校・高等学校 聖学院中学校・高等学校図書館トークライブ文藝春秋「オール讀物」編集長・大沼氏から中高生へ~日常の教育活動の枠を越えた「生の言葉」を届ける教養講座~ 中高ニュース / 地域貢献 / イベント 2019.06.19 17:30 聖学院中学校・高等学校(東京都北区中里3-12-1、校長:角田秀明)は、図書館の主催による「高度教養寄付講座」を2019年7月6日(土)に開催します。第7回目となる今回は文藝春秋「オール讀物」編集長の大沼貴之氏をお招きし、「編集者のお仕事」をテーマにお話しいただきます。この講座では作家や翻訳家、東北で被災地支援に関わっている方などをお招きしたトークライブを開催しています。 大沼氏は、年に2回発表される「直木賞」(公益財団法人日本文学振興会)の選考委員会において司会の労を取られている方です。作家と編集者との具体的なやりとりや、直木賞の決定に至るまで
伊丹市の名誉市民で、今月6日に91歳で亡くなった作家、田辺聖子さんの功績を振り返る追悼展が、同市宮ノ前の市立図書館本館ことば蔵で開かれている。 田辺さんは長年、同市内で暮らし、平成24年7月に開館した同館の名誉館長も務めていた。同館では田辺さんの著作約240作品を所蔵している。 追悼展では1階入り口に、田辺さんが好きだったバラを飾り、2階の「伊丹作家コーナー」では直筆サインなどを展示。3階の図書貸し出しカウンター前には「ジョゼと虎と魚たち」など作品約90点を並べるとともに、死去を伝える新聞記事を張り出している。 中田正仁館長は「訃報は残念。こうした機会を通じ、改めて田辺さんの作品に触れてほしい」と話す。 7月7日まで。同館では田辺さんへのメッセージを募集しており、製本化もする予定。問い合わせは同館(072・783・2775)。
7月6日に豊田市中央図書館で予定されていた勝田貴元のトークショーが、急遽勝田にテストの予定が入ったことで開催中止となった。 豊田市中央図書館からの発表は以下の通り。 7月6日(土)開催予定の「勝田貴元選手トークショー ~FIA世界ラリー選手権 ここだけの話~」ですが、勝田貴元選手に急遽テストドライブの予定が入ったため、止む無く中止とさせていただくことに致しましたのでお知らせいたします。イベントを楽しみにされていた皆様には深くお詫びを申し上げます。なお、同イベントにつきましては後日開催ができるよう現在調整中です。開催日が決定しましたら改めてお知らせいたしますので、よろしくお願い申し上げます。 令和元年6月18日 豊田市中央図書館
Posted June. 19, 2019 08:52, Updated June. 19, 2019 08:52 ソウル市は、19日から23日まで開かれる「2019ソウル国際図書展(SIBF)」で、「ソウル市公共図書館ゾーン」を運営すると、18日明らかにした。韓国国内最大規模の本祭りであるSIBFは今年で25回目となる。 ソウル市公共図書館ゾーンは、「図書展に行けば図書館もある」というスローガンで運営され、展示、体験など様々なプログラムが行われる。計3部の展示は、インフォグラフィックと映像、写真などを通じて、ソウル公共図書館の過去、現在、未来を見ることができるように構成した。 主な体験プログラムには、「折り畳み製本の本作り、家族写真の物語」「ネイティブスピーカーが聞かせる本のストーリーテリング」「香りで記憶する自分だけの本」などがある。22日は図書館、出版社、書店、読書サークルの関係者が
海賊版漫画サイト対策として、漫画家の赤松健さんは作者許諾の下に過去作品を広告付きで無料配信し、利益を作者に還元する「マンガ図書館Z」を運営している。また、自動翻訳やYouTubeなどを活用した実験プロジェクトなど、デジタルで読む漫画の未来を切り開くための試みに精力的に取り組む。 赤松 健 AKAMATSU Ken 1968年生まれの漫画家。別冊少年マガジンで『UQ HOLDER !』連載中。中央大学文学部卒。 代表作に『魔法先生ネギま!』『ラブひな』(第25回講談社漫画賞)など。公益社団法人・日本漫画家協会の常務理事。2010年から「マンガ図書館Z」(開設当時は「Jコミ」)を運営している。 試行錯誤する海賊版対策 アクセス数1億超と言われた「漫画村」(2018年閉鎖)など、悪質な海賊版サイト対策のため、政府はさまざまな対策を推し進めようとしている。だが、ネット利用者のアクセスを強制的に絶つ
200回以上続いていた人気連載が帰ってきました!スウェーデン在住のフォトジャーナリスト武藤聖一氏が、欧州の最新建築を巡り歩き、写真を撮影しながら現地をリポートします。以前の連載は、こちらからご覧ください。復活第1回は、日本から視察団も訪れる注目の図書館です。(ここまで日経クロステック) フィンランド独立100周年を祝うメインプロジェクトであるヘルシンキ中央図書館(愛称はOodi、オーディ)が2018年12月5日にオープンした。フィンランド語で「オーディ」とは、古代ギリシャ劇に登場する頌歌(しょうか)を意味し、愛称は一般公募から選ばれた。12年に行われた国際コンペで544件のエントリーから選考されたのが地元ヘルシンキのALA Architects(エーエルエーアーキテクツ)のデザインだ。
邪馬台国の最有力候補地とされる桜井市の纒向(まきむく)遺跡を考える「第13回纒向学セミナー」(市纒向学研究センター主催)が7月13日午後1時半から、同市河西の市立図書館で開かれる。「神社のはじまりと纒向の王宮・王権」をテーマに、神戸大大学院教授の黒田龍二さんの講演などがある。 同市辻地区では2009年、女王・卑弥呼…
文教大学国際学部国際観光学科の海津ゼミナールは、奄美群島の自然や集落の文化を紹介する冊子「奄美群島の残したいもの伝えたいもの」を、奄美群島広域事務組合(特別地方公共団体)と共同制作しました。本冊子は、奄美群島の伝統継承や観光振興に役立つ資料としての活用が期待されます。 【本件のポイント】 ・文教大学国際学部の海津ゼミが、4年かけて奄美群島の紹介冊子を地元公共団体と共同制作。 ・完成した冊子は、学校や各自治体、図書館、観光関係機関などに配布。贈呈式も行われた。 冊子には、各集落の季節暦を記したカレンダーや自然・生活・文化資源の所在地を示したマップ、奄美の自然や文化から出題する「あまみクイズ」などが掲載されています。 冊子「奄美群島の残したいもの伝えたいもの」 今回の冊子制作は、同組合の「環境文化を活用した地域振興事業」の一環として、奄美でゼミ活動を行っていた海津ゼミに依頼があったことでスター
編集局 (055)231-3111 広告局 (055)231-3131 販売局 (055)231-3132 事業局 (055)231-3121 デジタル推進局(Web担当) (055)231-3141 データベース部(写真・記事使用)(055)231-3158 出版部 (055)231-3105 広報・見学(山梨文化会館) (055)231-3051 記事・写真・イラストの無断掲載・転用を禁じます。Copyright 2014- 山梨日日新聞社 THE YAMANASHI NICHINICHI SHIMBUN. HELLO KITTY © 2021 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L627211
<ka-ron> たとえば、猟をするにも筋力、走力、跳躍力のどれも大きな獣にかなわない。私たちの遠い祖先は「協力」を覚え、経験で得た情報や知恵を共有し、子孫に伝えた。 形にはならぬものの「図書館」の原始的な芽生えは、そうしたところにあったかもしれない。 考古学では、最古の図書館は約5000年前、古代メソポタミア文明に登場したらしい。この時代、クサビ形文字で粘土板に記し、保管した。商取引、納税記録、兵の徴募、詩や神話、科学、歴史、哲学……とテーマも広がった。 整理・分類は図書館の宿命的課題。外側の粘土板の端に記されたタイトルで内容がわかるようになっていた(スチュアート・A・P・マレー著、日暮雅通監訳「図説・図書館の歴史」原書房)。
平素より株式会社長野日報社のホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、弊社ホームページを2024年4月15日(月)にリニューアルいたしました。 より使いやすいホームページを目指して、デザインとページの構成を見直しました。 これからもコンテンツの拡充を図りつつ、お客様に有益な情報を発信してまいります。 今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
少し前に、ライツ社の営業がこんなことを言っていました。 なんでニュースには、出版業界の悪い話しか出ないんだろう? 「出版不況」「書店倒産」「物流危機」etc...。 こんなニュースばっかり見てると、なんだか「本は終わった」みたいに感じてくる。ぼくは、書店が好きなのに。本が大好きなのに。明るいニュースだっていっぱいあるのに。そう思ってる人はきっと、たくさんいるはず。 このままじゃ、本をつくりたいとか、書店で働きたいとか、そもそも本を読みたい、本に関わりたい、という人が減ってしまうんじゃないか。 それなら自分たちで明るいニュースを届けよう。出版業界はおもしろい! 楽しい! ってみんなに言いたい。だから、note上で明るい出版業界紙を始めよう。 そう決めました。 noteで業界紙をやる2つの理由 noteで業界紙をやるメリットは2つあります。 1.出版業界以外の人にも、本にまつわるニュースを届け
2019年6月21日、視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)が衆議院本会議において可決され、成立しました。視覚障害者等の読書環境の整備推進に関し、国や自治体が果たすべき責務などを明記しています。 同法の成立を受けて、日本盲人会連合、DPI日本会議、全国盲ろう者協会、弱視者問題研究会が「読書バリアフリー法成立における関係4団体声明」(2019年6月21日付け)を発表し、同法成立を歓迎するとともに、同法の理念を推進し具体的に実現していくために、関係者の連携協力が今後求められることを強調しています。 読書バリアフリー法が成立 点字や音声読み上げ、国の責務(47NEWS, 2019/6/21) https://www.47news.jp/news/3694142.html 第198回国会(常会)視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律案(参議院) http://
◆地域の情報拠点へ磨け 他の動物は持たず、人間だけが持っている物の一つが「本」だろう。本を書いたり、読んだり、「図書館」というところに集めたりする動物や植物はいない。だから図書館は、私たちが人間であることを再認識する場なのだ。 初めて米国に住んだとき、隣人は「最初に行くべきところは図書館よ」と明言した。街の中の全ての情報は、地域の図書館に存在するから、まずは、そこで情報を集めることを勧めたのである。 「図書館とは本を借りるところ」と思い込んでいた私には衝撃だった。確かにそこには全てが揃(そろ)っていた。図書館とは、情報データベースだったのだ。そして、そこはユニバーサルデザイン(UD)の世界だった。障害のある子どもや学生、若い人も高齢者も来ていた。拡大読書器や特殊なマウスなどの支援機器が完備され、そこで必要な情報にアクセスする方法を学ぶことも可能だった。 ◆ ◆ この夏、九州でも順次公開
和歌山市は、今年度で移転、閉館する市民図書館(湊本町)の跡地に、リハビリテーションの専門職大学を誘致する準備を進めている。図書館の施設整備補助金など関連予算として計約2億8300万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を7月1日開会の市議会定例会に提案する。 図書館は昭和56年に開館。耐震工事や老朽化による施設整備の必要性から、南海和歌山市駅前に12月にも移転予定で、管理・運営はポイントカード「Tカード」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京)が行う。 今回誘致されるのは、「(仮称)和歌山リハビリテーション専門職大学」で、県内で理学療法士の専門学校を運営する「学校法人響和会」が運営。理学療法士と作業療法士について学べる2コースがあり、定員は各学年80人。開学は令和2年4月を予定している。 大学誘致によって、市は、若者の流出抑制やにぎわいの創出、市内への就職・定住の促進などを期待してい
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