子どもが突然訴える発熱、おう吐、目の痛み。新型コロナウイルスへの感染後、しばらく時間がたってから、こうした症状を訴える子どもが相次いでいます。 診断名は「MIS-C(ミスシー)」、小児多系統炎症性症候群。 欧米では死亡例も報告され、日本でもその実態が明らかになってきました。 (宇都宮放送局 記者 平間一彰)
![新型コロナ 感染後の子どもに相次ぐ「MIS-C」とは | NHK | WEB特集](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ef43c3b614923f8068a1490f9ec9af457dfd89bd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20230124%2FK10013956801_2301231941_0123194247_01_02.jpg)
子どもが突然訴える発熱、おう吐、目の痛み。新型コロナウイルスへの感染後、しばらく時間がたってから、こうした症状を訴える子どもが相次いでいます。 診断名は「MIS-C(ミスシー)」、小児多系統炎症性症候群。 欧米では死亡例も報告され、日本でもその実態が明らかになってきました。 (宇都宮放送局 記者 平間一彰)
新型コロナウイルスに感染した子どものうち、全国で少なくとも64人が感染から数週間後に心臓の働きなどが悪くなる「MIS−C=小児多系統炎症性症候群」と診断されていたことが自治医科大学附属病院などの調査でわかりました。 「MISーC=小児多系統炎症性症候群」は新型コロナに感染した子どもにまれに見られ、感染の2週間から6週間後に心臓など複数の臓器の働きが悪くなるなどして、欧米では死亡するケースも報告されています。 これについて、自治医科大学附属病院の小児科医のグループなどが全国のおよそ2000の医療機関を対象にことしの夏から行った調査の結果がまとまりました。 それによりますと、国内ではこれまでに子どもが死亡したケースはないものの、「MISーC」と診断された子どもは全国で少なくとも64人に上ることがわかったということです。 調査を行った自治医科大学附属病院小児科の松原大輔医師は「新型コロナの感染拡
新型コロナに感染した後、ウイルスの感染性は消失したにもかかわらず、症状が長引く場合があります。新型コロナワクチンを接種していると、こうした後遺症が大きく減ることが示されています。 新型コロナ後遺症の頻度新型コロナ後遺症のことを「罹患後症状」ともいいます。 新型コロナで入院歴のある患者さん約1,000例の追跡調査によると、代表的な後遺症の経時的変化は以下のようになっています(図1)(1)。 図1. 新型コロナ後遺症の頻度(参考資料1より引用) 接種回数が多いと後遺症が減りやすい事前に新型コロナワクチンを接種していると、新型コロナ感染後の後遺症が大きく減ることが複数の研究から示されています。 アメリカの研究では、2回接種によって後遺症リスクが28%減ることが示されています(2)。なお、この研究では、1回接種だけでは効果が示されていません。 イスラエルからの研究でも、2回接種済みの感染者は、未接
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