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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (20)

  • 一九二三年十一月十一日、二〇〇五年十一月十一日: 極東ブログ

    生涯を振り返って、その少年が忘れることができない一日となったのは、一九二三年の十一月十一日だった。誕生日を一週間後に控えた十三歳の少年は、奇しくも正確に八十二年後、死んだ。 場所はウイーン。その日はオーストリア共和国の記念日だった。五年前、オーストリア・ハンガリー帝国皇帝カール一世が退位し、以降共和制を祝う日となった。 その日は市中の交通は止ることになっていた。街に行列が行き交うからだ。学生たちも行列を作り、赤旗を掲げ革命歌を歌った。その行列の先頭に少年がいた。が、少年はふと立ち止まった。行く手を遮る大きな水たまりを見たからだ。 立ち止まったのは少年だけだった。行列は進み、彼はうしろに残された。なぜかもう行列に戻る気にはならなかった。 その行き先にあるものを少年が直感したからではなかった。自分の人生はこれから始まる激動の時代を見つめる証人(bystander)になると感じたからだった。そし

  • 孤独死問題への違和感: 極東ブログ

    私はテレビをリアルタイムで見ることはほとんどないのだが、先週土曜日、台風の進路が気になって夜九時前にNHKをつけ、たまたま消し忘れていたら、NHKスペシャルが始まっていた。テーマは孤独死。タイトルは「ひとり 団地の一室で」(参照)。 いま、全国各地の団地では、誰にも看取られずに亡くなる、いわゆる"孤独死"が相次いでいる。常盤平団地でもこの3年間で21人が孤独死した。その半数が40代、50代そして60代前半までの比較的若い世代の男性だった。 へぇと思ったのが運の尽きでなんとなく小一時間見てしまった。 NHK的な話の展開としては、団地のボランティア組織「孤独死予防センター」の活動をヒューマニズム的に描いていた。確かに活動されている人は立派だと思う。 だが話の全体から受ける印象は、私には奇妙な後味を残した。もちろん孤独死という問題そのもの重要性や、未婚者・パラサイトといった人々の増える日の未来

    uboshi
    uboshi 2005/09/27
    コメント欄も参照
  • 二〇〇五年衆院選挙結果: 極東ブログ

    驚いた。昨晩八時になったのでいつになくリアルでテレビのスイッチを入れたらNHKに尋常でない表示がある。自公三〇〇、ですか。しばし見ているとマジだ。そして結果は自民単独で二九六議席。これが自民党自身完璧に想定外だったことは東京ブロックの比例リストが足りずに、社民党のしかも保坂展人に流れるというお笑いからもわかる。 で、「オメーさんの予想(参照)はどうかね?」ということだが、自民圧勝、単独過半数というあたりは、ま、かろうじて合格ラインか。ホリエモンの落ちも当てたしな。この間の極東ブログのスタンスとしても、それなりにスジは通ったかなとも思う。 しかし、私は自民単独議席数二四〇と予想したわけで五十議席も外した。ということは、ハズシはハズシ。というわけでなんでこんなに外したかだが、予想のロジックをトレース(読み直し)してみて、強弁するわけではないが、率直のところ大きな見直し点はない。現状の統計を見直

  • 極東ブログ、二年: 極東ブログ

    内輪ネタ。先日の十四日、極東ブログが二周年を迎えた。その日に書こうかなと思っている内に他の話題に押された。そしてそのことに気が付いた人もないほどのネタなのでスルーしてようかとも思ったが、自分なりの感傷は多少あるので少し書いてみたい。 二年もよくやったなぁと思う。しかも休みなし。我ながら少し呆れるが、内容は別としてこういう根気というか奇妙な忍耐というのは自分にはあるのかもしれない。普通ならやんちゃ盛りの高校生のときでも私は皆勤賞を得た。高校生の時の自分にもういちど挨拶してみたい気持ちもある。やぁ、俺は変わったけど変わらないところもあるぜ。 極東ブログは当然だがいつか終わる。有料契約なので、私がいなくなればこのブログはネットから消えてしまうだろう。それでいいやと思う反面、ちょっとさみしい気もするので、身近な人には製にして残しておきたいような気もしていた。 そんなおり、不思議なことに思いが通じ

  • 小泉独裁批判が意味すること: 極東ブログ

    郵政民営化が参院で否決されたことで、小泉総理は衆院のほうを解散した。それは傲慢であり独裁的だという批判をよく聞いた。私はそれにアンビバレンツな思いを抱いている。が、どちらかというと、小泉が行使した権力こそが現在の状況下では総理のリーダーシップに必要な条件をなすのではないかと思うからだ。そのあたりを少し書いておきたい。 話はまた「ウォルフレン教授のやさしい日経済(カレル・ヴァン ウォルフレン)」(参照)から切り出したい。こので著者ウォルフレンは、日政治経済問題を扱うにあたり、アカウンタビリティ(accountability)という言葉を多用している。もともとこの言葉を流行らせた張人が彼なのだから当然と言っていいかもしれない。彼はアカウンタビリティを「説明責任」としている。これは、「なぜこういう政策をとったのか」をきちんと説明・開示する能力であり、これが日ではもっとも欠落していると

  • 極東ブログ: 郵政民営化は重要な問題だと思う

    「ウォルフレン教授のやさしい日経済(カレル・ヴァン ウォルフレン)」(参照)の書評もどきを書いたのは昨年の一二月一二日だった(参照)。昨今の状況に合わせて、二〇〇二年五月に出されたこのを読み返していろいろ思った。 エントリを書くに当たって、私のモチーフは、単純である。郵政民営化に意義を認めるというものだ。 ネットなどを見回しても、民主党をはじめ、郵政民営化は問題ではないという意見が予想通り出てきた。だが、私は問題だと思う。 ウォルフレンはその点をこので特に重視しているとはいえないが、再読するに示唆となる点は示していた。 学習院大学の奥村洋彦教授は「日は、家計資金の半分以上が、政府の金融機関たとえば郵貯とか年金関係で吸収されてしまうような異常な資金の循環をやめるべきだ」(「公的金融偏重の資金循環是正なくして金融再生なし」『論争東洋経済』二〇〇一年三月)と述べています。 奥村教授は、こ

  • [書評]自民党の研究(栗本慎一郎): 極東ブログ

    の大きな変革に立ち会っているのだろうなと思う。日のありようが日国民に問われたということはいいことだ。日国民はどう答えるだろうか。というところで、さて情報戦がばしばしと始まるのだ。 迎え撃つ小泉首相の原点は明快だ。”衆議院解散を受けて 小泉内閣総理大臣記者会見”(参照)より。 私は、今、国会で、郵政民営化は必要ないという結論を出されましたけれども、もう一度国民に聞いてみたいと思います。当に郵便局の仕事は国家公務員でなければできないのかと。民間人ではやってはいけないのか。これができないで、どんな公務員削減ができるんでしょうか。どういう行政改革ができるんでしょうか 言わば、はっきりと改革政党になった自民党が、民営化に反対の民主党と闘って、国民はどういう審判を下すか聞いてみたいと思います。だから解散をしました。 つまり、郵政民営化に賛成ですか、と。 そこで、情報戦の敵方の先陣は論点ずら

  • 参院否決なら、衆院を解散して国民に信を問えばいい: 極東ブログ

    政局について特に私にネタがあるわけでもないが、事ここに至って、一国民としての思いを少し書いておきたい。 郵政民営化法案のキモについては、「極東ブログ: 郵政民営化法案問題をできるだけシンプルに考えてみる」(参照)で触れた。ので繰り返さない。 政局についてだが、結論を先に言うと、郵政民営化法案が参院で否決ということになれば、衆院を解散して国民に信を問えばいい。私は小泉首相を支持する。 原則としては、良識の府であるはずの参院で否決されたら、法案を廃止なり、見直しなりをすべきだろう。しかし、内閣として、廃止にしたくないし、これまでも最大限譲歩したので見直すべき点はないとしている。であれば、国民に再度問えばいいという以外に私は考えられない。それに反対するというのは、国民の意思が現れるのを恐れていることになる。 これに放言を足す。私は参院は基的には国の未来の決断を問うとき、不要だと考えている。しか

  • 郵政民営化法案問題をできるだけシンプルに考えてみる: 極東ブログ

    郵政民営化を巡る問題をこの機に、できるだけシンプルに書いてみたい。 抜的な認識違いもあるだろうし、この問題は、賛否が明白に分かれるので、もしかするときつい批判を受けることになるかもしれない。 27日、郵政民営化法案がようやく閣議決定され、国会提出となった。この問題は極東ブログでも以前にも扱ってきた。今回のエントリはこの流れの話というほどではないが、一応過去の主要なエントリは以下である。 郵政事業民営化について最近思う3つのこと(2004.03.25) 郵政民営化問題が象徴するかもしれないこと(2004.04.27) 「郵政民営化実現内閣」というのだが、なにが当は問題なのか(2004.09.28) さて、何が問題なのか? 問題は、郵政がこれまで行なってきた貯金と保険の二つの事業、つまり金融部門を政府から独立させるかどうか、その一点だけだ。郵便事業やネットワークといったことはどうでもよい。

  • 「ほっとけない 世界のまずしさ」なのか?: 極東ブログ

    このエントリの標題は「ほっとけない先進国のアホさ」とでもしたかったのだが、そこまで言えるものでもないし、私のようなアホの筆頭にはよくわからないことも多い。ただ、アフリカ貧困に対する善意と援助の陰に隠されているものについては、やっぱり、書いておこうと思う。 なにが隠されているか。これまでの極東ブログの話の流れで言えば、「端的なところ、中国様のご威光」とかになりそうだ。ダルフール危機についても、端的に言ってしまえばこういうことだ、つまり… 南北内戦が片付いてきて、イスラム系スーダン政府が「け、南北問題では下手を打ったから石油の取り分が減ったじゃなねーか」と考え、さらに「もうこれ以上減らされるのはご免だな、じゃ、次にぐだぐだ言いそうな西のダルフールの住民を先手で追っ払っておけ」と考え、「なんか、うまい追っ払いの口実はないか? 古くからある住民対立を増長させておくのもいいが…なぬ!西側の反乱軍が

    uboshi
    uboshi 2005/07/15
    「スーダン・ダルフール危機情報wiki」→http://wiki.fdiary.net/sudan/
  • ポジティブ・シンキングとやら: 極東ブログ

    たるい話。ポジティブ・シンキングとやら。七日の「はてなブックマーク」の人気エントリー(参照)に「Dr.米山の活脳塾 グチは他人にとってもネガティブ・エネルギー」(参照)というのが上がっていた。それほど人気の記事というものでもないようだったし、ブックマーカーズのコメント(参照)も、たるい感じのが多かった。いまさらポジティブ・シンキングはないだろだし、それを脳に結びつける「脳内革命」も古い話だなと思って、このの情報をみると一九九五年出版。十年も前になるのか。そういえば、ポジティブ・シンキングといえば、斎藤澪奈子(参照)も亡くなったな。 Dr.米山の話はというと、サワリはこんな感じかな。 「疲れた」と言うとさらに疲れてしまうのは、このように脳が活力の出るような働きをやめてしまうからです。ですから、いくらつらくて、疲れていても、口には出さないことが大切です。 こういうのって、仕事なんかでリーダー

    uboshi
    uboshi 2005/07/11
    KGVさんのコメントに爆笑
  • ロンドン同時爆破テロについて: 極東ブログ

    昨日ロンドンで起きた同時爆破テロだが、死者は50人にのぼるのではないかと見られ、大惨事となった。現状では詳細はわからないことが多い。が、大方の見方を踏襲するわけではないが、アルカイダを標榜するイスラム過激派による犯行だと見てよいだろう。 今朝の新聞各紙社説もこのテロを扱っていたが、情報がないとはいえ、紋切り型の話に終始していたように思った。なかでも、テロに屈してはならない、日も危ないといったトーンが予想通り際立っていた。 端的なところ、日は危ないのだろうか。私は今回のテロ事件を見る限りではあまりその印象を受けない。スペインでのテロ事件でも今回のロンドンのテロ事件でもそうだが、非常に政治的なメッセージ性が際立っているのだが、日に対してそうしたシグナルを送るべきチャンスというのが想定されないからだ。 今回のテロでは、アルカイダを標榜するグループから犯行声明が出ている。日の報道ではまだ真

  • 社会事件と説明の関係ということ: 極東ブログ

    昨今の少女を拘束する事件にはあまり関心を持っていないというか、あまり立ち入った関心を持つのは品が悪いと思ってやりすごしてしまうのだが、先日NHKのラジオでこの問題について宮台真司が出てきて解説していたのを聞いて、奇妙な感じを覚えた。それって間違っているよ、と言いたいわけでもない。ちょっともどかしい感じがするので、書きつつ考えてみたい。 彼はこうした事件を、まず心理面と社会面と二つ要因あるとして分ける。のだが、冒頭から私はちょっとつまずく。要するに、彼は事件ではなく、事件の背景を説明したいということらしい。そういうことかと思って聞く。 彼の考えでは、心理面は、大半が古典的な精神医学で説明できる、としていた。正確な言葉ではないが、曰く、現代の青年は、精神発達の過程において必要とされる、全能感・万能感の断念ということができていないため未熟であることが多い。彼の説明では、人というのは、その精神的な

    uboshi
    uboshi 2005/05/27
    共感する。
  • 政治とブログとその公共的な性格について: 極東ブログ

    ブログ自体を話題にするのはできるだけ控えたいと思うのだが、少し昨今のブログについて触れてみたい。大筋では政治とブログについてだが、話のとば口に、昨日のFujiSankei Business i.”ブログの影響力は限定的、米で調査結果”(参照)を借りる。ま、冒頭を読んで味噌。 「ブログ」と呼ばれる日記スタイルのホームページは政治に影響を与える存在であるかもしれないが、情報や影響という点で新聞やテレビなどの既存メディアに成り代わる存在ではない-。 これは、米非営利組織ピュー・インターネット・アンド・アメリカン・プロジェクトがまとめたブログの調査・研究報告で明らかになった。 前段だけなら、思わず、脊髄反射的に「ふーん」とか言いそうになるのだが、後段を読んで「ありゃま、これは何?」と私は思った。というか、「ピュー・インターネット・アンド・アメリカン・プロジェクト」という名前を見て、「ヲイヲイなんじ

  • [書評]希望格差社会(山田昌弘): 極東ブログ

    以前に読んで心にひっかかったものの、そのあたりがうまく言葉にならず、もどかしく思ったまま、そういえばこのについて結局なにも書いてこなかったことに気が付いた。と、いう次第なので、いまだにうまく思いがまとまらないが、気にもなるので、書きながら、考えてみたい。 「希望格差社会―「負け組」の絶望感が日を引き裂く」は、副題にあるように、日社会が勝ち組と負け組の二極化になるという、社会の危機感を社会学的に考察し、その解決策も提示したものだ。それがどうして、「希望格差社会」になるかといえば、Amazonのサイトにある日経ビジネスのレビューにあるように、とりあえず、こういうことだ。 現在の日は職業、家庭、教育のすべてが不安定になり2極化し、「勝ち組」「負け組」の格差が拡大している。「努力は報われない」と感じた人々からは希望が消滅し、日は将来に希望が持てる人と絶望する人に分裂する「希望格差社会」に

    uboshi
    uboshi 2005/05/22
    書評もよいが、コメント欄の充実ぶりがいつにも増して素晴らしい。
  • 世界経済フォーラムによる日本の男女格差調査: 極東ブログ

    は国際的に見ると男女格差(ジェンダー・ギャップ)の大きい国である、と言っていい。一六日に発表された「世界経済フォーラム」の報告書”Women's Empowerment: Measuring the Global Gender Gap”(参照)によると、主要58カ国のランキングでは38位と、中の下というか、下の部類になった。それだけ聞くと、先進国にあるまじき女性差別の国だよなということになるし、実際、そう言ってもそれほどハズしているわけでもないということになった。 ざっと上位ランクキングを見るとこんな感じだ。 スウェーデン ノルウェー アイスランド デンマーク フィンランド ニュージーランド カナダ 英国 ドイツ オーストラリア 上位は北欧が多く、次にコモンウェルスが目立つ。先日の国別学力調査でも北欧はよい成績だったので、さすがに平和な時代の長い国は社会が進展するものだと言いたくなる。

    uboshi
    uboshi 2005/05/18
  • 斎藤昭彦さん拘束の背景: 極東ブログ

    斎藤昭彦さんがイラクで武装勢力に拘束されたとするニュースに関連して、私は専門ではないが、簡単にPMC(Private Military Company)について触れておきたい。なお、冒頭から余談めくが、斎藤昭彦さんについてだが、英文のAPニュースなどと比べると、事実認識のレベルは同じでも英米系の報道の陰翳は国内とは違うものだなと思う。国内報道では日人としての大衆心情を結果的に反映することがニュース・バリューになるのだろう。その線上には朝日新聞”「家族持ちたい」と除隊、拘束の斎藤さん 驚く元同僚”(参照)といった不確かな物語もニュースのように紛れ込む。 イラク戦争と関連したPMCについては、毎日新聞記事”イラク邦人拘束:戦後担う民間軍人 復興に、治安に”(参照)や溜池通信vol.233”イラク戦争の再評価~PMCを中心に”(参照PDF)が読みやすい。極東ブログではこれまで幾つかのエントリに

    uboshi
    uboshi 2005/05/13
  • An Englishman's home is his castle.: 極東ブログ

    どちらかと言うとブラックジョークみたいだが、創作童話「博士(はくし)が100にんいるむら」(参照)ほど不正確でもなく、でも日人にしてみると洒落にもならない話。ネタ的にはちょっと古い。先月米時間で二六日、ブッシュといっても弟、ブッシュ・フロリダ州知事が、フロリダでは市民が正当防衛で銃を行使してもよいとする新法に署名した。ロイターでは"米フロリダ州の新法、危機回避義務のない正当防衛認める"(参照)と普通の外信扱いだったが、エキサイト・ニュースでは、同じくロイターではあるものの、色ものの(((世界びっくりニュース)))"身の危険を感じたら相手を射殺してもOK フロリダ州の新法案"(参照)にしていた。日のエキサイトは洒落だと思っているのだろう。 従来なら、服部君事件(参照)のように、州によっては、不法侵入者と見なされる場合には、銃行使が認められていた。が、今回の立法では、結果的に、公共の場でご

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    uboshi 2005/05/06
    The World Is Mine!
  • アドビのマクロメディア買収について雑感: 極東ブログ

    あまり社会全体に影響のあることでもないし、IT分野においてもごく限られた領域だとも言えるのだが、Web分野のクロニクルとしてアドビ(Adobe Systems)のマクロメディア(Macromedia)買収について、ごく感想みたいなものだが書いておきたい。ざらっと書くので間違いも多いだろうと思う。 話は、18日、米国アドビ社が同じく米国マクロメディア社を34億ドル(3600億円)相当の株式交換で買収することに同意したことが発端。単純に言えば、マクロメディア社がこれでアドビに吸収される。米国での話だが、この統合は日の部門にも影響する。あれだ、アルダスがアドビに統合されたときみたいにごちゃごちゃするのだ。 アドビ社のビジネス分野だが、新聞報道などでは、パソコンディスプレイに印刷状態に近い文書表示を可能にするPDFファイル作成・表示といった点に関心が持たれているようだ。確かに米国ではそうかなと思

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    uboshi 2005/04/21
  • 止まらないGMの転落が暗示する世界の先には: 極東ブログ

    昨日の朝日新聞記事"トヨタ、08年に970万台生産へ GM超えも視野に"(参照)では、標題どおり、トヨタ自動車(ダイハツ工業と日野自動車を含む)グループが2008年に生産の計画を970万台とし、米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて、自動車メーカーとして世界一になるとあった。朝日新聞、そう来たか。 GMは確かに大変なことになっている。業績不振である。30%代を維持してきた市場シェも25%まで落ちる。転落が止まらないように見える。同記事にはこうある。 GMは04年の世界生産台数を明らかにしていないが、ほぼ同規模の販売台数(小売りベース)は899万台。トヨタの04年の世界生産は754万台にすぎない。 しかし、GMは主力の北米でトヨタなどに押され、多額の販売奨励金をつぎ込んで販売台数を確保しているのが実情で、経営悪化に苦しんでいる。 やや旧聞だが今期GMは赤字に転落した。17日の日経記事"GM、

    uboshi
    uboshi 2005/03/30
    M・ムーア、15年越しの勝利?
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