<児童虐待は脳に傷を負わせる。ではその子どもたちは、大人になっても悲惨な人生を送るしかないのか。どうすれば虐待経験者を救うことができるのか> 『虐待が脳を変える――脳科学者からのメッセージ』(友田明美、藤澤玲子著、新曜社)の著者である友田明美氏は、小児発達学、小児精神神経学、社会融合脳科学を専門とする脳科学者。本書が世に出ることになった経緯については、このような記述がある。 本書は、友田の著書『いやされない傷』(診断と治療社)をベースとして、その後明らかになったことや検討を重ねてきた推論などを追加したものである。『いやされない傷』は、医学の専門書であり、もっと多くの人に読んでいただきたいという思いから本書の上梓を決意した。 執筆は、わたしがこれまでに書いてきたものや話した内容を、共著者である藤澤玲子さんがまとめ、さらにインタビューや独自の調査で説明を加えるという形で進められた。藤澤さんは、
仕事中に怒られるとプレッシャーでさらに失敗してしまう――そんな経験を描いた漫画「怒られるとポンコツになる」が4万を超えるいいねを集めて話題になっています。 怒られるとさらに失敗してしまうことがある 作者の秋鹿えいと(@aikaeito)さんは、仕事中に理不尽に怒られるときは聞き流せるものの、自分が悪くて怒られると頭が真っ白になったり、仕事が終わってからもずっと自分を責めてしまったりするといいます。同じことで怒られないように必死になると、別の失敗をしてしまう“ポンコツ”状態に……。さらに、以前も怒られたことでまた怒られそうだと思うと、脳がギューッと小さくなる感覚におちいってしまいます。 しかし、今のバイト先はミスをしても怒られません。そのおかげか自然体で働くことができ、今まではミスをしなくなったという秋鹿さん。怒られるプレッシャーがないとこんなにも働きやすいのかと思ったと締めくくっています。
インドのムンバイに住む男性が、「同意なく僕を産んだ」として両親を提訴する準備を進めている。その意図は...... ■ 「子供を投資みたいに扱わないで」反出生主義の男性 「同意なく僕を産んだ」として、インドの男性(27)が両親を提訴する準備を進めている。インドのムンバイに住むラファエル・サミュエルさんだ。子孫を残すべきではないという「反出生主義」と呼ばれる哲学の擁護者で、自分の同意を取らずに自分を産んだとして両親を提訴する構えだ。 29年前の「女子高校生コンクリート詰め殺人事件」の容疑者が再犯 サミュエルさんは、サングラスとつけ髭という出で立ちで動画を作成。インドや世界の人たちに向けて言いたいこととして、「彼らは両親に対して何の借りもない」と話し、「同意なく生まれてきたのなら、生涯、金銭的に面倒を見てもらうべきだ」と主張している。 さらにインドの子供たちに向けて、「自分がやりたくないものを親
生活雑貨ストアの「LOFT」が、1月20日から展開しているバレンタイン広告に、戸惑いの声が続出している。騒動を受け、ロフトは2月4日に広告を取り下げた。 【画像一覧】物議を醸したロフトのバレンタイン広告 この広告のメインメッセージは「女の子って楽しい!」。広告動画には冒頭、金髪でばっちり化粧をし、頭にリボンを乗せたミニスカートの女性たち5人がイラストで登場。みんな楽しそうな表情を浮かべている。 説明には、次のような謳い文句が書かれている。 『2月14日(木)はバレンタインデー。 あれこれ悩んで楽しめる、この1日は女子の特権! 楽しまなきゃもったいなくない?! あげたい人に、選んで、包んで、 作って、集って、撮って、のせて。 おもいおもいに楽しめる、2019年ロフトのバレンタイン。 今年は、人気イラストレーター・竹井千佳さんとロフトのコラボも実現! ポップなデザインがオトメゴコロをくすぐりま
安楽死ツーリズム、鬱(うつ)と自傷に苦しむ人の安楽死など、スイスやオランダ、米国などで安楽死の現場を取材してきたジャーナリスト宮下洋一さんを招いて2月2日午後2時半から、シンポジウム「安楽死のリアル-一つではない『良い死』」が京都市中京区の立命館大朱雀キャンパスで開かれる。 宮下さんはスペイン在住。欧州や米国などの安楽死を事実上容認する国で取材を重ね、死の瞬間にも立ち会った。認知症男性や難病の12歳少女らが死ぬまでを辿り、執行した医師らにもインタビュー。著書「安楽死を遂げるまで」で第40回講談社ノンフィクション賞を受賞した。 立命大生存学研究センター主催。 安楽死が認められた地域では、対象が老い、精神疾患へと拡大し、さらに子どもへと、自己決定できる人びとの範囲を広げていく形でも生じているという。また日本でも、社会学者古市憲寿さんが安楽死合法化を主張し論議を呼んでいる。 医師で同センターの美
「赤ちゃん? いらないわ」。妊娠適齢期の女性がそう口にするのに、どれほど勇気がいることか。フェミニズムの国フランスでもそれは同じで、子供のいない女性はさまざまな社会的圧力に苦しめられている。親に泣かれ、ママ軍団に敵視され、メディアに不安を煽られ、そして自分を責めることになる。 子供をもたないという選択は、女の“わがまま”なのか──論争の結末に、胸のすくひと言が待っている。 リーズは51歳の画家で、一人暮らし。パリのマレ地区の中心部にある、ボヘミア調の装飾が施されたシックで広々としたアパルトマンに住んでいる。旅行にお出かけに、いろいろと予定を組んでアクティブに過ごしているが、母親にならないという選択を「あえて」したわけではないという。 「単に、子供が生まれなかったのよ」 とはいえ、子供に対して「心の疼き」を感じたことは一度もないと明かす。もちろん、恋に落ちたことはある。本当に深い恋愛もあった
ASD群がASD文を判断し、TD群がTD文を判断する際に、腹内側前頭前野が有意に活動した(京都大学の発表資料より)[写真拡大] 京都大学の米田英嗣特定准教授らによる研究グループは、自閉スペクトラム症(ASD)患者は、自身と類似したASD特徴がある人物に対して共感的な反応を示していることを明らかにした。 これまでの研究で、ASDのある人たちは、ASDのある登場人物の記憶検索に優れていることが分かっている。しかし、ASDのある人たちは、ASDのある人について考える時に共感が起きているかどうかについては明らかになっていなかった。 今回の研究では、ASDの成人15名とASDではない成人15名を対象に、「ASDの特徴がある人物の行動パターン記述文」と「ASDでない人物の行動パターン記述文」を読んでもらい、自分に当てはまるかどうかを考えてもらう実験を行った。その結果、ASDの人たちは、ASDの特徴があ
沖縄県名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票に不参加を決めている5市に投票実施を求め、「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表(27)が宜野湾市役所前で続けていたハンガーストライキが5日目となる19日午後5時ごろ、ドクターストップで終了した。15日午前8時から始まり、水と塩だけの摂取で挑んだ元山さんのハンストは105時間に及んだ。 【基地の話すると引かれるよね】ウーマン村本、元山さんを直撃取材 元山さんは記者団に「5市長がまだ参加を表明しない悔しさはすごくあるが、県議会で動きがあるのを期待して、自分のハンガーストライキという抗議は終えたいと思う」と発表した。 19日午後3時ごろから、市役所前の道路に日章旗を掲げた街宣車が停車。拡声器を使い「宜野湾市民の迷惑なんだよ。早く解散しろ」などと主張し、パトカーが出動するなど現場は騒然とした。 午後4時半に医師の診断を受けた元山さんは、2日前より
「学校がつらいなら、行かなくてもいい」。昨今、そんなメッセージがメディアやSNSで叫ばれるようになってきました。2017年度、不登校の小中学生は14.4万人で、過去最多。保護者にとっても、学校に行かない子どもを受け入れやすくなりつつありますが、教育の選択肢はまだまだ狭いままです。不登校の保護者が参加する「親の会」から、「学校がすべてじゃない」という思いとシステムのずれが見えてきました。(野口みな子) 【マンガ】「学校へ行けない僕」が不登校になったきっかけ 先生に「わかりません」と言ったら…… 「学校は行かないなら行かないで、いいと思うんです」 そう語るのは、東北地方に住む木村ユキさん(39)です。 木村さんの長男は小3の頃、担当教諭の指導がきっかけで、学校に行こうとすると体調を崩すようになりました。話しかけても反応が鈍く、以前の元気がない長男を見て、「休ませないといけないと思った」と振り返
9月30日の沖縄県知事選で明確に「辺野古基地反対」が示されたにもかかわらず、沖縄の民意を完全に無視する形で安倍政権が土砂投入を強行してしまったため、人々の反発はさらに強いものになりました。 ⇒【画像】ローラさんはインスタのストーリーでメッセージを投稿 辺野古基地建設は表向きは「米軍のため」ということになっていますが、実質的には約2兆5000億円と言われる建設費でウマウマしたい人たちのための利権です。そこで、辺野古基地の建設を止めるために、市民がホワイトハウスに請願を出すという動きになったのです。(参照:Stop the landfill of Henoko / Oura Bay until a referendum can be held in Okinawa –WE the PEOPLE) 驚くことに、これまで政治的な話はごく一部の芸能人がひっそりやってきたものですが、今回は芸能界の第一
青山を批判する人権派()な方々が多いけど、実際自分のとこにきたら嫌だろ?別に物理的に脱走が出たりモンペが近所で暴れたりとかそういうことを懸念しているんじゃない。 エリアとして「ここはこういう建物があっていい場所なんだ」ってなるのが嫌なわけで、オウム真理教のビルみたいな偶発的な事故とはわけが違う。 社会の暗部を受け入れる施設があることによってなんとなくエリア全体のイメージが変わってていきどんどん経済的・職業的・その他諸々エリアのハイコンテクストだと思っているものが 変遷するのが嫌だ、ってのはそんなに叩かれることかね。最近なんでもかんでも自由とか人権の名のもとに社会の成り立ちをないがしろにしすぎなんだよ。 芦屋にパチンコ屋が一軒もないとか武蔵小杉に住民が殺到とか白金高輪のドンキがオシャレな装いにしているとか、そういうのとせいぜい同レベルの話なのに、 なぜ児相×青山の組み合わせがこんなに叩かれて
セルフ・ネグレクトから孤独死という負の連鎖は高齢者だけでなく、団塊ジュニアやゆとり世代にも起こりうる話だ 不摂生や医療の拒否、部屋のごみ屋敷化などによって、自らの健康状態を脅かす、セルフ・ネグレクト(自己放任)。孤独死とも密接な関係にあるこのセルフ・ネグレクトが、近年大きな社会問題となっている。緩慢な自殺と呼ばれるセルフ・ネグレクトの最前線を追った。 「ああ、このお部屋は、セルフ・ネグレクトですね」 全国に展開している大手特殊清掃会社の特殊清掃人の女性は、部屋に入るなり、厳重な防毒マスク越しに私にそう教えてくれた。スースーという呼吸の音だけが、家主を失った部屋に響く。 築30年は下らない老朽化したアパートの、いわゆるゴミ屋敷のような6畳一間の部屋。そこで50代の男性は、脱ぎ捨てたおむつや、段ボール箱、散乱するコンビニのお菓子の空袋に埋もれるようにして亡くなっていた。 特殊清掃現場のほとんど
まだ記憶に新しいと思いますが、昨年2017年のユーキャン新語・流行語大賞で大賞を受賞したのは「インスタ映え」でした(ほかに「忖度(そんたく)」が同時受賞)。 この記事の写真を見る この数年で、SNSのインスタグラムをやっていない中高年にも、「インスタそれ自体の存在」と「インスタ映え」なるものが、大体どんなものであるのかという認識が浸透したように思います。 また、この数年で、若者たちの中には「インスタ検索」、つまり、ネットを検索するのではなく、インスタを検索して、その日行きたいレストランや次に行く旅行先を決める、という検索行為も一般化しており、多くの企業や商品にとってインスタとどう関わるか(インスタ上でどうプロモーションするか、インスタ上に一般人にどう投稿してもらえるか)ということが大きな課題になりつつあります。 こうして「インスタ映え」が中高年にも企業の意識にも浸透する間に、若者たちの間で
気が散りやすい、落ち着きがないといった注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもは、脳の特定の部位に特徴が現れることを、福井大学子どものこころの発達研究センター(福井県永平寺町)の友田明美教授、ジョン・ミンヨン特命助教らの研究チームが人工知能(AI)による解析で明らかにした。現在は専門医の面接や症状のチェックリストで行われている診断の精度向上、治療効果の確認につながる成果としている。 国立研究開発法人科学技術振興機構との共同研究で、現地12月3日付の英科学誌電子速報版に掲載された。 友田教授らは、ADHDと診断された福井県内の7~15歳の39人と、ADHDや他の精神疾患がなく年齢や知能指数が同程度の34人の脳構造を、磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影。脳全体を148の領域に分け、それぞれの領域で皮質と呼ばれる部分の厚みや面積をAIで解析した。 この結果、ADHDの場合、人の意思決定に大きな役割を
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