2年前の「ウェブ時代をゆく」のレビューをmixiで 書いたときに「梅田氏は(スポンサー以外は)自分より若い人しか会わないらしいので、きっと会う機会はない(笑)。」書いたのだが、思いもかけず、「シリコンバレーから将棋を観る」全訳プロジェクトの関係で梅田さんにお会いする機会があった。今まで梅田氏の新書は皆読んでいたが、これを契機に今まで読んでいなかった著書(「ウェブ時代5つの定理」と「シリコンバレーは私をどう変えたか(オリジナル及び文庫版)」)を読もうと思った。 というわけで、まず「ウェブ時代5つの定理」。出版より1年以上遅れだが、書評と言うより、この本を読んでいろいろ考えたことを書いてみよう。 ウェブ進化論以来、梅田氏の本やブログには多くの共感や賞賛と同時に強い批判が向けられた。 ・今さらこんな当たり前のことばかりを書いている、とか、 ・オープンソースやweb2.0などの言葉を単純化して提示