宇宙エレベーター協会(JSEA)の活動にかかわって2年近く。とにかくやることが多く、今は12月に開く会議の準備や年会報の発行などの準備に追われている。そのこと自体は楽しんでもいる。でも、「何か違う」という気がして仕方がない。 この違和感の正体ははっきりしているし、JSEAに加わった時からわかっていた。こういうことをしていても、おそらく軌道エレベーターの実現は近づかないと考えているからだ。 JSEAは、モーターを備えたクライマーがケーブルをよじ登るモデルの模索に力を傾注している。このこと自体が間違いだとは思わない。競技会形式で楽しめるイベントにしたり、それをレゴブロックで作ったりと、多くの人の関心を喚起して軌道エレベーターを身近にした協会の功績はとても大きい。 これが問題なのではない、「これだけ」という視野狭窄が問題なのだ。JSEAが宣伝しているのは、数ある軌道エレベーターの形態のほんの一つ
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