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ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (43)

  • 植村隆さん講演会 - Arisanのノート

    月曜日、元朝日新聞記者の植村隆さんの講演会が、エルおおさかであったので行ってきた。 正直、私はこれまで、この件は植村さんにも多少の落ち度があったのではないかと思っていた。だが、実際に話を聞いてみて、そういう問題ではなく、巨大で不当な暴力が一個人に押し寄せているという現実を実感した。植村さんは、その力と必死に戦っている。 事実関係で、とくに私が知らなかったことをいくつか書いておくと、まず「慰安婦」問題について植村さんが書いた記事は、91年の年末ごろに、韓国で元「慰安婦」の女性が初めて名乗り出たことに関する二つの署名記事のみである、ということ。つまり、有名な吉田清治氏の証言に関することや、「慰安所設置に軍が関与」というスクープ記事などの報道には、植村さんは一切関与していないのだが、なぜかこれら全てを含めた朝日の「慰安婦報道の主犯」の如くに扱われて、植村さんはバッシングを受けている。まず、これが

    植村隆さん講演会 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2015/02/27
    "おそらくこの言葉の氾濫の裏には、自分たちの失墜や不安を外部の何者かの悪意と攻撃によるものと考え、自分たちを犠牲者・被害者と思いたいという、日本社会全体の漠然とした願望が込められていたのだと思う。"
  • 『圧殺の海』 - Arisanのノート

    幸久・影山あさ子共同監督によるドキュメンタリー映画『圧殺の海』をようやく見た。 辺野古の基地建設反対闘争の現状を捉えた、たいへん重要な作品で、是非多くの人に見てもらいたいと思った。 私は、この映画の映像の何割かは、すでにDVDで見ていたのだが、こうして映画館で全体を見てみると、DVDには含まれていない貴重な部分も多く、比較にならないぐらいに強烈な印象を受けた。 強引に推し進められる基地建設の暴力性は、画面を正視できないほどで、上映中、何度もため息をついた。 そこで実感されるのは、もちろん海上保安庁(いわゆる海猿)や、施設局などの役人や、県警や、あるいは政治家たちによる、直接・間接の暴力の酷さということもあるが、それ以上に、その人たちをも含めた沖縄という土地の全体に圧し掛かっている、米日両国による基地と戦争の押し付けという構造的暴力の重苦しさだ。 この映画を見ると、沖縄が、もちろんずっと

    『圧殺の海』 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2015/01/08
    "そこでの隊員たちの様子を見ていると、彼らが、すでに戦場に駆り立てられていく兵士たちと同じ精神状況に置かれつつあるのではないかと思わざるを得なかった。"
  • この道しかない - Arisanのノート

    風知草:要するに、人を見る目=山田孝男 http://mainichi.jp/shimen/news/20141208ddm002070118000c.html 上は、毎日新聞の山田孝男氏の記事。 概要は、自民党300議席越えという各社の衆院選情勢調査の結果に触れ、現在はかつてと違って、政治家のイメージなどテレビやネットにおける宣伝戦略が物を言う時代になっているということを、イタリアの政治学者の新著を紹介して論じている。例にあげられているのは、かの地のベルルスコーニ政権の与党だ。 だから、そうしたイメージにまどわされないで、有権者はしっかりした目を養わなければいけないし、政党の側(特に「健全な野党」たるものは、ということだろう)も、現実的な「別の道」を提示すべしというのが、山田氏の言いたいことだろう。 まさに教科書通りのリベラル市民社会論だ。 このような傾向、つまり旧来型の政党政治からメデ

    この道しかない - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2014/12/09
    そして「よき臣民になりたいと欲しているような社会」であることを覆い隠すために、お前達は「有権者」なのだ、棄権する奴は人間のクズだ、とかいう宣伝がなされる。
  • 橋下「見直し」発言について - Arisanのノート

    http://www.asahi.com/articles/ASGBP3RLBGBPPTIL00C.html ここでは何か、橋下市長が在特会側の主張を聞き入れて、(差別・ヘイトスピーチ防止のために)制度の「見直し」に取り組むことを考えたかのように書いてあるが、もともと橋下氏や維新と在特会とでは、その主張の内容においても、活動のスタイルにおいても、ほとんど違いはないのだから、実際には、昨日の「面談」をいい機会にして、自分が思っている政策を実行に移す、そしてそのことを正当化しているだけであろう。 政策といっても、この人の場合、いや、橋下氏ひとりに限らず、今の日の多くの政治家に見られる傾向だが、その眼目は、「よりよい社会や制度」を作り出すということではなく、特定の対象、とりわけマイノリティへの攻撃を行うことを通して、権力や権益の確保を図るところにある。 攻撃的な社会が、彼のような政治家を産み出

    橋下「見直し」発言について - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2014/10/22
    在特会をヒールに見立てればどんな差別者であってもベビーフェイスを気取ることができる。まさに良心のバーゲンセール。
  • 辺野古基地反対の集会に参加して - Arisanのノート

    5日、日曜日に辺野古基地建設に反対する集会とデモが大阪であり、参加してきたので、そのことを簡単に書いておきたい。 この日の集会は、辺野古の基地建設反対の取り組んできた、大阪の11の団体が手を結んで行われたとのこと。 会場では、影山あさ子さんたちが撮影したDVD「速報 辺野古のたたかい」の7、8月分が上映され、現地の様子が生々しく伝えられた。 また、この間に、関西から辺野古へ応援のため出向いた人達、これから行く予定の人が壇上に並んで、報告と共に、それぞれの思いを語った。 関西でも、この事柄に取り組んでいる人は、長い人はもう10年以上になる。また、最近関心を持つようになって、矢も楯もたまらず行動に移った人たちも居る。現状に対して、それぞれの思いのあることが、よく伝わってきた。どの人の言葉も、重さと熱意のこもったものだった。 特に印象深かったのは、長年辺野古に関わってきたが、事情があって、ここ数

    辺野古基地反対の集会に参加して - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2014/10/09
    "つまり、基地反対の問題は、他人(沖縄)のために、ということでなく、自分自身の問題として、反対を貫くのでなければ、ほんものではない、ということだと思う。"
  • 前回への補足 - Arisanのノート

    前回書いたことに、一点だけ補足します。 今回の「反日デモ」に対する、運動内部からの(かりに、こう言っておきます)批判として、「なぜ仲パレと同日同時刻にデモをぶつけたのか」とか、「仲パレに参加しながら、自分たちの主張を表現すればよかったではないか」といった意見がある。 僕は、こうした意見が出るのは、このデモの意図するところが、よく理解されていないからではないかと、思う。ここでは、便宜上、特に後者の意見(仲パレに参加しながら、批判を行えばよかったではないか、ということ)に関して書いてみる。 あくまで僕の考えだが、このデモが、仲パレに対する批判として発している重要なメッセージは、おおまかに言って二種類ある。 一つは、仲パレが、植民地主義に代表されるような、日政治や制度、あるいは社会における根的・構造的な問題への切り込みを行っていない、もしくはあえて禁じているように思われるので、そのことへの

    前回への補足 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2014/08/01
    その「小さな差異」も、決して小さいものではないのだし。
  • 「(通称)反日デモ」について - Arisanのノート

    日曜日に、京都で行われた「(通称)反日デモ」に参加した。 ファシズム化、軍事国家への道をひた走っている今の日において必要なデモというだけでなく、非常に好いデモだったと思う。 それは、参加していて、自分のなかに抑圧を感じなかったからだ。何か一番大事なところで無理をして、言いたくないことを言ったり、言いたいことを言わなかったりということがない。 むしろ、「反日」という、いま最も否定的な意味を押しつけ貶められている言葉に向き合って、そこに込められているものを通して、一番言わなければいけないことを、人びとに向って(「過激」に思われようとも)訴え続ける。 これは、滅多にない体験だったが、それが当たり前であるようにしていかけなければ、今の世の中の流れは変えられない、とも思った。 だがネットなどを見ると、このデモが何かネガティブな行動であるかのような印象で語られているのを目にする。 たしかに今では(司

    「(通称)反日デモ」について - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2014/07/24
    「反日」とはニッポンを問うこと。「ヘイトスピーチ」やそれを撒き散らす者も、エイリアンのように異世界から突如として現れるのではなく、反省なきニッポンの歴史自体に、そういうものが沸いて出る必然性がある。
  • 小泉氏の脱原発発言 - Arisanのノート

    小泉元首相が脱原発を語り始めたことが、日米のマスコミを賑わせたり、巷や、また国会でも話題になってるようである。 小泉氏の名を聞くと、いつも思い出すことがあるので、書いておこう。 どの選挙だったか忘れたが、小泉首相の人気が絶頂の頃、僕の住む町にほど近い駅前に、国政選挙の応援演説にやってきたことがあった。 その駅は、郊外を走る私鉄の各停しか止まらない小さな駅で、そんな地味な場所に、連日ニュースやワイドショーの画面を席巻しているあの人物が来るとは俄かに信じがたかった。僕は当時も今も、根っからの反小泉を自認しているのだが、それ以上にミーハーなので、一目物をこの目で見ようと、いそいそと出かけて行ったのである。 着いてみると、駅前の小さな広場は、すでに人で埋め尽くされていて、演説用の選挙カーの正面には入りこむ隙間もなかった。それで仕方なく、僕は選挙カーの裏側の、薄暗い小さなスペースに立つことにした。

    小泉氏の脱原発発言 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2014/01/30
    "このシステムの、直近における最大の責任者ともいうべき、小泉氏の政治的責任から、決して目を背けてはならない。小泉政治こそ、被災者、被曝者が苦しめられる、この現状を生み出した、当のものなのだ。"
  • スターリンを支えた世代 - Arisanのノート

    スターリン―政治的伝記 作者: I.ドイッチャー,上原和夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1984/07メディア: 単行この商品を含むブログを見る 引き続き、ドイッチャーの『スターリン』を読んでいく。 ところで今日、大型書店に行って岩波新書の棚を見てたら、この著者の『非ユダヤ的ユダヤ人』があった。いまだに読まれてるんだな。岩波新書の「ユダヤ人」関連では、このと、サルトルの『ユダヤ人』だけは、ずっとある。どちらも、日当によく読まれた時期というのは、僕は知らないんだけど。 ドイッチャーの代表作のトロツキー三部作は、あの小沢一郎も若い頃に読んだというぐらいだから、日でも左翼を中心に広く読まれた著者だったのだろうが。 さて、こののなかでドイッチャーはこんな問いを立てている。 スターリンは、その(革命後の)恐怖政治の故に、フランス革命時のロベスピエールに比されることが多い。だが

    スターリンを支えた世代 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2014/01/07
    "「新しいインテリゲンチャ」層の非政治的な精神性は、このようなスターリン政治の性格に規定され、順応するものだったといえるだろう。"
  • 「テロリズム」について - Arisanのノート

    国会周辺での抗議行動やデモをテロリズムにたとえた、石破幹事長初め自民党関係者の発言は、当然ながら大きな非難を受けた。 昨日もこの件について少しふれたが、あらためて思うことを書いておこう。 テロリズム、テロリストという言葉は、歴史的にはさまざまな変遷があろうが、2001年のいわゆる9・11以後の国際社会では、いわば「われわれの敵」を意味する語として用いられてきたと思う。 社会から排除し、捕まえ、場合によってはその場で殺しても構わない人間、つまり法や人権の外にあるような人間を、国家や国家連合(世界新秩序)が指定し、そのように扱うことを正当化するための、問答無用の言葉として、「テロリズム」や「テロリスト」は使われ、定着してきたということである。 それは、アメリカによるアフガンやイラクへの侵攻・占領と深く結びついており、当時の小泉政権は、自衛隊を派兵するなど、それに積極的に協力した。 当時、小泉首

    「テロリズム」について - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/12/05
    なるほど。要は権力が自分らにとって面白くないものを「テロ」と呼んでいるに過ぎないのだから、むしろ"テロ上等"と返すべきってことか。
  • カウンター行動と朝鮮学校排除 - Arisanのノート

    11月4日、京都で、在特会などによるヘイトデモが予定され、それへのカウンター行動が呼びかけられていたので駆け付けた。 この日は京都でのカウンター行動としては最大規模の人たちが参加したとのことで、大変熱気のある行動だったと思う。 この前日、神戸であった同様の行動にも出向いたのだが、そちらは、大量の警官に規制されながらもカウンターの人たちは懸命に頑張っていたが、人数はあまり多くなかったと思う。 僕自身たまにしか参加しないので、書きにくいのだが、最近、大阪など関西のカウンター行動ではあまり人が集まらないという話をよく聞いていて、この日もどうなることかと不安を抱きながら現地に行ったが、着いてみると多くの人が集まって熱気に満ちた雰囲気であり、僕がこういうのも何だが、たいへん心強かった。 それで、河原町と烏丸の交差点で、夕方までみんなに混じって行動した。 排外主義のデモに対して、許してはいけないという

    カウンター行動と朝鮮学校排除 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/11/08
    "この国では、いわば公権力の側が、マイノリティを「敵」として認定している。そのことが、弱い立場の人たちへの攻撃欲望を抱いた者たちに、いわば「ゴーサイン」を出す結果になっているのである。"
  • 天皇の利用と使用について - Arisanのノート

    太郎「何が政治利用ですか?」 会見で陛下への手紙は「被曝問題」と明かす http://www.j-cast.com/2013/10/31187810.html人はこう言っているのだが、実際のところどうだったのか。 僕は、天皇に何らかの政治的影響力があると、氏がナイーブに信じてたとは考えにくいと思う。天皇に「直訴」の手紙を渡すことで、天皇人にではなく、社会や政治全体に対して何らかの影響を与えられると考えたのではないか。 だとすれば、これはやはり誤った判断というしかない。 何故かというと、この行動は結局は、天皇という存在を使用(利用というよりも)することで、原発を維持し、現在の体制を存続させようとうる人々のやり口を正当化し、強化する結果しか生まないからだ。 いま、実際にそういう流れになっている。 与野党の政治家たちは、この山氏の行動を「天皇の政治利用」であるとして非難している

    天皇の利用と使用について - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/11/02
    "体制維持のために天皇を利用し使用する権力のやり口は、いまのこの国の反人権的な体質を如実に映し出すものだといえる。"
  • 慰撫と欲望 - Arisanのノート

    石牟礼さん願い お忍びで実現 皇后さま 「胎児性水俣病患者に会ってください」 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013102902000238.html 天皇と皇后が、水俣病の被害者に会うということが発表された当初から、今回の熊訪問では、これまでになく天皇の存在を用いた国民的な和解のメッセージが強調されているという印象を受ける。 大震災で拍車のかかった、弱者切り捨ての新自由主義的な政治と社会の状況、原発の強引な推進、安倍政権の極右的・強権的な暴走という、何重にも重なった暴力的な現実のなかで、弱者を包み込む装置としての天皇制の機能をフルに活用することで、国家による統合を維持していこうとする政治の思惑が、かつてないほどに強力に働いているのだろう。 とりわけ今回の訪問では、天皇以上に皇后の存在が前面に押し出され、「皇后と弱者」

    慰撫と欲望 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/10/30
    "殴り続ける行為のなかで、気まぐれのようになされる計算ずくの慰撫は、天皇や皇后の私的な思いの如何に関わらず、欺瞞であり、暴力を補完するものでしかありえない。"
  • 非歴史的な態度 - Arisanのノート

    風知草:グローバルの壁=山田孝男 http://mainichi.jp/opinion/news/20130520ddm003070103000c.html この記事を読むと、今回の一連の橋下発言に対する内外からの抗議・批判が、日政治家や大衆のなかに、どのような反応を生じさせたかがよく分る。 それは、『「慰安婦」制度は必要だった』という橋下の発言内容を「口にするべきではない真実」として内輪で密かに共有することによって、強者(アメリカ)への従属という処世上の要請と、新自由主義的な社会に適合した狭小で排他的な国民的自己意識(プライド)の確保という欲求との、両立を図ろうとする退行的な態度である。 端的に言ってしまえば、この社会の大勢が今回の出来事から学んだのは、こういう姑息な逃げ道を作ることだけだったのだ。 安倍首相は橋下発言に関して、「自分たちの立場とは違う」というようなことを言ったが、そ

    非歴史的な態度 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/05/22
    "欺瞞のための空言を操って、生きた人間と歴史の体験を愚弄しているのは、決して橋下一人ではないのである。"
  • 橋下発言が露呈させたもの - Arisanのノート

    慰安婦問題、風俗業をめぐる橋下氏の発言要旨(朝日新聞デジタル) http://www.asahi.com/politics/update/0514/OSK201305130144.html 今回の橋下の発言を最初に知った時、まず思ったことは、この言葉自体がひとつの凶悪な暴力であり、元「慰安婦」の人たちはもちろん、性暴力や差別を被ってきた人たちにとっては、セカンドレイプに等しいものだろうということだった。 そして、そんな暴力が許容されるどころか「口外しないほうがよい音」として暗に肯定されてしまうという、この僕らの社会の醜悪さを、彼の発言に同調もしくは黙認する者たちの言動(例えば「不用意な表現は国益を損う」!)を介して、橋下発言は被害者達を含む我々のすべてに突きつけた。 この意味で、この暴言の(暴露的であると同時に)脅迫的な効果は二重なのだ。 橋下は、日が「レイプ国家」呼ばわりされることを

    橋下発言が露呈させたもの - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/05/17
    橋下徹という存在はニッポン人のドス黒い本音を映し出す「鏡」のようなもの。
  • 欺瞞に満ちた安倍答弁 - Arisanのノート

    安倍首相は、先の猪瀬知事のトルコに関する問題発言と同様に、排外デモやネットを含むヘイトスピーチに関しても、それを支持の拡大ばかりでなく、統制強化のための手段としても利用したいらしい。 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130507-OYT1T00902.htm?from=main1 http://www.asahi.com/politics/update/0507/TKY201305070355.html?ref=com_rnavi_arank 改憲への動きは無論のこと、原発推進や閣僚の靖国参拝、朝鮮学校排除などの差別的な政策など、どこを見ても、安倍政権の政治そのものが、国家に従わない者の存在と生存を許さないという、根的な差別性・否定性を社会に蔓延させる最大の力となっていることは明らかだ。 排外デモが、ネットの上から「路上」へと登場したこと

    欺瞞に満ちた安倍答弁 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/05/08
    ヘイトスピーチの表面的な過激さのみを問うことによって、社会に蔓延る差別自体はむしろより巧妙で悪質なものへと"洗練"される。
  • 鶴橋の排外デモ・水路を開く者 - Arisanのノート

    自分は行けなかったので、詳細が分からないのだが、24日日曜日に、大阪の鶴橋で在特会によるかなりの規模(100人ぐらいという説もあるが、もっと多かったのかも)の排外デモがあり、それに対する有志による抗議の行動も行われたそうだ。 抗議行動に参加した方たちには、心から賞賛とお礼の言葉を送りたい。 この日のデモでは、「朝鮮人」という言葉が大声で連呼され、ゴキブリ殺せとか、死ねとかいうような絶叫がそれに重ねて繰り返されてたらしい。 ヘイトスピーチとか言葉の暴力といった言い方さえふさわしくないような、直接的な憎悪と脅迫の撒き散らしである。 最近は東京の新大久保でも、同様の在特会など排外主義者によるデモが、毎週だか毎月だか行われていて、やはり「朝鮮人を殺せ」だとか「ガス室に送れ」だのというシュプレヒコールやプラカードが掲げられ、コリアタウンの営業にも大きな支障が出ていると聞いていたが、東京に比べるとこう

    鶴橋の排外デモ・水路を開く者 - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/02/25
    過去への無反省と開き直りはついに省みられることなくむしろニッポン自体のアイデンティティとして慢性化し、在日朝鮮人という存在が鏡となってそれを映し出している。
  • 初めの一歩として - Arisanのノート

    この東京新聞の社説は、先日批判を書いた朝日の社説とは雲泥の差であり、こういう真っ当な記事が今後さらに増えて多くの人たちの心を動かしていくことを望みたいと思う。 無償化見送り こんな時こそ太陽で http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013012602000109.html ただ、やはり一言言い添えておきたいことがある。 もちろん、大新聞の社説というものは、社会全体、読者総体の考えや情緒を勘案して、説得的・効果的な立論や表現を選ぶということが、特に重要であるだろう。 今の日社会の大勢を考えると、この記事のような論調が、最善のものなのかもしれない、とは思う。 だが、だからこそあえてはっきり書いておきたいのだが、朝鮮学校が無償化から排除されてはならないのは、あくまで当り前の話なのだ。 今回、ぼくが知る限りでは、日の大新聞で

    初めの一歩として - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/01/27
    これは他の大新聞の社説があまりにゴミカス過ぎるゆえに東京新聞が相対的に「真っ当」っぽく見えるというだけの話。「開かれた存在」にならねばならないのは日本の国家と社会の方だという主旨自体に異存はないが。
  • アルジェリアの事件について - Arisanのノート

    アルジェリアの事件に関しては、一言だけ言っておきたい。 それは、今回の出来事と日政府の対応が、福島原発の事故に関するものと同じに見えるということだ。 福島の原発事故は、現在も実際には収束の目処がまったくたたない中、危険な被曝労働がいつ果てるともなく続けられている。周辺住民の人たちも、健康で安心の出来る生活を断念するのでなければ、いつ元の土地での暮らしに戻れるか分からない状態である。 被曝の被害と危険は、増大しながら続いているのであり、実際には日中の人たちが、日々その脅威にさらされて生きているのだ。 それなのに、今の自民党政権は福島の事故を無かったことのようにして、原発政策を推進し続けようとしている。多くの有権者も、それを支持している(投票の棄権という仕方も含めて)のが実情だ。 それは、国も資(電力会社や財界)も、「国際社会」(核の体制を維持したい人たち)とやらも、これまで得てきた権益

    アルジェリアの事件について - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/01/25
    社会全体の格差と差別の現実を隠蔽するための「顕彰」というグロテスクなメカニズム。
  • 朝日新聞の社説について - Arisanのノート

    朝日新聞をとってないので、よく話題についていけなくなるのだが、今日(9日)ツイッターを見てたら、朝刊に載った朝鮮学校無償化排除問題についての社説のことが、悪い意味で話題になっていた。 見てみると、言葉遣いは一見丁寧だが、確かにたいへん怖い内容の文章である。 昨日たまたまこの問題について書いたところでもあるので、この記事についても意見を言っておきたい。 http://www.asahi.com/paper/editorial20130109.html#Edit2 冒頭部分だけを読むと、朝鮮学校を高校無償化の対象から外すという安倍政権の決定に異議を唱える主張のように見えるのだが、そういう単純なことではないようだ。 朝鮮学校が「日や国際社会の価値観」と相容れないような、例えば「独裁体制を肯定するような」教育を行っているということを、(誰かの)「疑念」という言い方で実際は断定した上で、そういう教

    朝日新聞の社説について - Arisanのノート
    unorthodox
    unorthodox 2013/01/10
    朝日新聞の論調は以前からロクなものではなかったが、更なる"同化"を迫るためのネタとして無償化を利用しろと主張する今回の社説は、「リベラル」を装うことすらせず完全に一線を越えた醜悪さが際立っている。