Image credit: NASA/Paul E. Alers オバマ大統領の指示により、アメリカ有人宇宙飛行計画の見直しを行っている外部有識者委員会(通称オーガスチン委員会)は8月12日、ワシントンで公聴会を開き、「スペースシャトルを退役させ、国際宇宙ステーション(ISS)を廃棄し、2020年までに月への有人飛行を行う現状のプランを実現するには、あまりにも予算が足りない」との結論を出した。 2004年のブッシュ大統領の新宇宙政策を受け、アメリカ航空宇宙局(NASA)は現在、コンステレーション計画として、スペースシャトルの後続機となる、次世代有人宇宙船「オリオン」とアレスIロケットの開発を進めている。予定ではスペースシャトルを2010年に退役させ、ISSを2015年頃に廃棄し、アレスIとオリオンを2014年に打ち上げ、2020年までに月への有人飛行を行うこととなっているが、予算削減や技術