【右】積水化学のペロブスカイト太陽電池(積水化学工業提供)/【左】東芝エネルギーシステムズのペロブスカイト太陽電池(東芝提供) ペロブスカイト太陽電池の実用化が迫っている。積水化学工業や東芝エネルギーシステムズ、パナソニックなどが25年以降の事業化を目指す。ペロブスカイト太陽電池は軽く薄く柔軟な特性を持たせられるため、既存のシリコン太陽電池が設置できない耐荷重の低い屋根や壁面などに設置できる。政府は脱炭素化のキー技術として期待しており、社会実装や普及を推進する。今年中にも導入目標を示す方針で、設置者への補助を含めて制度の検討を進める。再生可能エネルギーの電力を高く買う固定価格買い取り制度(FIT)で優遇する仕組みも今秋をめどに検討を本格化させる方針だ。 一方、ペロブスカイト太陽電池は世界が注目しており、中国や英国のメーカーなどの動きも活発だ。国内メーカーはその市場をどう勝ち抜くか。それぞれ
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