「子どもの貧困対策法」が成立して19日で2年になります。埼玉県は、児童養護施設で育った子どもが高校卒業後に大学や専門学校に進学した場合、低額で住宅を提供する全国で初めての取り組みを始めました。 進学しなかった理由について、多くが、「経済的な理由で諦めた」と答えていて、県は、今年度から児童養護施設で育った子どもが、高校卒業後に大学や専門学校に進学した場合、低額で住宅を提供する新たな取り組みを始めました。 具体的には、県が借り上げた部屋やシェアハウスなどの住宅を光熱費込みで、月に1万円程度で提供するということで、県は、最大で9人程度の利用を見込んでいます。さらに、これらの住宅には、社会福祉士が定期的に回り、社会に出るまで相談に応じるということです。 埼玉県によりますと、児童養護施設で育った子どもに住宅を提供し、進学を支援するのは全国で初めてだということです。埼玉県こども安全課の大山典宏主査は、
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