→紀伊國屋書店で購入 「文明の衝突」の真の戦場が少女たちの体であること ただ楽しく読んでいれば良いというのなら、こんなに楽しい本はない。その昔、デズモンド・モリスに「人間の知性に対する侮蔑」と叱られたフィジオノミー(観相学)と18世紀後半というかなり専門的な議論をやった時、周辺の一寸面白い関連書という感じで、大きく見開いた瞳の中にヒト一人立っているあまりにズバリな表紙のモリス『マンウォッチング』を見つけ、一読はまってしまった。逆に、彼の名を歴史的にした超ベストセラー“The Naked Ape”(1967年初版/邦訳『裸のサル』)によって動物行動学を知ったわけだが、成り行き上、セミオティックスとかプロクセミックス、キネティックといった一種の「身振り」の記号論が流行している中、進化生物学の方からサポートしてくれるなかなか貴重な存在という印象を受けた。 ヒトやサルの外形・外観に表れたどんな要素
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