このエントリの主題からはずれるけど南京事件に関してはより本質的な点についてまず。そもそもティンパリーと国民党のつながりを云々…というのは南京事件否定論者がどれだけ追いつめられてるか、の証左なんですな。なにしろティンパリーは南京事件当時南京にはいなかったわけで、『戦争とは何か』は彼の目撃談じゃありません。だから、仮にありもしない事件をでっち上げて宣伝するために金を使ったというのなら、ティンパリーに払うというのはかなり妙というか迂遠なはなしです。ティンパリーの情報ソースとなったフィッチやベイツやスマイスら、事件当時南京にいた第三国人こそが買収の対象となるべきです。ティンパリーに金をつかませて偽情報を書かせても、フィッチらが「自分たちはそんな報告はしていない」とバラしてしまえばなんにもならないからです。東中野修道にせよ北村稔にせよ、ティンパリーがベイツらの報告を歪めて『戦争とは何か』に記載した、