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クラシックとD.ショスタコーヴィチに関するushiwatatのブックマーク (7)

  • ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第15番変ホ短調Op.144

  • ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第15番への偏見 - チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

    ショスタコーヴィチ(通称タコ)の交響曲第15番は13番,14番に比べたら親しみのある音楽ですよね。 それに対し、弦楽四重奏曲のほうの15番はまだまだ「恐怖の暗黒ゲテモノ病気音楽」としての評判が高すぎるように思います。 全楽章変ホ短調で、すべてアダージョ(四分音符=80。第5楽章と、終結部を含む第6楽章の一部がAdagio molto 四分音符=60)。変態。 楽章数が6でフラット6個って果たして偶然?何かもう一つ6があればサタンの「666」ですね。。 そういえば15番だから1+5=6だし、作品番号144=6×24(のすべての長短調で四重奏曲を作曲したかったのにできそうもなくなった)、完成された1974年は第1番(1938年)の36年後(6×6) それに、ところどころ結構目立つ6度音程。 ↑ 最も特徴的なのは第1楽章176-177小節、第2主題から導かれるヴィオラの長6度三回繰り返し。臨時記

  • 「曲解」シリーズ第3回

    第3回 家庭人ショスタコーヴィチの選択 ~交響曲第5番に聴く「愛の旋律」?~ 唐突だが、私は今年で31歳になる(1999年現在)。昨年結婚もした。 ところで、私の尊敬する作曲家ショスタコーヴィチは、1937年、最高傑作と見られる交響曲第5番を完成させた。まさに31歳であった。 題名すら知らなかった小学校高学年の頃より、すでに20年のつきあいとなる、この作品を鑑賞しながら、思考をめぐらすのもなかなか感慨深い今日この頃である。 さあ、例によって、また、根拠薄弱な、「曲解」が始まろうとしている。31歳のショスタコーヴィチについて、31歳を目の前にした私が何を思ったか、綴ってゆこう。 <1> 交響曲第4番撤回の謎 交響曲第5番を語る上で絶対はずせないのが、作曲の1年前の出来事、歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」及びバレエ「明るい小川」のプラウダ批判(共産党機関紙上の公的批判。彼には「人民の敵」の

  • ショスタコーヴィチ交響曲第5番

    D.SHOSTAKOVICH:SYMPHONY No.5 in D minor ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 ~はじめに~  ~作曲背景および作品紹介~  ~第4楽章の意味するものは?~ ~演奏の違いについて~  ~さいごに~ ~はじめに~ 「ショタコーヴィチの音楽は特別な世界であり、そこに入り込むのは容易ではない。独自な旋律法、切り詰めた技法、クライマックスへの長い準備、複雑な和声法と対位法など、これらすべてが聞くものの緊張した思索の働きを求め、無自覚に演奏会へ来ることを拒む。彼の音楽がもつ巨大な力ゆえに、簡潔に理解される『美しい』という概念を、それに当てはめることはできない」    (K.KONDRASHIN) 旧ソ連において最初のショスタコーヴィチ交響曲全集を録音完成させ、また作曲家自身にも信用され交響曲第4番や第13番をはじめいくつかの作品の初演をまかされた指揮者、キ

  • ゲルギエフ&マリインスキー ショスタコーヴィチ:交響曲&協奏曲全集

    ヴァレリー・ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団 ショスタコーヴィチ:交響曲全集+協奏曲全集 DVD8枚組ボックス ・ Blu-ray4枚組ボックス 2015年4月29日 DVD&Blu-ray同時発売 ショスタコーヴィチ(1906-1975) 交響曲全集+協奏曲全集 品番:107551(DVD8枚版) 107552(Blu-ray4枚版) (ディスクに収録される歌詞、作品紹介コメントおよびドキュメンタリー映像にはすべて日語字幕がつきます) ●収録内容(各作品にはゲルギエフによるイントロダクションコメント映像がつきます) 《DVD – Disc1》/《Blu-ray – Disc1に収録》 1.交響曲 第1番 ヘ短調 Op.10(1925年) 2.交響曲 第2番 ロ長調 「十月革命に捧ぐ」Op.14 (1927年) 合唱:マリインスキー劇場合唱団 3.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 Op

    ゲルギエフ&マリインスキー ショスタコーヴィチ:交響曲&協奏曲全集
  • ショスタコーヴィチ

    ショスタコーヴィチ(1906-1975) ドミートリィ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ。 20世紀の交響曲作家で、最大の巨人と云って、ぜったいに間ちがいない。 ポストマーラーかどうかは知らない。いやおそらく、マーラーに影響を受けつつも(その打楽器と、なにより金管の偏愛多用、合唱独唱の大胆な導入、形式においては多楽章性、内容においては諧謔性、歌謡性)その音楽とは根から異なるため、ポストマーラーというカテゴリよりかは、マーラーの生み出した偉大すぎる交響曲の大樹に匹敵する交響曲の樹をうち立てた偉人、とでもいうべきか。 それは、どうしても、どうしたって系統なのだ。交響曲とは、ほんらい、気軽に量産されるべき曲種であり(古典派の時代)、ロマン派以降は、1曲や2~3曲で大作を得ている人もいて、それはそれで良いのだが、交響曲とは、形式の美であり、心情の発露であり、全てが同時存在した究極の表現形態

  • ショスタコーヴィチ第10番

    ショスタコーヴィチ/交響曲第10番に仕掛けられた暗号 ショスタコーヴィチ10番目の交響曲は、1953年、独裁者スターリンが死去した年に、ソヴィエト連邦の「雪どけ」の風潮の中で生み落とされた。彼の15曲ある交響曲の中でもその完成度の高さと内容の深さでは一二を争う出来であり、最高傑作のひとつと言っても過言ではない。 とは言え、「形式主義的」と批判された前作第9番から8年ぶりの挑戦であるこの交響曲について、彼自身は「ただ人間の感情や情熱と言ったものを表現したかったのだ」と語るにとどめている。 しかし、この曲、実を言うと、その裏に一筋縄では行かない不思議な仕掛けと暗号が隠されているのだ。ここではその解読を試みてみよう。 ◆リストの「ファウスト交響曲」との類似性 全4楽章50分という大作であるこの交響曲、初演時から「リストの〈ファウスト交響曲〉に似ている」と指摘されてきた。しかし、そこから先

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