那覇の街は、安室奈美恵さん一色に染まっていた。 観光客があふれる国際通りのあちこちにはポスターが飾られ、彼女が愛用していた膝丈のニーハイブーツをはいたアムラーたちが闊歩する。どの店からも聞き覚えのある歌がエンドレスで流れている。あちこちのビルに巨大なポスターが現れ、彼女の毅然とした眼差しが、街を見下ろしている。 9月15日、芸能界を引退する安室奈美恵さんのラストライブが約3000人限定で沖縄県宜野湾市のコンベンションセンターで開かれ、翌日には、その脇のトロピカルビーチで1万2000発の花火が打ち上げられた。チケットの抽選に外れたファンも全国から集まり、花火大会には3万人を超える観衆が集まった。 16、17日付の地元紙(琉球新報、沖縄タイムス)に安室さん大特集が組まれると、配達される午前3時過ぎには、ファンがコンビニを回って買いあさり、ホテルでも朝5時前には売り切れた。街から新聞が消える事態
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