ポイント ●ダイヤルアップ接続などで使われるプロトコルのPPPには,PAPとCHAPという2種類の認証プロトコルが採用されている。 ●このうち,PAPはパスワードが平文で流れる。 ●CHAPはチャレンジ・レスポンス方式を採用して,パスワードそのものを経路上に流さない 今回は,認証に関する通信規約(プロトコル)のお話です。 PPPの認証プロトコルがPAPとCHAP 家庭からのインターネット・アクセスは,ADSLや光接続などのブロードバンド・常時接続が普及していますが,日本でインターネット・アクセスが始まった1990年代半ばは,パソコンにモデムをつないで電話回線経由でプロバイダに接続するダイヤルアップ接続が主流でした。サービスを利用する際は,事前にプロバイダと契約をして発行してもらい,そのIDとパスワードを使って認証を受けるようになっていました。このプロバイダのアクセス・サーバーとパソコン間を
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