Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)は1月21日、ソーラーセイル小型実験衛星「ナノセイルD(NanoSail-D)」が母衛星から分離したことを発表した。 「ナノセイルD」は「FASTSAT衛星」に搭載され、2010年11月にミノタウロス4ロケットによって打ち上げられたが、「FASTSAT衛星」から分離した信号が確認されず、実験は失敗したと思われていた。 NASAによると、分離理由は不明だが、「ナノセイルD」はアメリカ東部標準時間1月20日22時頃(日本時間1月21日12時頃)に「FASTSAT衛星」から分離したという。 「これは凄いニュースです。信号を受け取った時は目を疑いました。NASAは初めて低軌道にソーラーセイルを配置できました」 「ナノセイルD」の分離を受け、同プロジェクトの実験責任者のディーン・アルホーン(Dean Alhorn)氏はこのように述べた。