自分の子供は国際人にしよう、バイリンガルにしようということで、インターナショナル・スクール(外国人子弟のために設置されている小中高のこと。以下「インター」と呼びます)に子供を行かせる親の話が時おり週刊誌などに載ります。ところが、このインターなるもの、あまり内実が知られていません。いつか記事で取りあげてみたいと思っていた矢先、友人が、かねてから書きたかったということで一文を寄せてくれましたので、それを掲載します。 書かれた方は、海外でのインターナショナルスクールを経験し、インター出身の方とご結婚されたという「猛者」ですので、うってつけです。騎兵隊側に寝返ったインディアンの斥候のようなもので、普通、うかがい知ることのできないインター族の世界をかいま見ることができます。それだけに、独特の筆致もさることながら、迫力があり、読ませてくれます。 私自身、身内にインター族がいるので、どういう「人種」かは