検察庁法の改正案が国会に出されている。検察官の定年を六十五歳に引き上げるが、政権が認めれば定年を超えて勤務できる内容を含む。政治の裁量で検察人事に介入が可能で、強く反対する。 今回の改正案は法曹界などでは「人事上の指揮権発動と同じだ」と言われている。検察官の定年を現行の六十三歳から六十五歳に段階的に引き上げるばかりでなく、内閣か法相が「公務の運営に著しい支障が生ずる」と認めれば、特定人物について定年をも超えて勤務させることが可能になる。これが「勤務延長」である。
![検察官勤務延長 政治介入を招く案だ:社説:中日新聞(CHUNICHI Web)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b59cd3edbd84c53bba15fb59862880993da481da/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.chunichi.co.jp%2Fimg%2Flogo_social.png)
検察庁法の改正案が国会に出されている。検察官の定年を六十五歳に引き上げるが、政権が認めれば定年を超えて勤務できる内容を含む。政治の裁量で検察人事に介入が可能で、強く反対する。 今回の改正案は法曹界などでは「人事上の指揮権発動と同じだ」と言われている。検察官の定年を現行の六十三歳から六十五歳に段階的に引き上げるばかりでなく、内閣か法相が「公務の運営に著しい支障が生ずる」と認めれば、特定人物について定年をも超えて勤務させることが可能になる。これが「勤務延長」である。
ポスター「私は誰ですか」のオリジナル(右)と、慰安婦を象徴する少女像の写真部分(作品左上)に黒い粘着テープを張った修正版を見る花井利彦さん=30日午後、三重県伊勢市で(板津亮兵撮影) 三重県伊勢市で二十九日から開催中の市美術展覧会(市展)で、運営委員の一人が「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の騒動を受けて制作した作品に対し、市側が展示不可としたことが三十日、分かった。戦時中の慰安婦を象徴する少女像の写真がコラージュされており、市側は「展示をすれば市民の安全を損なう恐れがある」を理由とする。作家は「表現の自由を侵す行為。訴訟も見据えている」と強く反発している。 問題視されたのは、同市柏町のグラフィックデザイナー花井利彦さん(64)が制作したB2判のポスター「私は誰ですか」。黒を背景に、赤く塗られた手のひらと石を配し、左上には中国人従軍慰安婦像の写真をコラージュ
設楽ダム建設工事の本格化に伴い、旧豊橋鉄道田口線の線路跡を利用した設楽町道平野松戸線が10月1日から通行止めになる。廃線50年の記念行事を展開してきた任意団体「田口線50の会」は30日夜、町道を歩き通す「ラストナイトウオーク」を催す。 通行止めになるのは、三河田口駅跡を起点にダム建設予定地を通り、田内(たない)地区の土平(どだいら)と呼ばれる地点まで1・6キロの区間。「道路脇の急斜面で大規模な樹木伐採が始まり、一般車両の安全確保が難しいため」と国交省設楽ダム工事事務所は説明している。 寒狭(かんさ)川の渓谷に沿って走る同町道は、1968(昭和43)年8月に廃線となった田口線のレールを撤去して設けられ、トンネルや鉄橋をほぼそのまま利用している。田口線50の会は廃線50年に当たる昨年以降、ダムに沈む三河田口駅跡でのお別れセレモニーやトンネルでのミニ列車運転、線路跡の徒歩ツアーなどさまざまなイベ
リニア中央新幹線の南アルプストンネル(静岡市葵区)工事を巡り、大井川の流域十市町や利水団体とJR東海の協議が二十九日、静岡県庁であった。着工後、山梨・長野側に流出する湧水を一時的に戻せない問題を巡り、利水者側は猛反発。協議後、JRは湧水全量を大井川に戻すことは当初から難しいと認識し、「全量戻す」とは約束していないとの見解を示した。 JRは、県側の有識者との二十、二十一日の協議結果も踏まえ、九月上旬にも県側の要望や疑問に対する「回答」を提出し、基本協定の締結につなげる構え。県は九月十二、十三日に有識者を含めた会議を開くことで調整しているが、県側は「約束通り、全量を戻すべきだ」として、態度を硬化させる可能性がある。 協議には、島田市の染谷絹代市長のほか、土地改良区や水道企業団の代表らが出席。国土交通省の森宣夫・鉄道防災対策室長が「仲介役」として見守った。水の流出問題に議論は集中。利水者側は「湧
放火事件を報じる新聞を読みながら京都アニメーション社員らを気遣う杉山卓さん、一美さん夫婦=浜松市北区で 京都アニメーションの放火事件は、世界のファンに衝撃を与え、日本のアニメ界の未来を心配する声も広がっている。同社創業者で専務の八田陽子さんの実兄で、手塚治虫を支え、創生期から日本アニメに携わってきた浜松市北区三ケ日町の杉山卓さん(82)は不安や悲しみに押しつぶされそうになりながら、「魂込めたアニメづくりをやめちゃ、だめだ」と呼び掛ける。 杉山さんは東京都出身。二十歳の時、東映動画(現東映アニメーション)に入社。原画をトレースし、セル画を描く作業に関わった。一九六三年ごろ、手塚さんに「今必要なのは、漫画よりもアニメの人材だ」と請われ、手塚さんの虫プロダクションに入り、チーフディレクターに就いた。
鹿児島県大崎町で1979年、男性の遺体が見つかった大崎事件で、殺人などの罪で服役した原口アヤ子さん(92)の弁護団は1日、第3次再審請求を棄却した6月25日付の最高裁決定に異議を申し立てた。異議に法律的な根拠はないとされるが、弁護団は「最高裁が異議を退けた段階で、再審開始を取り消す決定が確定する」と説明している。 申立書は最高裁決定について、審理を差し戻さずに自ら決定を出したのは刑事訴訟法に反するなどと主張。鹿児島市内で記者会見した弁護団の鴨志田祐美事務局長は「最高裁決定は形式的にも実質的にも誤っている。これがまかり通ったら司法の自殺行為だ」と強調した。
狭すぎることで有名だったあの駅が、ついに改修の日を迎える。名古屋鉄道は、名古屋本線の西枇杷島駅(愛知県清須市西枇杷島町)について、ホーム拡幅などの工事に着手する。同駅は、あまりの狭さからベンチや屋根もなく、電車が来る直前まで乗客が待つことすらできなかった。地元の利用者が利便性向上を喜ぶ一方、鉄道ファンからは惜しむ声が上がりそうだ。 「名古屋方面の電車がまいります」。駅係員の声が響くと、細長い無人のホームに向かって、改札を通過した利用客が次々と踏切を渡っていく。西枇杷島駅で毎朝見られる珍光景だ。
東京湾に残る大正時代の海上要塞「海堡」の保存を国に要望したため、国土交通省側から圧力を受け失職を余儀なくされたとして、千葉県柏市の建設コンサルタント会社の元社長島崎武雄さん(81)が国家賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は10日、圧力があったと認め、一審東京地裁判決を変更し、国に約530万円の支払いを命じた。 高裁の野山宏裁判長は「民間企業の経営に対する法令に基づかない介入」と指摘。憲法が保障する官庁や議会への「請願権」を無視したもので違法だと結論付けた。国交省は「判決内容を精査し対応を検討する」としている。
賃金や労働時間の動向を把握する厚生労働省の「毎月勤労統計調査」について、全数調査が必要な対象事業所の一部を調べない不適切な調査が二〇〇四年から行われていたことが分かった。担当者間で十五年間引き継がれてきた可能性があり、データを正しく装うため改変ソフトも作成していた。統計を基に算定する雇用保険などが過少に給付されていたことも判明し、厚労省は不足分を支払うことを検討する。 しかし、東京都内では全数調査の対象が約千四百事業所あったが、実際には三分の一程度しか調べられていなかった。さらに、全数調査に近く見せかけるため、統計上の処理が自動的に行われるようプログラミングされたソフトも作成されていたという。賃金が比較的高いとされる大企業の数が実際より少ないと、実態よりも金額が低く集計される可能性がある。
検察当局が、顧客情報を入手できる企業など計約二百九十団体について、情報の種類や保有先、取得方法を記したリストを作り、内部で共有していることが分かった。共同通信がリストを入手した。情報の大半は裁判所など外部のチェックが入らない「捜査関係事項照会」で取得できると明記。提供された複数の情報を組み合わせれば、私生活を網羅的かつ容易に把握できるため、プライバシーが「丸裸」にされる恐れがある。 リストは、捜査当局が裁判所の令状なしで、個人情報を広く取得していることを示す。令状主義を定めた憲法に反するとの指摘もあり、手続きの不透明さが問題視されそうだ。
自民党ネットメディア局長の平井卓也衆院議員が二十八日、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」上で生中継された党首討論で、他党の党首の悪口を書き込んで投稿していた。 ニコニコ動画のネット中継は、スマートフォン(多機能携帯電話)やパソコンから書き込んだメッセージが即時に画面上に流れる仕組み。動画の雰囲気にも影響する。 中継会場で討論を聞いていた平井氏は、社民党の福島瑞穂党首が冒頭発言した際に「黙れ、ばばあ!」、日本維新の会の橋下徹共同代表の欠席が伝えられた際には「橋下、逃亡か?」などとスマートフォンで書き込んだ。一方、安倍晋三首相の発言に対しては「あべぴょん、がんばれ」など肯定的なメッセージを送っていた。
中日の福田永将内野手(29)がナゴヤ球場で行われている秋季キャンプ第2クール初日の7日、小笠原道大2軍監督(44)の「特別塾」でしごかれた。下半身強化に加え、内角球を確実に捉えるため、約1時間にわたって計9種類のメニューで追い込んだ。和製大砲は、年間を通じて主軸として働くためのベースをつくり上げている。 「小笠原塾」で徹底的に体をいじめた。ナゴヤ球場に隣接する屋内練習場に福田の絶叫がこだました。「アーッ! アーッ!!」。午後の個別練習では、小笠原2軍監督とのマンツーマントレーニングに「キツイっす…」と弱音も。ハードメニューを消化した後はヘトヘトになっていた。
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