ナイジェリアのテロ組織「ボコ・ハラム」が大規模な女子生徒拉致事件を引き起こしたことにより、マスメディアを通して国際的な注目を浴びている。 ボコ・ハラムは通称であり、組織の正式名称は「Jama’atu Ahlis Sunna Lidda’awati wal-Jihad(宣教及びジハードを手にしたスンニ派イスラム教徒としてふさわしき者たち)」という。 ただ、同組織は西洋に源流を持つ価値、制度、法体系、技術などを強く否定しており、ナイジェリア北部で話されているハウサ語で「西洋の知」を意味する「ボコ」と、アラビア語で「禁忌」を意味する「ハラム」を組み合わせ、「ボコ・ハラム」と呼ばれるようになった。イスラム法(シャリーア)に基づく国家建設を主張しており、2010年7月には国際テロ組織アルカイダと連携するとの声明を発した。米国政府はボコ・ハラムをイスラム主義を掲げるテロ組織とみなし、2013年11
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