みなさま、こんにちは。 将棋世界編集部の鈴木です。 将棋世界9月号(8月3日発売)に掲載する「イメージと読みの将棋観・Ⅱ」(構成・鈴木宏彦)のテーマ図を公開いたします。 今回は、前半のテーマ1と2です。 テーマ1 升田幸三の神業 実戦。後手の手番でどう指しますか。形勢をどう見ますか。 (解説) 昭和33年の第17期名人戦第7局。当時名人・九段の二冠だった升田幸三と、王将だった大山康晴の戦いである。大山が勝てば名人になりタイトル数も逆転する。その大一番で升田は会心の将棋を指す。 升田王将が次の手を、「好手、妙手の上をゆく、いわば名手」と自賛したそうです。 テーマ2 大山康晴、受けの至芸 実戦。後手の手番でどう指しますか。形勢をどう見ますか。 (解説) 昭和31年の第15期名人戦で大山は花村元司八段の挑戦を受けた。真剣師から異例のプロ入りを認められた花村が、ヒノキ舞台に登場してきたのである。そ