日本自動販売機工業会は2011年4月11日までに、全国の缶・PET(ペットボトル)清涼飲料自動販売機がすべて「ピークカット機能付き」の自動販売機「エコベンダー」化していることを発表した。夏季の電力需要ピーク時に冷却運転をストップする仕組みで、いわゆる「電力消費シフト」機能を備えているもの。この機能によりピーク時の使用電力は1台あたり17Wに過ぎないとのことである(【発表リリース、PDF】)。 「エコベンダー」とは1995年から電力会社と共同で開発普及させてきた、自動販売機の冷却の仕組み。夏の昼間における電力消費量の需要増加は【東京電力管轄内の最大電力需要の推移をグラフ化してみる(追補版)】などで伝えている通りだが、この電力需要増加に対応するため、缶・PET清涼飲料自販機においては、 ・7〜9月の3か月間の平日が対象期日 (需要ピーク月、休日は工場などが休みのための電力需要は減る)