オウム真理教によって猛毒のサリンがまかれ8人が死亡した「松本サリン事件」から27日で20年です。 長野県松本市の現場には、亡くなった人たちを悼むため訪れる人の姿も見られました。 平成6年6月27日の夜、オウム真理教の麻原彰晃、本名松本智津夫死刑囚の指示で、長野県松本市の住宅街に改造した車が持ち込まれ、猛毒の化学兵器サリンがまかれた「松本サリン事件」では、8人が死亡し、140人以上が被害を受けました。 事件から20年になる27日、松本市の現場には40歳の会社員の男性が訪れました。 男性は「当時、化学兵器を使った市民へのテロが、このようにのどかな松本市で行われたことに衝撃を受けました。事件から20年がたち、記憶を風化させてはいけないと現場を訪れましたが、突然、人の命を奪ってしまうあのような事件は二度と起こってはいけないと強く思います」と話していました。 「風化させず語り継いでいく」 松本サリン