わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 立命館大学アートリサーチセンターで行われた、板木をめぐる研究集会。2日目(5日)に参加。 中野三敏先生の「和本リテラシー」の講演。御趣旨は何度もうかがっているが、明治33年に、ひらがなが一音一字に統一されたことから、和本リテラシーの衰退がはじまったという話は初耳だった。 中野先生と並ぶ和本啓蒙者の橋口侯之介氏のお話も初めてうかがった。 アートリサーチセンターの版木研究者の金子さんの話もマニアックで面白く、高木元・鈴木俊幸・廣瀬千紗子各氏の発表も、和本の面白さを存分に伝える