連載第5回では「単一行関数」を紹介しました。単一行関数を使うと、数値データを四捨五入したり、文字データから特定の文字列を取り出したりして表示することができます。単一行関数は、名前の通り、行ごとにデータを加工して表示する関数です。例えば、20人の社員情報が入っているEMP表に対して単一行関数を使うと(給与を四捨五入するなど)、20行の結果が表示されます。 一方、社員単位ではなく、社員全員や部門ごとの合計給与や平均給与を求めたい場合には、グループ関数を使用します。グループ関数を使うと、1つ1つの行ではなく、表全体のデータを集計した結果を求めることができます。 代表的なグループ関数には、以下のようなものがあります。 グループ関数 説明 MAX