コロナ禍で在宅勤務向けの「広い住まい」は人気になった?――独自データで解明:希望物件の変化を分析(1/2 ページ) コロナ禍が変えた日常風景の1つと言えそうなのが、在宅勤務だ。カルビーが7月以降もテレワーク体制を原則で継続すると発表するなど、あくまで大都市圏の大企業が中心ではあるものの、企業社会に浸透しつつある。 在宅勤務には通勤時の満員電車からの解放、企業にとってはオフィスをはじめとした固定費削減などメリットも多い。反面、家族と一緒の空間で業務に従事するやりづらさを痛感している人も少なくないのでは。特に首都圏は家賃の関係から地方に比べ住宅が手狭であり、夫婦それぞれの執務スペースを維持できない家庭も多い。 「70平方メートル以上」物件の希望が増える こうした在宅勤務の浸透を受けて今後、消費者の「住まい」への好みは具体的に変化するのだろうか。首都圏で中古マンションの購入を考えている人の希望物