LINEヤフーは社内表彰制度「データアワード」を開催している。社内でのデータ活用などの取り組みを評価する取り組みであり、2024年には生成AI部門も設けられた。今回は非エンジニアでありながら、生成AI部門でグランプリを獲得した、顧客分析統括本部の松原吏志さんに、仕事でのAI活用術を聞いた。 松原さんは主に、マーケティングリサーチ業務を担当しており、各サービスのマーケティングリサーチやデータ分析などを行っている。松原さんは、これまで手作業で行っていた一部の業務について生成AIで効率化できないかと考えた。そこで、LINEヤフーの独自AIアシスタント「ChatAI」(米OpenAIが提供するAPIを利用)でノーコードで業務効率化ツールの開発を始めた。 「私自身は非エンジニアで、エンジニアリングの経験もなかった。しかし、生成AIを使うことで自分には遠いものと思っていたツール開発にも取り組めると気付
